窓の計画はしっかりと
皆さんは、家づくりをされる時に窓は何のために必要とされますか?もちろん、ほとんどの方は、採光か採風のためです。
その窓からの景色が絵になれば、理想といえますが、でも日本の都会暮らしの場合は、違ってきますね。通り道の窓なら、開放的にすれば、外からまる見えだったり、大阪市内の狭小間口などの場合は、窓を開けてお隣の窓とガチンコとなれば、なかなか心地よくないものです。
例えば・・・
こちらの家の北側がお隣の南側となる理屈なので、その窓からお隣のリビングなどがまる見えになる場合などは、そのお隣さんからクレームになる事もあったりしますので、そんな意味からも、お隣の窓の位置などもしっかりと計画しなければいけません。
では、これまでの事例を見ていただきましょう。
こちらの窓は 道路側なのですが、窓を開けても前の通りを歩く人からは見えない位置で取っていますので少し高めの位置です
次の事例は お向かえがマンションの廊下なので窓が開けれないので、バルコニーを高くして目線を隠してます
もうひとつ、袋小路の奥に建つ家ですが、こちらはお向かえも同じように立つ環境なのでその目線が気にならないように対応しています
窓は、通風と採光が目的なのに通風も採光もできない、開けれない窓って本当に意味があるのかな?と感じます。
デザインと言いながら、庇もつくらないしね。それで、高気密・高気密だ!という始末でその結果、価格が高いってねぇ。
まずは風の流れ(風配図)を理解して、風にも動線があるのでそれも考慮して、窓の種類をしっかり考えて配置するようにしましょう。
光に関しても、住んでる(住む)街の太陽高度を調べて、窓計画をすることです。
特に天窓は、間違っても温室になるような位置に設けない事です。