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住宅業界の大手にありがちな話

昨日は、ハウスメーカー3社と商談された方のところへご訪問してきました。

 

何気に各社のオハナシをしていただき、それを聞いていても、残念な事にハイスペックで高額でかつ大企業であるのにその家づくりに対する対応は、各社とも高級車やブランドのお店のような対応をしているとは思えません。

 

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写真は、心斎橋のブランドが固まる一角ですが、噂通りに今では、総額で坪130万近くすれば、他社は本体だけでも坪90万近くしたり、その設備機器の仕様を見たらパナで括られた安価で購入できるはずのモノであったり。

 

 

洗練された商品を設置するわけでもなく、プランは担当者により、見積は簡易的で、それが高額でとなれば、消費者が賢くなればなるほどこれでは、益々彼らを選択するメリットを感じられなくなり、リスクの方が目立ち始めるので成り立たなくなるのではないかと思ってきております。

 

どうやら時代はどこかで折り返してきたみたいです。

 

スーツの場合、大手が提供する既製品が安く、小さな専門店のオーダーでは高くなることは理解できるかと思いますが、住宅になると彼ら大手が提案する企画住宅の方が高くて、小さな工務店が建てる完全注文住宅の方が安いという現実をよく理解されたしです。

 

それでも、医者などの高額所得者などは何の疑いも持たずにそういう大手に依頼するから成り立っているのだろうけどなんとなく世間と感覚がずれてきている感じはしております。

 

ですから、これからの時代真面目でよく勉強する方や賢く良い家を建てたい方が、企画住宅にメリットを感じず選ばなくなっていくことは理解できるかと思います。

 

そこでどれだけ 中小の代表である工務店などがそれにいち早く気付いて体制を見直して丁寧で満足度の高い家づくりを提供できるのかを考える経営者がいる会社が残っているだろうと思います。

 

中小であるのにその大手の悪い点を真似して企画住宅とドンブリ勘定の見積もりを用意して、かといって丁寧な説明ができるわけでもなく、価格も安いわけでもなく、プレゼンやショールームなどを少々派手に演出しているだけで立ち位置が中途半端にする工務店やリフォーム会社がとっても多いですが、消費者の皆さんは、こういう相手を選ばない事です。

 

住宅の場合は、何を言おうがまずは価格。その価格でどこまでの性能が確保されどこまでのわがままの設備機器が取り付けれるのか?これを含んで価格が大手より安い完全オーダーの家づくりができ、工事が始まれば質の高い職人が取り組んでいただける

 

これが中小の工務店に頼むメリットといえるでしょう。

 

おそらくそういう姿勢で取り組めば、自然とこんな会社で働きたいという若者も出てくるでしょう。今の息子や娘のような若い子たちは、昔の我々の世代のように大企業に拘っているわけでもありません。価値観が明確になれば小さな会社でも必ず就職すると思われます。

 

ちなみに天邪鬼の私は、当時から大手話と思っていましたのでひたすら裏街道を進んだわけですが、結果的に一番長くいた居心地悪かった最後の会社が一番の大手でしたから皮肉なものです。

 

こんな場所で働きたい! こんな人に働いて欲しい! とお互いに思って初めて成り立つと思います。

 

働かせてあげようか? とは言わないもののそんな態度をする面接をする方がいれば、そんな会社は辞めたほうがいいと思います。きっと働いても、その会社はそんな態度で消費者にも接するかと思います。

  
いい会社には、信号の代わりのような整理能力や統率力の高いナンバー2程度で、全体を鳥瞰的に見れるみどりのおばさん的な方がおられる会社は間違いなく、雰囲気もよく整理もされるものです。

 
もちろんこれらの人が、ムチャグチャな場合は、会社の方向性も中身も姿勢を含め基本的に無茶具茶であったりしますが、ワンマン会社の場合は、てっぺんがそれにあたります。あの某アパート会社が良い見本かと思います。

 

誰も何も言えない・・・そんな感じでしょうか?

 
そんな会社は、いくら大きくても中身はないものです。ナンバー2でなくても、雰囲気を和らげるいつもその人の周りには 笑いや笑顔がある。そんな人はとっても大切です。

 
でも、そんな人がいなくなれば、途端にギスギスしたり、バランスを崩したりします。

 
こんな人は、雇用して初めてわかるものです。いなくなって、存在の大きさに気付いたりします。おそらくこれがマネージメント力や人を見る力だと思います。

 

中小の工務店の皆さんは、そんな人を探しておられますが、そんな簡単に見つかりっこないです。おそらく見つかればそれは偶然や奇跡だと思います。

 
もちろん私の感覚では、友人でもそうだと思います。100人誰からも好かれるってことなどあり得ないのです。誰でも相性があうなんて事はないし、そもそもその基準も人それぞれで違うわけです。

 

ツイッターで「こちらからは誰も嫌いにならない!私は人が好き!嫌いになるのは相手が勝手に…」と公言されてイイネをもらってどうやら満足している方がおられますが(笑)私はこれほど自分好きでナルシストはいないと思っております。いつものその目線でのその口調が、自己中だと気づいていないようです。現に何か月か前にお客さんに対して怒っていたのですが、馬鹿な私には彼の言葉の意味が分からないのです。

 

ついでに申すと彼が口にしたある物件の話をした時に「俺が買おうかな?」という言葉が全てで、根っこが不動産業の彼は、常に商売道具として人とお付き合いされる方だなぁと感じた次第で、私はそのような方を探しているわけでないので、距離をおかせてもらいました。この根っこが不動産屋の人はほんと多いですよ。

    

でも、何かがきっかけでこの先とっても大切になる友人と出会うかもしれないですし、こればかりはわかりません。会社も社会も仕事も〝人〟で成り立っています。これが、おかしな関係のところには、必ずクレーム、若しくはストレスが発生しています。

 

それが、不思議と法人の人格になったりします。ここおかしい・・・って雰囲気の会社は、その感覚は、ほぼ当たってます。

 
住宅業界などでも、おそらく他の業界でもあるんでしょうけど心の病や社員の自殺などのハナシも聞いたりしますし、そんな会社が上場されていたりします。

 
となるといくら会社がご立派でも、心がない法人って必要あるのかな?と思ったりもしますし、法人も〝人となり〟のはずなのですけど。。。

 
どこかの会社のように退職する際にどこにも弊社の悪口を公言しないという一筆を書かせる会社もあるようですが(笑)そうではなくて、従業員が何らかの理由で退職したら、一番のVIP客になるという思いで組織を運営して欲しいものです。

 
私の場合は、まだまだ人を雇えなくても 外部で一緒に仕事をしたい!と感じる方とゆっくりとしたペースで必ず出会って確実に増やしていくつもりです。

 

雇えはしなくても、一緒には仕事が出来るもので、今後もその出会いを楽しみにしたいですが、不動産業界でも波風立てたいなぁ~とは思っております。

 

housenet.jp