素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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建築家が関わる家づくりの色々なオハナシ⁉

大阪駅前ビルのカフェで、隣の席でいかにも建築家とおそらく相手は、施工するであろう住宅会社の担当者の2人が打合せをしてました。隣の席といっても、私があえて面白そうなその席の隣にわざと座ったわけですが…

 

建築家の服はなんとなくすぐにわかる いつものあれでこんな感じ

 

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そう やっぱりカラス。なぜか、そこそこ暑いのにジャケットもシャツも黒でしたが、なんで黒ばかり着るのか私にゃわかりませんが、結局、服のセンスはないのでしょうね。写真も彼らが好きなモノクロにしておきました。

 

ちなみにその方の髪の毛は、嘘みたいに長く、ハナシをしながら髪をあげるしぐさが目立ちますが、私はこれが個人的に大嫌い。イメージはこんな感じ

 

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ギタリストじゃあるまいし、うっとおしかったら切れちゅうねん!
そうや!スポーツ刈りにしろ!!

 

あえて 芸術家気取りで 俺建築家!と言わんばかりに周りに聞こえるように相手を威圧しながらしゃべらなくていいでぇ。

 

でも なぜ彼らはこのように人対して偉そうになるんだろう。お店の人に対してや協力して頂いてる職人さんやメーカーや取引先の担当者や会社に対して、横柄な口のきき方をする人に碌な人はいない。

 

社会での育ち方が悪いと長年この業界にいて感じる事。
でも 媚びる方も媚びる方だが・・・

 

そういえば 過去にこんなことがあった。ある施主さんが、商談中の工務店に紹介されたある建築家にアドバイス料として、20万払ったらしいけど、なーんにもアドバイスがなかったらしいです。

 

また、他のお客さまから聞いた話ですが、ある建築家は、設備機器メーカーの同行とアドバイスのお見積もりが、15万/日って出てきてましたよ。1日15万!ですよ!!

 

ハッキリ言います。馬鹿です。ほんと馬鹿過ぎです。
何さま?

 
建築家のおえらい方々は、世間一般的に一般事務の人が月1ヶ月一生懸命働いて、
20万ほどのお給料であるという現実を理解すべきと感じます。

 
これらの感覚を勘違いや麻痺 いや世間知らずという意外なにものでもありません。

  

あとほぼ、すっかり目にしなくなりましたが、耳にしなくもなりましたが、やはり建築家プロデュースが終焉を迎えているようですね。私は数年前からもうすぐ終わると申しておりましたが、特に関西は厳しいのは、昔から言ってる通りですから、まずは東京よりも関西から自然と聞かなくなるでしょう。

 

流行り出したのは、おそらく2002年頃に始まったあのビフォーアフターで建築家に匠としてスポットを浴びたので、それもきっかけでもあったでしょう。

 
建築家を紹介しながら、自社で受注する仕組みが多く、広告宣伝費まで施工する工務店に出資させて、建築家を決めたら、しっかりと施工する会社が決まっているひとひねり?のある仕組みなどまで、プロ側がご都合よく好き放題にされています。

 
中には、大阪事務所の経費をある工務店に出させ、スタッフまで用意させて、受注するのもあったり、コンペをしながらも作品を出すそれらの若手建築家からも登録料みたいにお金を取りながら、結局は自社で受注する会社もあったりと全てが東京がメインですが、まぁ~心がないといいましょうか、とにかく胡散臭いものばかりであります。  

 
そもそもこのプロデュース会社関連は、FCが多く、そういう意味でも経済的に・・・というテーマは誰も口にする事なく、ムダの多い現在の家づくりを少しも改善しないで、それどころか更にお金をかける、かかるものばかりの仕組みやシステムばかりです。

  

はて、どなたさまも今の家づくりでいいと思っているのでしょうかね? 

