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設計事務所(建築家)の仕事について

 

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現在、設計事務所の立場で書いた人と工務店側の視点に立って書いた人の本を平行に読んでも、どちらにも突っ込みどころもあり、肝心なところは、上手にぼかして書かれてますが、建て主の視点で読むと工務店側に立って書かれた人の本の方が、理屈は通っておりますが、詳しい話は、また先々お伝えします。

 

建て主に対して、ずっと責任を負う立場と価格も責任も問われない立場であれば、どちらの方が責任が重要かは、どなたでもわかります。

 

不具合の可能性やコストなどからも、施工者がやめておいた方がいい!と指摘しても 責任も負わないで、価格意識を持たないで、デザインだけを追求するような建築家に頼んだ方は 不幸と言えます。

 
東京からご相談されている方が、今進めているご様子の建築家との家づくりで悩まれているので、今回設計事務所のお仕事について書いてみます。 

 

この建築家=設計事務所の仕事は、大きく分けて二つ存在します。


 A 純粋に設計をして、それに準じる家を建てる
 B ハウスメーカーの設計部隊のような立場の役割


建築家を紹介します!というほとんどの仕組みは、Aタイプですが、一見プロデュースのようにしていて工事は自社で受注するケースは、Bタイプです。

 
ですので、建て主が自分で探しても、自社で受注しないカタチのプロデュース会社に
ご依頼する場合は、Aであり、これは、建築家と向き合うカタチなので、どうしても、しっかりした図面も必要となるので、費用も時間もそれなりにかかります。

 

もちろん、見積をする前に(ここがポイント!)イメージや仕様などが優先なので、コストもかかってしまいます。 

 

一方Bは、ハウスメーカー工務店が、基本的に主導権を握る仕組みなので、図面を整える役割!という感じとなりますので、先ほども言いましたが、施工する会社が受注する事が目的の建築家紹介システムなどは、このBに該当し、建築家と建てる家づくりでも、その設計監理費のコストなどが高く感じる方は、どうしてもBの選択となりますが、建築家や設計事務所さんの本音とすれば、競争などは避けることができれませんので(ここが建て主にはとっても伝わりにくいのですが…)競合ない場所のAのお立場で仕事をしたいものなのです。

 
ですから、世の建築家がこうあるべき!と言っているのもAであり、つまり、お客さんとしっかりと時間をかけて話をしながら進める家づくりは、Aタイプになりますから、何度も言いますが、その仕組み上、図面を書くことが最優先となるので価格よりも先に仕様優先の家づくりとなってしまいますので、その結果、予算より優先されている作品に近づくことができるのです。

 
これらの流れなどもしっかりと認識したうえで依頼しなければ、必ず依頼する側とされる側でズレが生じます。

 

一方で建てるお客さまにも、価値観の違いがあります。その部分にコストをかけてもいい!と思う人とできるだけかけたくない!と思う人ですが、これは、どちらかを正当化することなんて、できることはないです。どちらも正解であり、どちらも間違いでもありません。

 

また実際の設計図書関係の作業では、工務店・住宅会社やハウスメーカーにより、ましては、自社がこれまでお手伝いいただいた設計事務所に確認申請や書いてもらった方が
何事もスムーズ (または自社スタッフで書く)という事もあり、これらは、結果的に少しでも、お客さまにコストや時間などを還元できる部分となります。


ですので、設計事務所の方々が、純粋に建築家のお仕事を理解して頂き、紹介して、気持ちよく仕事をしていただくためのAタイプとひとつの設計部門のような家づくりをするBタイプを平行に用意して、それをお伝えしてお客さまに選んでいただこうという考えがベストであると思います。

 
なお、ほとんどのハウスメーカー工務店などでは、望まれているのは、Bタイプであり、自社完結型を理想とされていますが、これだけでは、設計者が不在ですが、しっかりした施工力がありながらも価格力もある施工専門工務店との〝ご縁〟はいつまでもないままとなってしまいますので、工務店の対応力によってAとBは違ってくるものなのです。

 

ただ、設計事務所が、A登録を希望されるのですが、これは工務店と同じことが言えるのですが、結局は、あなたと他社(他者)との違いがなんなのか?が大切であり、他社と比較された際にそれが個性となるのですが、建築家の場合はかなり伝わりにくいと思われ、これについては、工務店も同じですが、なんでもできますが一番個性のない事といえます。

 

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だから、ハウスネットでは、今の家づくりにおける色々な立場の方の色々なご意見を整理したら建築家との家づくりについては独自なカタチになりました。

 

 設計事務所の方のほとんどの意見は Aタイプ
 工務店ハウスメーカーとしては Bタイプ

 家づくりにおいてその他経費が掛かるのはAタイプ
 その部分をできるだけ抑えるのがBタイプ


それぞれ ネット上などでも意見相反となっているはずですが、なお、ハウスネットでは、A登録の紹介は、ハウスネットのホームページ、Bの仕組みの場合は、価格が見える家づくりで行っておりますが、無理やり型にはめないでこれが殉難にプロとして対応するという事だと思います

 

■ 整いました 設計事務所のお仕事

housenet.jp