不動産業をしたからこそ言える事
不動産業をして4年目になる。実質仕事はしていないようなものだが、ご縁があって業界には何らかと携わることができている。
建築士に次いで2つ目の国家試験でサムライ(士)となる宅建に合格した際には、それこそこれからだ!と思っていましたが、業界が業界だけにそう簡単にはいかない。
言うまでもなく私は資格オタクというわけでもありません。建築士の免許を持っていてもプランができない無知な1級建築士は、サラリーマン時代に腐るほど見てきましたので。当時から宅建士でおそらく近くに動きもいい安心して任せる人さえいれば、私が必至で勉強をして資格を取ることはなかっただろう。
サラリーマン時代から色々な人脈で色々な不動産業の方とお会いしましたが、どうも既成の枠といいましょうか、固定概念といいましょうか、なぜそういう考えになるの?なぜそういう風にしかできないの?という対応が多かったです。
特に印象的だったのが、自ら売り主を見つけた時の態度は凄かった。
御社の建築条件付けましょうか?
こちらには工事費の何%払えますか?20%とかもらえますか?
と。売主見つけて住宅の事を何もしなくて20%。はぁ?何考えているの?常識超えているよ!と言ったら、払ってくれるところはあるのでそちらにします!と態度が急変した不動産会社の方がおられましたが、あれは露骨でひどかったなぁ。
他には、こちらからご紹介するお客さまの土地の情報時にいればその仲介をお願いできますか?と相談したら、
上に建てる建物の紹介料ももらえますか?
弊社で土地紹介したら弊社が紹介する工務店で建ててもらわないと・・・
てな具合。こいつらほんとバカばっかりだなぁ~と感じる方ばかりでしたが、これまで色々な不動産業界の方々とオハナシをしましたが、正直碌な人と会わなかった。
奈良で不動産経営している方が
集会があっても、ラクして儲ける事ばかり考えている人の集まりですよ!
なんて事を耳にした事もありましたが、ほんと今となればよくわかります。集まれば、悪知恵働いてみんなで儲けましょう!と消費者完全無視しています。
まして、資格を取る際に民法や宅建業法なども、しっかりと学ぶはずなのにこの不動産業界は、なぜか杜撰。なかでも、建築の事などは、宅建の試験のためだけであり、この程度の知識だけで、家の売買価格を査定したり、建築の事よくわからないからと言いながらも、家を扱うってなんだろう?これって、コーヒーの事を知らない人が、コーヒー売っているのと同じだと思う。
それなのに新築の建て売りなどもしたりして、中古の建物も売ったりしているから、消費者は不動産業界の方々は、家づくりでもプロだと思われているが、間違いなくプロではない。流通させることだけが仕事なので、どんなもの(質問わず)でも法に触れなくて、流通すれば良い。仲介しているだけで家づくりに関してプロとは言えないという事を消費者もしっかりと気づくべきであります。
建築の事 さっぱりわからない!と堂々と言われてますよ。不動産業界の方は…。知ってるふりをされても、こちらからの質問に答えれないからすぐにばれますし…。
アナログの時代のままで、宣伝しても、しなくても同じ手数料。
不動産会社が見つけてもお客さんが見つけてきた物件を仲介しても同じ手数料
商談回数が多くても 少なくても同じ手数料
手間が多くても少なくても 同じ手数料
ベテランの経験者が対応しても新人が対応しても同じ手数料
これ 普通におかしくないですか?あのどこでもとる仲介手数料って最大というだけで、上の件はどんな明細になるんですかね?
おかしいですよね?
売り主には、少しでも高く売ります!
買主には、少しでも安くしてもらいます!
で 利益相反の両方の仲介が堂々とできる。
やっていておかしいと感じないの?
その買主の将来設計や資金計画などはノータッチで無茶でもローンが組めるかどうかだけで住宅ローン破綻者を増やしても、自分たちはお金を手にしているから涼しい顔ができますよね? 外車乗れますよね?
ほんとやってること子供に堂々と背中を見せる事ができる仕事ではないですよ。
建物の事を知らない人たちが査定して売買している。自分たちがわからないから建物診断は建築士を絡ませる。
これらの事からも、探してもいい人がいないなら資格をとって、おかしな業界の狭い小さな概念にとらわれないで自分でカタチをつくった方がいいや!と思って資格に挑戦したわけです
資格を取れば自然に人脈も広がるので、不動産会社でもいい人が見つかったりするが、こんな不動産業界の事だから途中何回か突っ込まない方がいいかな?と思ってましたが、不動産業界の資質はほっといて、お客さんとしっかりと計画が進める事が出来て、最高の笑顔で楽しいです!と感じていただければいけばいいかな?と思っております。
海外では、仕事のランクも評価も高い不動産業。日本は真逆ですが、なんとかイメージを払拭したいものです。