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どちらがお得か? 大切なオハナシ

お正月に入る前は、あれもこれもして、本もゆっくり読むというイメージをするのですが、毎回そうはいかないものです。

 

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そんな中でも、住宅関連の本を読むとよく住宅を借りた方が得か、買った方が得かのハナシも書いています。


これは、ガスが得か、電気が得かのハナシと似たような話で、それぞれの立場の方が発信する情報の場合は、必ずご都合や偏りがあります。

 

 
ただ、賃貸か購入かを考える際に仮に毎月の支払いが家賃とローンが同じ価格であるとして考えてみるとわかりやすくなります。

 
賃貸の場合は、オーナーいわゆる大家が、自分が住まないので住宅会社にお任せコースが多いもので、そう管理までドンブリということがしばしば。

 

間取りも少々使い勝手が悪く変な間取りでも、性能はもちろん設備やモノがさほど良くなくてもコスト重視なので、ご指摘しても拘る事はない。

 
つまり、これらに加え、快適性である性能についても同じ事が言え、自分が住む家の場合には、将来にわたる快適性も求めるが、賃貸の場合は、共有部分などもあり、基本的に収支を考え、コストを重視する傾向があります。

 
となれば、同じ価格でも性能がいいはずがありませんので、快適性、住み心地、使い勝手等が明らかに違うという事を含めて検討された方がいいです。もちろん、支払い額に大きな差がある場合は これとは別のハナシです。


また、建売のチラシなどを見ていても3階建てなのに土地を含めて安い!と感じるものが多いかと思います。今の時代では、ただの胡散臭い会社にしか見えないチラシとなりますが、これらは、比較的、割高な新築マンションの市場を見ての価格の値付けをしている事が考えられます。

  

地域の家族構成や年収から 新築マンションと戦えるこの価格帯なら売れる!と見込んで建売分譲の価格をつけているのでしょう

 

だから、無理やり2区画分を4区画にしたりして小さな区画にしてまでも、価格を安くしていたりします。(ただ予想を超えて建築費が高騰しているので今の時代安ければただただ疑わしい限り)

 
さらに分譲会社でもある不動産会社などが、相続などで早く売りたければ・・・などと言い、売り主の事を考えて、大切な資産なので少しでもお金を残してあげようとはせずに足元を見ながらも売り主から土地を市場価格よりかなり安く買い、条件付けたり建物を建てて売ろうとされます。


それこそ、自由な住宅を建てたい買主を探して売買成立をさせれば、売り主もお金が残り、買主も喜んで 売主も買主も皆HAPPYとなり、商いは成立するものですが、そこに不動産会社の目論みが絡むので、わざわざ建売をして更に利益を多く取ろうとする仕組みによって、不動産価格は安く売買され、決して質も間取りもいいとは言えないただ単に疑問な建て売りがまた1棟と増えていくのです

 
もちろん、売主でもご事情があり、売り急いでいて早くキャッシュにしたい!という方もおられるので、そこでOKと言われる方は多くおられますが、売り主は素人でプロから言われたら・・・となります。

 
また、住まいについても、これからの家族構成も、さらにその先の家族構成もしっかり考えた上で家づくりのプランをしっかりと考えてほしいものです。


わが家のように親2人と子供3人で始まった住まいで、体調悪くした義母も暮らし始めて最高8人で住んでいたのにそれが義母含め両親と3人が亡くなって、子供は大きくなって、息子は東京に行き、近い将来娘二人が出たり、それぞれが家族をもち、いずれこの建物に2人、最後はどちらか1人になりますが、そうなればこんなに必要もない家となります。

 
ところが、ご結婚され、これからご家族を持たれる方は、できるだけ大きな間取りがいいですが、それを終えた家族は小さくてもいいわけです。

  

これが、日本の中古住宅をすぐに取り壊す図式となりますが、できるだけ大きな間取りを取って、壁が取れるような可変性のある間取りで暮らしで大は小を兼ねるということで柔軟性のある間取りの小さな家にするといつまでも大切に使ってもらえる住宅になるとも考えております。

 
昔の家は、小さな部屋を沢山作って廊下でつなぎ合わせていたから今では狭く感じて住みにくいのです。

 
ですので、家づくりをする際には、家づくりをする前の諸条件をクリアして、20年後30年後の自分たちの姿を想像して、是非しっかりと家づくりをおこなってくださいね

 

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