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建築士と建築家の線引きはどこ!?

皆さんもご存じのように以前は宅地建物取引主任者でしたが、宅建士となり、サムライ扱いとなりましたので、意識も変わってほしいものです。

 

それにしても、例えば、世に言うデザイナーとクリエイターのちがいってなんだろう? 

 

私は、ターミネーターグラディエーターの違いはわかります。


でも、時々使い分けていますが、クリエーターってなんだろうな?


で、早速調べてみたら、ネットのはてなでは、直訳すると「創造する人」と言う意味のようで、広くは、アーティスト全般を指し、いまでも広告業界・IT業界などでよく使われている言葉のようです。

 
洋服やインテリアなどのデザインをする人、グラフィックデザインをする人、コンピュータグラフィックスを制作する人(CGクリエイター)、ゲームを制作する人(ゲームクリエイター)など

 

これらを読んでも、これってデザイナーでよくない?と思ったりしますが、だから、正直、意味を読んでもその区別がわからない(-"-)


デザイナーでも、前に〇〇を付けて、あとにクリエーターといえば、それだけでOK となるのでは?

 
実際は、アナログの世界がデザイナーで、デジタルがクリエーターという感じがします。

 
この住宅関係の家づくり業界でも、その線引きがわからない部分が多々あります。特に建築家と建築士であり、設計事務所や設計士。これらのちがいが、よくわかりません。

 
設計事務所をしていたら、どんなにセンスがなくても建築家といえるのだろうか?

 
で、建築家って言葉が最上級ですかね?
その方が、無礼者でどれだけ言葉遣いが出来なくてもですかね?

 

画家や音楽家は 画士や音楽士とは言わないし、税理士も税理家とか宅建士なども宅建家って言わないし。そのうちできるのかな?できませんよね。

 
そもそも どこで線引きしているのだろうか?

建築士の人がいつどの時点で建築家になるのだろうか?

鼻が伸びてきた時点で建築士が建築家になるのだろうか? 

名刺に自分で建築家と書いた時点だろうか?

なら書いたもん勝ちなのだろうか?

 
過去に100人以上お会いした設計事務所の方で、何人か名刺に自ら書かれていたので
心の中では 

 

 へぇ~~ なるほど 建築家ねぇ。。。

 

とちょっとこの人平和な人だなぁ~と見ていた記憶があり、自らその言葉の響きに陶酔しているだけちゃうん?って突っ込んでいたことがあります。

 
仕事として、図面書きなど頼まれていても、その方は建築家って言うのかな?
設計する人なので 設計士では?

       
 住宅設計士 

 
私にはその方が、言葉の品がよろしいかと思います。

 
仕事でなくても、社会のために考え、行動し続けているような方を人はその人を〝建築家〟というのではなかろうか?


といっても、基準は曖昧なままです。

 
はたまた、有名か、そうでないかでわかれるのかな?


とにかく曖昧

 
もちろん、ハウスメーカーで設計を担当している方を建築家とは呼ばない。でも、彼らは、宣伝に使ったり消費者に紹介する際には〝建築家の先生〟とまで言いのける。

 

そうだ。先生ともよく言われている。建築家でしかも先生。そりゃぁ調子乗るわね。

 

ゼネコンなどもそうだ。どれだけ建築家の事を陰口叩こうが、仕事貰えるならその人には、建築家と言ったり先生といい、言われたほうも調子に乗る馬鹿な体質の業界です。

  
そんなことを思えば、どんなに実力がなくて、言葉づかいも知らない、社会では、ケツが青い人が、設計事務所を立ち上げた途端にこの建築業界では〝建築家〟と名乗ったり、または〝先生〟と呼ばれるのだろうか? 

 
でも、これについて、とかく言いがちなのは、その仕事が欲しい建設会社の営業っ担当者だったりする 


「先生のような建築家が・・・」  


ですので、私も設計事務所登録したら、あちらこちらの方々から〝建築家〟とか〝先生〟と呼ばれるんでしょうか(笑)その時は、モノクロ写真で全身黒づくめの服を着ないとだめですね。

 

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でも 全く興味ねぇ~ で 自分がと思うと、とっても気持ち悪いです。

 

しかしながら、それをまた商売道具にする輩もいますから困ったものです。


 『私が設計する以上、文句を言わせない』


という意気込みだけは、建築家っぽい人の提案に以前立ち会ったことがありますが、その立派な姿勢と言いましょうか、ポリシーや考えを否定するつもりは、どうでもいいのでさらさらないのですが、お客さんから見事に「これはないわ!」と完全否定されたことがあり、そもそもの提案のセンスを疑われたことがありますが、このなんとも言えない、どこから来るのか、不思議な彼らの自信の感覚が、そもそも全然いけていないと思います。

  
これをお読みの業界人ではない皆さんならすぐにわかるかと思います。こういう場合に得てして自分の非を絶対に認めず


「あの建て主の感覚がおかしい!」とか「どうも私の提案についてこれないようだ」とか「質の悪いお客だ!」などと平気で口にするのも、裏の住宅業界の世界では、よく耳にしてきたことです。

 
素直に私はまだ実力が足りない・・・と認めたほうが伸び率が違うのにね~ってな事を考えてましたが、まぁ、建築家であれ、工務店の経営者であれ、ハウスメーカーの営業マンであれ、プライベートであれ、とかく成長しない人というのは、自分の非を素直に認めず・・・という感じですね。

 

そんな私も心して気をつけます。

 

■ どこからどこまでが建築家なのか?

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