この程度が住宅業界トップ3とはねぇ。。。
大手ハウスメーカーの家のリフォーム相談が来たのでお伺いしてきました。
こちらの大手は、いわゆるトップ3の内の1社ですが、いかにアフターが行き届いていないのかがわかります。
希望するリフォーム内容は、お母さんのための改装で全くむずかしくないのですが、建てた会社に相談しにくいってねぇ。。。
しかも
昨日のような寒さの時に1階で話していたらすごく冷えるので、床下のぞいて見たら断熱材が入っていませんでしたのでそりゃぁ寒いですね。
大手ハウスメーカーで、超高額で口に出す言葉は当社は最先端!と言っている会社が、業界のトップ3って情けない限り。。。とほほ(T_T)
たかだか築25年ほどでなぜこんな事をしているのでしょうか?
設計図書を見ても断熱材に関して明記されていませんし、断面図すらない。
この大手ハウスメーカーの工事経験がある会社の経営者を呼んで、工事内容と要望事項を申し上げて、見積りを出していただくという流れになります。もちろん中身をチェックしたうえで説明して、ご了解いただいたら打合せをしていただきます。
こういう流れをするだけで、同じ流れなのに高額な提示をしているハウスメーカーよりも2割以上、下手したら3割ぐらい安くなります。彼らも大手は窓口だけで丸投げですので(笑)特にリフォームは、提案もできない言われたままの営繕工事が主でひどいようです。
大手ハウスメーカーの話をすると思いだすのが、以前も書いたことがあるかもですが、何度も伝えたいのであえて書くとします。
「総額の予算 1500万で家ができますか?」
その言葉から始まったご様子のもうすぐ年金生活をはじめるAさんの家づくりですが、このAさんは、定年されてその退職金を使って小さいながらも平屋の家づくりをお考えのご様子。
工務店では、良し悪しもわからないので、安心できるハウスメーカーとの家づくりをお考えて、住宅展示場に行って、何社かオハナシしたあとにある大手ハウスメーカーA社の営業担当者が
「できます!なんとかします!!」
となり商談が始まったようです。
色々とプランを詰めると契約までは
「なんとかします!サービスにします!!」
と本当に大丈夫かな?と思いながらも、やはり相手は、一部上場の大手なので、応援する意味も含めて、信頼もして家づくりを進められました。
でも、あとから思えば、なにかと都合が悪いことは即答せずに「検討しておきます!考慮しておきます!」と保留されているようでした。
それ以上にハナシを詰めようとすると「これ以上の話は、ご契約以降になりますので、先にご契約の手続きをした後に話を詰めましょう!」ということを言われたので、その営業マン(会社?)を信頼して言われるままに早速、お金を振り込む段取り
その振り込む費用は、A社の要望はなぜか大金の500万!!
しかし、手持ちが400万しかないと言えば、それでもいいから・・・先に振り込んでください!!とATMまで一緒に着いてこられ振り込まれたらしい。
ここまで聞いていたら まるで振り込め詐欺のよう。
でも、なんとなく契約するのが不安になり、いったん白紙を求めるも
「営業マンが不安を全て排除しますのでご安心ください」
と一向にひかないようで、強引な手法と話法で契約書にハンコを押させます。
その契約書については、甲や乙などその場で読み上げられ、何の話かさっぱり分からないまま、根拠のない信用と信頼だけをしてハンコを押されました。
もちろん、甘いと言えば、甘いでしょうけど、おそらくここでは、携帯電話などの同意書と同じような感覚なのでしょう。
で、契約後、プランを詰めようとすると契約前のあの態度とは違って、あれもこれも別途やオプション、または、対応できない!という始末で、ハナシが違う!と解約を求めると
「いいですよ!でも、あの契約金の400万は1円も返せませんよ!」
という言葉。
ハナシがおかしい!とA社に求めても、書かれている契約書に既にハンコを押されているので返す理由にはなりません!との事です
きっとこの一連の流れを聞いてそんなことで「ハンコを押す方も悪い!」と言われる方は、当然おられるでしょう。
私も判子を押してしまったのなら・・・ですが、でも、よく考えてみてくださいね。
契約前にお金を振り込ませることそのものが、あたりまえとはいえず、おかしいと感じませんか?契約してからではないのですよ?契約前に振り込ませているのです。
この時にこんな事が本当にあるの?と、この件に関して、私はハウスメーカー出身者とか住宅業界人にどう感じるのか? 思うのか?をヒアリングしました。
建築家2名、工務店の経営者や代表者3名、他のハウスメーカーの営業マン2名と事務管理&融資担当者1名に感想を聞きましたら全員が
「そんなことはしない!非常識!おかしい!!」
という感想でした。
ただ一部の大手では、預り金として契約前にあずかることもあるらしいですが、いやいや何の意味で預かるの?なにさま?金利増えるなら別ですが、金庫でもないし、意味が分からないと申しました。
同業者でありながら、質の悪い不動産会社みたいな事をしますね!とも感じるばかり。
腹が立つので、親戚のお兄ちゃんのふりをして一緒に同行して、その事をそのA社に伝えると
「契約前に振り込んでもらのは、これが常識ですよ!
おそらく何もご存じないと思うのですが・・・・」
と堂々と襟袖ただしながらお答えされました。
これをお読みの皆さんは これが社会の常識と思えます?
契約を交わす前に〝お金〟しかも〝大金〟を振り込ませる!という事実。
驚きです。私も正直、この時にはじめてした経験です。
契約金として数万円、着工金として・・・という事なら、よくあることなので理解できます。もちろん、契約後に振り込みを請求するという事も、当たり前のことなので理解できます。
でも、契約書を交わす前に振り込みをさせるこれって、何のためなんですか?
