土地探しに熱心な方ほど陥りやすい失敗例
まずは、情報として流れてきたこちらに物件をご覧くださいませ
前から見たら普通の物件なのですが、敷地図を見れば得体のしれない部分(赤マル)まで。
この使えるかどうかわからない部分をよく確認するようにしてください。旗竿地とは言わないのですが、旗竿地のような形なので、坪単価は安く感じるのですが、何もできない場所であるならいわゆる〝死に地〟と言えます。
また近くで3年以上放置されていてようやく動き出したようなこういう土地
なぜこういう状態で止めて分譲としているのかをよく考えて購入してほしい。更地で販売するというからには擁壁工事もしっかりして終えてほしいものです。
しかし写真のように現場は曖昧なまま。
これは、売る側が擁壁工事をしないで売る。工事をした場合は、土地は相場なりの価格で売れなくなる。売主も負担したくない そんなことが現場で読み取れます
その結果購入者が、写真のように外構工事や基礎工事で負担することになるのです
これって買主の方は竿あたりまえかのように感じているかもですが、土地価格から擁壁費用を引いてもらってもよいぐらいですよ と私は思っております。
中古住宅もこのような発想で土地代がいくらで、建物代がいくらでという査定をしてもらってほしいものです。建物が200万なら買うのか500万ならいらないのかなど検討できますし、使えないなら解体費用として土地費用から抜いておいてほしいですよね。元々更地に家を建ててその家が使えないのであれば、その解体費用を抜いておくべきではないでしょうかね。
ところが現状は土地代にプラスをして販売されていますからおかしな方々です。
先日西成区の花園町の真面目な不動産会社の方とオハナシしていましたが、ほんと素人相手にラクして儲ける事ばかり考えている碌でもない人が多くて、つくづく二人で嫌な業界ですね という話をしていました。
先日も現場に行く際にある不動産屋会社の担当者が、若いご夫婦へ建売の案内してましたが・・・ねぇ・・・土地から探している方が熱心な方ほど陥ることがあります。
色々な不動産屋に声をかけて、現地などにも、足を運んで、ハナシを聞いたり、目で確認したりしますが、それを繰り返すことで次第に見る目肥えていきます。同時に知識も色々と付いていきます。
で 相変わらず、納得できる物件が見つからなかったりします。
その結果、結局、最後には疲れて、進められた物件で、なんとなく妥協して、契約したりする方も多くいます。
業界人であった私も、探していた当時はもう無理かも・・・とあきらめかけた事がありったぐらいです。
で、買って住んでみたりするとやっぱりこんなはずではない!とか、早まったかな・・・などと後悔される方が多くいたりしますが、これらは、自分たちの家に対する優先順位をしっかり整理できていない場合によくあるケースといえます。
土地に関しての一長一短、メリット・デメリットなどを把握しないで、全ての要望を満たす物件を探そうとするから決めきれない事もあり、あげくに疲れて…となったりしますので、しっかりと優先順位をつけて、見極めていくようにすれば、必ず妥協できる物件が見つかるはずです。
疲れて、その優先順位が高いものを妥協するような事をすれば、後悔が多くなったりしますので、優先順位の低いものを妥協するように致しましょう。同時に物件を見るたびにハナシを聞いていると優先順位が整理できなくなったりするケースも多いですのでれぐれもお気を付けください。
特に2世帯などの場合は 親世帯と小世帯で要望が、全く違うケースもあったりしますのでその点も整理が必要と言えます
いずれにしても、整理して希望条件を把握するという事が大切と言えます。