5.いくら必要なのかをしっかり把握する
家づくり会社のいう建物の予算と総予算が違う事をご存知でしょうか?
総予算とは、全ての諸経費も含めてであります。登記や印紙代や地鎮祭などから引っ越し費用まですべてです。
こればかりは、お任せコースにしないで自分でしっかりと予算組したほうがいいです。
でも 相手はプロ。これを利用している会社もよくあります。
その方法は・・・
普通、建物工事に含まれるはずの費用までもその諸経費に入れる住宅会社もいたりします。それは、確認申請費用やひどい会社などは、会社の経費や設備工事や仮設費用などまでも入れる会社もあったりします。
そうです
彼らは、これらにルールがないのを知っているから大いに利用しているのです。
いずれにしても最終的な判断は、含まない予算よりすべて含むこの総予算であります。
この総予算には、自己資金と借入資金があります。
例えば、あなたに800万の自己資金があったとします。
で、以下のような会話の注意してください。
営 業A: ご予算はいくらぐらいお考えですか?
建て主B: 土地と建物で4000万ぐらいですかね。。。
A: ちなみに自己資金は?
B: 800万ぐらいですかね
A: ちなみに年収は?
B: 700万ぐらいかな?
A: そうですか・・・返済比率から計算すると35年のローンで5000万程度お借りできます
B: え~!!そんなに借りれます?
A: 諸経費を多めに取っておいて、自己資金とあわせて5500万ぐらいまで可能ですね
・・・とまぁ こんなパターンであなたの住宅ローンと計画が組まれたりする事になります。
これ、実は返済比率40%で計算された数字なので、彼らは、この比率でどのようにでもはじく事ができたりします。
だから、昔から住宅ローン破たん者は尽きないのです。
彼らは、銀行からまとめてお金をもらって終わり。あとは、破たんしようがどうでもいい、関係ない!ということであります。
おわかりいただけますよね
気をつけてくださいね
だから 売る側にお任せコースなんてしないで、少しは勉強して、自分で計画を組むというぐらいの気構えで行動してほしいものです。
35年という期間も、しっかり考えておかなければなりません。
あなたが40歳とすれば、60歳定年や65歳まで働いたとしても、何を根拠に75歳まで払えるのか? でありますよ!
そんな意味からも 良いものを無駄なく経済的に! であります
家づくりを通じて住宅を扱う仕事は、本来マンション販売する営業マンのように売って終わりの仕事ではありません。
でも、住宅業界にいて感じるのは、この〝売って終わり、建てて終わり〟と感じさせる人がとても多いものです。
ハウスメーカーなどは、有料でメンテナンスしたりしますが、工務店でも建築家でも・・・やりっぱなしのまま放置する会社が多いものです。
家づくりというのは、引き渡しと同時にまた次のお付き合いが始まるものです。
そんなこと考えると新築の時に慌てて全てを作り込む必要があるのか?とも言えます
子供部屋の内装はまだいいか・・・
戸もまだいいか・・・
家族が増えたら隣のスペースに部屋作ったらいいか
という考え方などがあってもいいと思います
今の時代 間仕切りなども将来子供と日曜大工をして楽しめばいいかもです。
先々かかる費用等の事も考慮した上で、今最大MAXの家づくりをしなくていいと思います。
それが、本当の意味での家づくりのプロというものかと思います。
なので、言われるままの過剰な家づくりをしないで、今の自分サイズであったり、身の丈に合った家づくりをしてほしいと願っております。