プランニングの時間について
先週末の土曜日も日曜日のお客さまも、いいお客さまで、素朴な疑問などのご質問にもお答えしたら、しっかりと聞かれ理解しようとされ、着実に前へ進めようとされ、信頼していただいておる実感があり、相談とはいえ途中に大阪らしく笑いもあり、あとはプランや仕様などの要望をまとめた上にいい家づくり会社とのご縁をつなげていくだけです。
もちろん人それぞれの価値観の違いはありますが、ホームページを見て読まれて何か感じていただいて資料請求して会って相談してみよう!と思っていただける時点で価値観や常識感の違いはないと思っておりますので、この週末であらためて山あり谷ありで難関か厳しい状況でもありました、サラリーやめて、この仕事に踏み込んで良かったなぁ~と実感しております。
私は人のご縁に本当に恵まれています。
ありがとうございます!
さて ホームページからプランニングの時間についてのご質問がありましたので、こちらでお答えします
プランニングってどれぐらい日数かかるものなんですか?
というご質問でしたが、これは正直一概に言えなくて、状況もありますので人それぞれといえます。
特に土地を買って、ご新築する方は、土地だけの先行融資が始まっている場合が多いので、その融資する銀行が住宅ローンとしてのご融資をしている関係で
「早く家を建ててくださいね!いつごろになりますか?」
と言われるので、その目安は最大で一年(例:三井住友)でお尻に期限があります。もちろん、言うまでもなく土地をキャッシュで買った場合や建て替えの場合は、期限なしです。
ですので、その期間の2カ月ぐらいでプラン打合せを3-4回ぐらいで決まる人もいれば、土地購入済みの方では、過去最高2年以上の時間をかけた方もおられますが、これは人それぞれのペースでもあり、考えでもあるのでそれが注文住宅のプランの打合せというものだと思っております。
その際のプランをした資料は、10cm以上の紙の束になる事もしばしばですが、なお、依頼する側の皆さんもある程度お察しの通り、前者のように超スピーディーに決まる場合は、営業マンが存在する会社は理想の商談と言え間違いなく喜びます。訪問は4回以上しないという会社もあるぐらいですから。
しかしながら、後者のように時間をかける場合であっても、営業系の会社であれば、どこかの段階で間違いなく仮契約を求めてきます。その理由は長くプランに時間を取られた結果、契約できなければ全てが経費の無駄となるからですが、これは相手の立場を考えれば、ご理解できるかと思います。
でも、消費者の立場で考えれば、プランも価格も見ていないのにお金を払うとか相手をいきなり絞り込むという事に無理があると思いますので、これらのバランス感覚がむずかしいのです。
だからこの場合は、プラン確定でない段階でよいのでプランに応じた見積り提案をしていただいたら良いのです。プランは修正できますからこの段階で良し悪しは良くて、見積内容がちゃんとしているのか、仕様が打合せ通りになっているのか、支払い条件など含めて依頼するかもしれない会社を絞り込めばよいのです。
それ以外の会社を一旦止めて、ここかなと感じたその会社に「御社に絞って前に進めますが、途中で対応に疑問を感じたら他の会社に変えますので今後も丁寧なご対応よろしくお願いします!」と宣言して、契約に向かって話を進めて、途中で追加が色々で始めたとか 態度が違うなぁとか話が違うなぁとなれば、本性を出し始めたとして、商談を止め、次の候補となる会社に声掛けして進めればよいのです。
これがおそらくご自分でされるときの相手の立場も考えた消費者側の家づくりの依頼の賢い方法と言えます
ちなみにご参考までに1社のみで2-3年プランニングをするという事は、ほぼないでしょう。ハウスネットにご相談に来た方も、後者の方の場合は、知らない何社かとプランのハナシをしたがまとまらずにこちらに来てプランを確定したケースが実は多いです。
その場合、設計事務所に頼んでプランがすんなり決まる場合やそれでも決まらない場合は、お客さんとあぁでもない、こうでもないとプランを作成して決めた事も多くあります。
なお、過去には「プランニングの打合せ 1回につき10万いただきます!」なんて口にする建築家もいましたが、もちろん普通の感覚をお持ちの方であれば、そんな方を選ぶことはないのは言うまでもない。こんな方に頼んだら、1回でも多くなるようにされる事が見えているからであります。
もちろん、自ら単独で家づくり会社を探して進められたお客さまから愚痴としてよく聞くのが、プロが素人であるはずのお客さまが、指摘した通りにしかプランを修正してこないプロは、決してプラン力があるとは言えないので気をつけられた方が良いです。
その要望とオサマリをリンクさせていくのが、本来のプラン力というもので、ちなみにお客さまと打合せを重ね、プランをしてできたこれまでの実例は、これらです。
↑ ほんの一例ですが、ここまでは土地を買って注文住宅を建てた方々ばかりです
↑ こちらの方々は 旧家を壊して建替えです
↑ こちらの方が 色々な会社との商談を含め2年ほどでしたが、家が完成した時は、さすがに笑顔でした。基本設計者は私ですが 一切表記なしです