よくモデルハウスや完成見学会へ行かれますけど…
今年は大型連休となるゴールデンウィークとなるので、集客力は以前に比べなくなったとはいえ、モデルハウスを建てている各社がそれなりにあの手この手で集客をするので、住宅展示場に行く人が多くなりますので、その住宅展示場に行く前の心がけや準備しておくこと、チェックポイントをお伝えします。
まずは、入居できることになるまでの流れの確認をしよう。もちろん人それぞれでプランがすぐに決まる方と決まらない方がおられますが、平均的に入居するまでに１年程度かかる方が多く、会社を絞り込めむ期間を短くでき、信頼できたら気分的に気が楽になります。
そのためには、漠然と相手を決めて、漠然と進めて、漠然と決めるのではなく、しっかりとした方向性と予算組が必要で、例えば土地から買う方と建て替える方のご予算は違うわけですから、土地の予算＋その諸経費+建築するための費用と考慮して、特に家を建てるための費用として、この住宅＆不動産業界は、さも建築本体工事が附帯や別途、その他諸経費があるのでバランスを・・・等と申されていますが、建築費用は、あくまでも建築にかかる総費用であり、別途やオプションや附帯を含む含まないのではなく総予算として伝えるべきであります。
またこのよーいドンの際には、自分たちは何の工法で建てたいのかをしっかりと意識されることです。木なのか、鉄なのか、鉄筋コンクリートなのか。価格は後ろに行くほど高くなるし、木であっても木造軸組みなのか、ツーバイでもＯＫなのか、特殊工法なのか？木の中で特殊工法はまた高くなるし、特にツーバイ（パネル工法も含む）は、先々間取り変更ができなくなるので、新築時には誰しも想像しにくいだろうが、間取りを一切変更できないので注意したい。ちなみにご存知の方も多いと思いますが、海外の住宅はこのツーバイですので、間取り変更しなくてよい間取りでしっかりと家を建てればよいのですが、それだけのプランニングをしていただけるか・・・ですね
時に建築家に頼む際は、その建築家の設計監理費は別と説明されるかもですが、希望の家を建てるためには必要な費用となりますので、先ほどの家を建てるために必要な総費用に含んで考えてますとはっきり伝えるべきであります。
しかしながら、消費者側にとってむずかしい点は、その予算の適正さであり、何の根拠でその予算で希望する家ができると判断したのかがむずかしいので、結局は、プロから言われたままの方が多いのです。
そのためには、ある程度見切りをつけておけばよいのですが、その点プロはそれを承知しておりますので、この段階では安く提示しておいて、仮契約に結んだ後に何かと割高な見積もりを出される会社は多いものです。
ですので総額費用として明確に伝えて、同じような費用の家を見せてもらうようにすればよろしいかと思います。
次に担当者についてですが、住宅展示場にモデルハウスを建てている会社は窓口になるのはこの住宅営業担当者となるので、その人との相性によりその会社で建てることになるのかならないのかと言っても過言ではないでしょう。どれだけ気に入っていて、どれだけの気持ちで依頼をしようとしても、結局は、この相性だけで決まるか決まらないかがあります。
しかし担当者は、契約するまでが担当なのでそれだけで判断するのは冷静に考えればおかしいことなのですが、今の大手ハウスメーカーとの家づくりではそのような基準となっています。ただこの最初の入り口部分では、この提案力と価格と相性を自身と合うかどうかをしっかり見極めてください。
モデルハウスの見るポイントについては、読んで字のごとしでモデルハウスというからには、単なる〝モデル〟であり、ショールームでもあり、打合せ室であり、事務所でもあるので、リアルではないということです。
モデルハウスの場合は、他社より見栄えするためにも間口が広い、建築面積が大きいということと、外壁などの仕様が豪華であるということと、その仕様や設備機器なども別途やオプションが多く、一般の企画住宅での標準仕様ではない事が多い。
モデルというからには、各社の最高のシリーズでの最高仕様である事が多く、その割に告知されている価格については安い印象を持つかもですが、それらは各社の最低シリーズの価格であり、だから価格の後ろに坪当たり〇〇万円～と書かれているのであります。
ホームページからの相談のお客さまからもメールで連絡が来ます。
- 某会社のモデルハウスを見に行ってきました！
- いい家なので見積もり依頼しようかな・・・
- 完成見学会行ってきました！
- モデルハウスも理想の家なので、頼まれた施主さんも満足しているので商談進めようかと・・・
でも、このそもそも論をよーーーく考えてみてくださいね。
その家の大きさと予算は、あなたの希望とほぼ同じようなものですか？
あなたの家づくりより、多い予算であるなら、いいのは、あ・た・り・ま・えです。できるだけ、同じ規模で近い予算の家を是非案内してもらいましょう！
ホームページにもポイントを書いておりますので、お時間あればまた見てやってください。担当者には、ひとこと「御社の家づくりと他社との違いは何ですか？」と明確に答えれるか、その違いをメモして他社にも同じことを聞けば、仕様と性能程度の違いだけで、それほどどこも差がないとわかるでしょう。過剰であれば高いのはあたりまえですので。
