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不動産業界は変われるのだろうか?

令和になりましたが、家づくり業界や不動産業界は変わるのでしょうか?

 

建築業界では、不動産業界のような協会というものが薄いので見えない部分が多いのですが、不動産業界では協会がハトとウサギでわかれており、どうもその監視と言いましょうか、縛りがあり、それが原因で余計に変われない気がしております。

 

そんな不動産業界で理想の仲介業ってどんなのだろうかを考えてみます。

 

 

私が子供の頃などは、覚えているのは店の前に張り出されたい枚の紙切れに、和4.5、洋6、台所6風呂付などと書かれた紙切れがいっぱい貼られていたり、電柱にも貼られていたり、新聞にも小さく掲載されていた記憶があります。今みたいな写真などはなかったです。

 

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その他には、折り込みチラシとしてはいって、分譲だの中古だの大量に配布されて、問い合わせがあったお客さまに対して、営業をしておられましたが、情報はかなり閉鎖的でだからこそその情報がさも価値があるかのように扱われ、それがいわゆるアナログ的に行われている時代でした。

 

それからパソコンを使って情報が集まるレインズという名で、不動産会社だけが知ることができるサイトとして登場して、幅広く情報が知れ渡るようになり、その後専任媒介契約を締結した場合には、レインズに情報を登録しなければならないルールができて、強制的に入力しなければいけなくなったのです。ですので違う不動産会社を訪問しても、同じ物件を紹介されるのはこれらが理由です。

 

その後ネットが一般化して消費者向けのポータルサイトが沢山出来て、消費者は情報を集めやすくなっています。(いい情報化は別)

 

仕事の報酬となる仲介手数料は、よく売り主求む!とあるように売主を見つけたら売主から確実にもらえ、買主を見つけたら買主から手数料をもらえるようになっていますので、消費者向けのサイトに登録して、買主まで見つかれば手数料が両方から入ることになるのですから、そちらに登録する会社が増え物件が増えるという理屈になります。

 

しかしながら、情報が消費者でも気軽に仕入れることができる時代になったので情報が命だった時代とは少し意味が違ってきています。

 

しかしながら、中古住宅などの情報が事細かく調べられて消費者が安心して買えるということになったわけではありません。この中古などは現状渡しとされ続けていて、消費者はよくわからないまま買うことを決めなければいけないので、中古住宅市場がいつまでも活性化しないから、最近、建物の状況調査を実施するかどうかを確認することを義務付けされましたが、売り主からすれば、お金を掛けて評価をわざわざ落とすための根拠となりかねないですし、買主からすれば調査した結果不安であれば買わないということになりますので、市場の活性化になる要因とは言えないと思います

 

これらも消費者からすれば、状況調査をしてどのように対処すべきなのかをアドバイスしてくれなければ最終判断ができないと感じております。

 

おそらく中古住宅の購入を検討されている方は、どのような状態でどのように対処してどれぐらいの費用が掛かり、それらの費用を含めて、全体的な予算として可能であるのかどうかが知りたいと思いますが、買ってからでないとリフォーム工事費は出せないとか、中古住宅購入は住宅ローンで可能だが、リフォームについては短期間で金利が高い融資となれば、二の足を踏むのはあたりまえです

 

中古を買うにしても、建売を買うにしても、窓口となる不動産会社はあなたの事を調べて借りることができる可能な額で家づくり計画をしようとされますので、くれぐれもご注意いただきたいです。できる限り自分で銀行を調べることをおススメします

 

これまで不動産会社の消費者へのかかわりを見てきましたが、例えば、仲介手数料をマックスに頂くのであれば、それなりのサービスや対応をしっかりしてほしいものです。 

 

消費者は弱い立場なのでプロとして横について不動産購入を安心してできるようにサポートするという役割であってほしいと願っております。そうでなければ、仲介会社や担当者を介さずに購入できる時代が来た場合は、必要となくなってしまいます。

 

今後ますます溢れることになるであろう情報を整理してあげることができて、適切なアドバイスができれば、きっと必要とされるでしょう。

 

また理想は、売り主の仲介会社と買主側の仲介者が正当に交渉する事があたりまえになっていくのではと思われますが、是非そうなってほしいです。お互い利益が相反するわけですからあたりまえと言えば、あたりまえだと思っております

 

また他には建築業が空き家などを抑えて、建築的にしっかりしたリフォームをした上でそれをリースすれば、良い住まいになるのではなかろうか?

 

 

おそらくこれからの世代は土地を持つことなどにそれほど執着がないと思いますので、それならば、建築会社など地主になれば理想ではなかろうかと思ったりもします。

 

いずれ病気やけが、階段の上り下りが大変と感じたり、認知になる可能性やご夫婦どちらかに先立たれることを考えると家を簡単に変えることができる方が良いのでは?とも思っておりますが、これから先の時代 大きく価値観が変わるのでは?と思っております。

 

housenet.jp