この件に関して、
「先に振り込ませ契約する間に相手が倒産したら、そのお金はどうなるのですか?」
と先方に質問したら、「弊社は〇〇、その当社は潰れるはずない!」と思っているのか、失笑しながら
「なくなりますね!」
と平気で回答されました。
はぁ?
・・・ですよね
その事を疑問にも感じず、全く不思議に思わずにそれよりも当社は、工務店とは違って、倒産するような危ない会社ではない!という説明をくどくどとされました。
この人たちは、何の話を長くしているのだろう?
ある意味、洗脳された宗教のようです。
・・・ほんとこの人たちって 平和だな~
それとも賢く見えるだけで本当はかなり馬鹿じゃないのか?と感じるばかりです。
挙句に
「今回の担当者を変えます。
当社で家づくりを木造は危ないので(?)是非、鉄骨で。
お金の件は考えますが返金は基本的にできない。そうい事例がない!
これまでも契約後にお金を請求することはありえない!
その費用も基本は1/3です」
と淡々と感情のないロボットのようにご説明をされました(笑)
言う事なす事、何かにおいて私には全て信じられない対応でしたが、これが一部上場していて、住宅業界でトップ3と言われている会社で、一般社会から見れば、非常識な対応と言えますが、それともやはりこちらの認識が非常識ですかね?
こういう人たちとハナシをしていたら常識がわからなくなります。
で こういう思いを消費者にさせたのに一切詫びることもなく、営業本人が出ず、だれも何も反省をしていません。自分たちの不手際なんて、これっぽっちも思っていないようで、こちらがクレーマーと思っているような対応をされていました。
担当者を変えて、契約後のこれからを詰めたらいいです!という発想しかしていません。建て主にお金がないなら、できないだけでそもそもしなければいい・・・
そんな考えのようです。そもそも、では、
- 営業担当者ができる!と言った根拠は何ですか?
- なぜ未確定が多いのに契約をさせたのですか?
- 相手が理解しているかどうかをなぜしっかり確認しないのですか?
- お金を振り込ませる時に戻ってこない説明しましたか?
- 振り込ませてから契約書に戻ってこないと書き込んだ事を相手に理解させましたか?
などを言いましたが、契約書に書いてます!では、わからないなら、不安ならハンコを押さなければいい! という言い分でしたよ。
いかがですか? どうですか?
これが、上場であり、一流と言われている住宅会社がするサラリーマン根性の縦割り社会の株主のための家づくりのイタイ対応です。
消費者の皆さんが、素人であるという事をいい事に、〝上場している〟と言う事も利用して、消費者を、社会を、そして家づくりをおもっきりなめている感じがします。
こんな対応する会社が、消費者の思いを組みとって心のこもった良い家づくりができるとは思えるでしょうか?私からすれば、正直オレオレ詐欺と変わりません。
もちろん彼らは、優秀な学歴のある人たちが入社しているわけですが、会社名を使って
大切な事をぼやかしながら、とりあえず、さらーと説明して、ハンコを押させる!という事に注力されています。
ほんと同じ家づくりをする仲間としてとっても情けない対応をされています。
みなさん 会社名や上場しているという事だけで安心などしないでくださいね。このように声にならない声に冷静にしっかりと耳を傾けてくださいね。ただネットには、正直消費者側にも問題ある方の書き込みも多かったりしますのでご注意を。
上場会社の営業の目的は、ノルマ必達、契約のみ。できるだけ、早くお金を回収し、万が一破談になっても、お金だけではできるだけ取る仕組み。
そんな考えのもとに動かれています。
もちろんそんな中にも、好意的に紳士的に対応される会社や担当者もおられ、きっとA社にもおられるでしょうけど、運が良ければお会いできる・・・かもです。
でも、原則は良い家づくりの仕組みというより、契約=売上という事が目的になっていますので、くれぐれもよくお考えくださいね
ご参考までにいまレオパレスで話題になっていますが、アパート建築会社の世界もよく似たもので、今は何かとうるさい時期ですのでそこまでひどくないかもですが、少し前までは同じような空気がありましたので、本からの抜粋したキーワードを貼り付けます。
他の方と同じように言いっぱなしで終わらずにここであらためて教訓です。
今回のようにハウスメーカーとの家づくりで注意する点
- 上場しているからと言って対応が立派とは言えない、対応は中小以下かも。
- 契約前の入金は捨てるつもりで。なので、できるだけ少なく。
- 中身を詰めてから契約をしましょう。契約してから中身を詰めるという会社は断りましょう!ロクなことはない。
- 契約前に入金(人質)を求める会社も断りましょう!
- 上場会社でローコストはあり得ない
- 今月契約しないとこの価格ではもうできない・・・という営業マンの言葉は信用しない
- 簡単にハンコを押さない
- 契約前に数日間かけて契約書をしっかり読む
- できるだけお金は、しかも早い段階で小さい額でも払わない
- 彼らの常識は一般からすれば非常識
- 上場している住宅会社に長くいる人ほど意外に世間知らずな人が多い
そんな程度に思ってくださいね。
大手の住宅会社やハウスメーカーって?
価格は 高い ムダが多い
家づくりに心がこもっていない
対応は 不誠実
消費者のためにではなく株主の為の家づくり
できるだけ お金を掻き集める冷血 いや血が通っていない、感情がない
こんな姿勢で家づくりをつくり続けるなら、なくなってもあまり害はないと思いますけどね~~いや中小のためにメリットに動くと思いますが、ほんと今まで碌なハナシを聞かない。
会社がよい、営業窓口がよい、工事や設計担当がよい、協力会社の職人がよい、気持ちいい、心地いい、適正価格、品質が良い、快適、気分がよい、モチベーションがあがる
是非 トップブランドというならそうして欲しいものだ。
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