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空間のゆとり〝吹抜け〟について

時々間取りを見て疑問に感じる事があるのが吹抜け。

 

プラン力がない設計者は、採光が望めない空間に吹抜けを取っている事がありますが、この吹抜けは上手に活用すれば、家全体が明るくなります。

 

事例で見てみましょう。

 

堺のSさんの家 

 

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立地的に採光が厳しい場所でしたので、この場所の明かりをリビングに落とすようにしました。

 

もう一例は吹田のTさんの家

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こちらも家族が集まるリビングに大きな吹抜けをとられました。

 

このような吹抜けも〝ゆとり〟や〝遊び心〟も生まれるのですが、予算的にとても上がることを考えてしまうのではないでしょうか?

 

では、見積する立場で考えてみましょう。

 

吹抜けのある場合とない場合の違いは、1階の天井と2階の床でこれらは減額となります。2階部の窓は、部屋でもあると仮定すると減額はこれぐらいでしょうか。

 

では、増額部分を考えてみると床がないのですが、2階の天井の仕上げ材を貼るときにどうしましょうとなります。その際に内部足場というものが必要となりますので、その文の費用が仮設工事で増えます。

 

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あと最初の堺のSさんのように吹抜けに面した部屋の内部建具窓も必要となりますし、吹田市のTさんの家のように吹抜けに2階ホールや廊下が面してる場合には、手摺が必要となります。

 

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照明器具の位置もなにかと工夫しなければいけないですし、吹抜けの窓の開閉や掃除も考慮しなければいけませんので要注意です。

 

天井に着くシーリングファン(扇風機みたいなもの)は、やはりどなた様も付けておられますが、吹抜けに部には必須アイテムと言えるかもです。

 

ちなみに2階で吹抜けが欲しいと言われた場合はどちらかというと吹抜けというより吹き上がりという感じです。

 

写真は東住吉区のⅠさんの事例ですが、屋根勾配に合わせてできるだけ天井を高くします。参考までにこちらの方は、壁にエコカラットを貼っておられます。

 

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しかしながら、空間が広くなるという事は、容積が大きくなっているので光熱費にも影響がありますので、くれぐれも断熱性に神経質になってくださいね

 

 

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