 

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先日は、ホームページからお問合せがあったある設計事務所さんにお邪魔しまして、今後の建築家との家づくりについて、しっかり〝クライアント代表のプロ〟として討論してきました。


そのハナシの基本は、施主さんが負担する費用について工務店さんと同様に〝ムダな費用は払わせない〟という事がベースになりますが、あらためてその建築家との家づくりをオハナシします

 

例えば、2000万の家の事例であれば、建築家の報酬の設定は、どなた様もだいたい10%~15%となっていますので、つまり200-300万だということになります。

 
中には、さらに建築確認申請費用は別という設計事務所もいたりしますが、それぞれ価格の設定については、ハッキリありそうでなくて、この見解や考え方が違うようです。

 
でも、これをよく考えれば、建て主にすれば工事費に比例して、価格の負担が上がるというもので、つまり、同じ坪数の家であっても、同じ大きさの家であっても、設備機器や性能、仕様が上がると設計費の価格もあがるという理屈です。

 

これって、建て主が建築家無視して、ショールームに行って 、システムキッチンがいい仕様になるだけで影響がないはずの設計費もあがるおかしな理屈ですが、これが実に建て主にとって理不尽といえ、まず依頼する側にとってわかりにくい要因のひとつとなっています。

 

また、ややこしいのが設計事務所のその仕事の中身も違ったりします。

  • しっかり現場を行かれる方とほとんど行かない方
  • 書けばいいものではないですが、しっかり図面を書く方と肝心なことは書かない方
  • 大切な部分の図面を下請けに丸投げする方と自社でする方
  • センスがある方と全くない方
  • しっかり要望を反映させる方と自分の作品を追求する方
  • 見積が作成できる方と全く読めない方


これらは、クライアントである建て主が前者を選んでも、後者を選んでも、どちらを選んでも、先程のように理不尽に感じる費用を同じだけ負担しなければいけません。

 
これが、クライアントには、誰がよくて、誰が悪い判断基準ができなくて、何もわからない素人の立場で、勘で決めなければいけない曖昧であるという事になります。


また著名な建築家に依頼する時に多くみられる方法として、その建築家の実例をみられて、その建築家が提案するどんな家でも受け入れるというつもりなら、その建築家に直接ご依頼して、設計していただけるまで順番を待つ!という事であればいいのですが、確かにいい建築家の頼めば、いい家ができそうだ!というのは、正解とも言えるのですが、そんな選定基準でない場合は、なぜその人なのか?の何を基準に選び、どの程度〝ピン〟とくるプランを提案していただけるか・・・などは、過去の事例や経緯をみない限りは、実際に提案してもらわなければ、誰にも判断ができないものなのです。

 
また、プランを出してもらって、それが意に反して、断っても、何かと理由を付けて、例え不採用プランであっても、そこまでのプラン作成費を請求されることになったりもします。

 

これも何も知らない信用して進めたものの対応悪いがためにお断りする建て主であるクライアントにとっては、とっても理不尽であり、リスクがあると言えます。

 

要するにこれらの建築家との家づくりの問題点をまとめますと・・・

  • 価格が不透明
  • 業務内容にばらつき
  • センスや相性も頼まなければわからない
  • 断っても費用負担しなければいけない
  • 予算とプランが合致しているとは限らない

となります

 

つまり、これらの問題点やクライアント側のリスクをカバーしない限り、建築家に気持ちよく頼もう!とはならないのでは?と私は考えております。

 
また、建築家プロデュース会社も、これらの問題点を何ひとつ解決しないまま、作品づくりを追求させ、手助けして、それらの費用だけを請求して商売をする。

 

こんな正直でもない、真面目でもない家づくりが、この先長く続くはずがない!と言い続けてましたし、上記のデメリットをカバーした上にクライアントである消費者であり、建て主が喜ぶ建築家との家づくりを熟考して改革して進めていかなければいけません。


ただ、この現実を理解されない建築家が多いのも事実であり、社会に疎い方も多く、個人の住宅で建築家が絡む日本独特の仕組みとも言えますが、それだけ安易ではなくむずかしい事とも言えますが、あえて私みたいにわざわざこれらの事を改善しようとする方などこの業界には、誰一人いないでしょうね・・・と感じております。

 

 

■ 理想の建築家との家づくり

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