建築費用=予算ではありません!?
あなたは、家づくりのご予算をどのように考えておられますか?
その予算=建築費用ではありません。
いや逆か・・・建築費用=予算ではありません。
あなたの建築費用は、おそらく総費用となると思います。
その総費用の構成は、建築本体工事+別途・オプション・付随工事+設計関連費用+諸経費+諸費用+外構費用+地盤改良費となります。
ここで、最大のポイントが、この建築本体工事ですが、これだけがいくら安くても、結局は、別途やオプション、付随工事。さらに諸経費で上積みされて調整されたらトータル金額で高くなったりするものです。
いわゆる帳尻合わせ
これらの考えの基本は、あたりまえに売る側が必ず損をしないような仕組みになっていて、表面上見えにくい別途やオプション付随工事などは、市場価格より割高に設定されているものなのです。
つまり、チラシや雑誌ホームページなどで告知している部分は、これらを除外した建築本体工事のみとなっております。
さて、ここで第2のポイントとなるのが、何が別途やオプションなのかは、不思議なのですが、この点この住宅業界では全くルールがないのです。
例えば、部屋の窓。
1か所だけ標準として2か所目からは別途であったり、よくあるのは、コンセントやスイッチの数、面格子やシャッターも別途であったり、家のカタチは、基本は四角でそれ以外は別途であったり、総2階であればOKですが、カタチが出たり入ったりする場合は、別途であったり、諸経費を本体とは 別途にしている会社もあったりしますし、その昔、網戸を別途としているローコスト住宅もあったりしました。
つまり、安く見せるためと集客する際の手として、本体価格を安くしているだけに過ぎず、あとで帳尻があうようにされているのです。
ですので、くれぐれも建築本体価格だけで〝家はできる〟とは思わない事です。
会社として経営している以上、多くの経費が必要な大きな会社ほど安ければ、原価が安いのでそれなりの家だろうと言えますし、規模が大きいのに本当に安ければ、経営そのものが危険であるとも考えれますし、ヤスク見えるだけで実際には、しっかりと比較検討すれば、モデルハウスや高給取りの営業マンや高すぎるツールや宣伝などしていない中小より、当然安くなるはずなんてないのです。
と、これを読んでいるあなただけは、常識に思うようにしましょう!
原価をしっかり押さえたり、家づくりの流れや仕組みを変えない限り、安いのは、何か必ず理由があると思った方がよろしいです。
もちろん 建売も!・・・です。
たぶん、それでちょうどいい塩梅になると思います。
■ローコスト住宅は実はローコストではない