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坪単価のカラクリ!?

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坪単価の話なのにいきなりハルカス。

 

ウィキによるとこのハルカスは、延床面積352,981.73㎡で工事費760億なので、㎡あたり21万ちょっと。つまり坪71万となるようですが、これって大手のハウスメーカーの住宅より、各段に安くできているって凄くないですか?ハルカスが凄いのかハウスメーカーが違う意味で凄いのか・・・ですが。。。

 

ホームページからのご質問で、まだ坪単価の事を尋ねられる方がおられますので、何度もお伝えしておりますが、重ねてオハナシしておきます。

  
よくある坪単価の色々なカラクリ、実はこの住宅業界のパターンは、いつも同じ。

 

でもですね。。。買う人が一生に一回なので、売る方側のパターンが、ワンパターンでも残念ながらはじめての家づくりをする消費者に通用してしまうんです。

 
不動産会社などは、待っている人がいなくても、さも、後ろで待っている人がいるように説明して、急かして結論を出させようとします。

 
早くしないと売れるかもしれない・・・という心理を突いているのですが、先日もあるお客さんからそんな相談を受けたので、一度断ってみてください!きっとまたノコノコとメールか訪問してきますよ!とアドバイスをしたら、案の定、交渉に応じますとメールが来たりしたらしいです(^J^)


こんな事含めて、買う立場である消費者側の環境は色々と変わりましたが、売る側はパソコンやソフトによるCGなどを駆使して新しい道具を使っているかどうかぐらいで、基本的に昭和の時代からこの心理作戦のパターンはなんら変わっていないんです。


で、よくあるカラクリをご説明しておきます

 

  1. 安さを強調している広告で〝自由設計〟というが100%自由ではないのがほとんどです。あるルールの中で自由設計にするというセミオーダー式が多いです。つまり、こちらのレールに乗っかれば・・・という条件がつきます。
    仕様などは、ほぼ決まっており、ある会社などは色と柄しか選べないのを自由設計と呼ぶと言い切る会社もありました(笑)
      
  2. 企画住宅ということは、現場のおさまりも仕様も統一されているのがほとんどで、細かい部分の図面は最初から既に用意されていてそれを該当するか、しないかのチェックしてコピーするだけ。だから全て同じような家に見えますが、それでも設計費は、それなりの金額です。

    てな事になれば、何のための誰のための企画住宅なのか?と疑問を感じるばかりです。

  3. 諸経費というのがクセモノ。建築本体工事をできるだけおさえて見せておいて、諸経費を別途として計上したり、それを高く計上すれば、帳尻あうわけです。
    本体価格1200万でもその他費用として600万必要とするならば、結局は1800万となりますが、これを本体価格1500万でその他費用300万となんら変わりはないのです。

    よって諸経費部分だけを比較してもあまり意味がないので同等のプランと仕様と性能であれば、必ず設計費用を含めたトータル金額で比較検討する事です。

  4. オプション工事もクセモノで、オプションというのは、お客様の要望で追加された項目。つまり少々価格が高くても、本人が希望しているので、きっと注文するだろう・・・と判断しているわけです。


という感じで、安い理由、安く見えるだけの理由はきっとなにかあるのです。

それをよく理解した上であなたは冷静なご判断をしてくださいね。

 


■目先の価格にとらわれないで冷静にご判断しましょう

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