その家づくり実は、エコのようでエゴ!?
建築家が好むようないわゆる〝作品〟には、住宅であってもよく外観に本当の木を使った住宅が多くあったりします。最初はきれいですが、当然ながらに劣化するわけでしてそのメンテをこまめにしないといけないのが建て主だからかなわんなぁ~となります。
確かにできた当初は味があって本当にいいものですので否定はしません。
でも劣化とメンテがほんとうに大変でして、その部分の塗装などのメンテをしないと
それは長持ちしません。
木だけではなく、バブル時に流行ったコンクリート打ちっぱなしもそうです。
長期優良と言いながらも、あたりまえなのですがほったらかしはダメです。
(時々ほったからしという人もいますが…)
よく京都などの寺や神社などを木造として長持ちである・・・てなオハナシをされるプロがいますが、大前提はメンテナンスをきっちりされているかどうかです。
では 次の写真をごらんください。ある街のテナントビルです
おそらくできた時は、とってもいい塩梅だったことでしょう。
でもその後、ほったらかしにするとご覧の通りで、表情なのに色があせて、小汚い
建物になってしまいます。
しかもこんな場所に〝木〟を使ったら塗装しようとするたびにその都度足場を組まなければならない。つまりランニングコストは、かなりかかることになります。
それこそ通行人から目が遠く、オーナーの立場になって建てるならこの部分は本物ではなくて似非でもいいと思います。
ホンモノであると埃もついて、とにかく小汚い。
これでは、せっかくのテナントビルでもみすぼらしくなって、買い物をする気が失せてしまいます。
これらの事を考えないで、できた時だけ作品として取り上げて、世に発表している建築家。本当に建てる側、施主の立場になって考えているといえるのだろうか?と思ってしまいます。
だから私の本音は、あんたらは住めへんから、お金を出さないから素材を薦めるんやろ!!と思います。
阿倍野区内でもあちこちで見かける建築家の家。
木の格子でできている部分は、10年以上も経過すれば色褪せたり、足元に苔が生えたり…
塗装をしようとすれば、それこそ足場も必要でそれはそれで立派な費用がかかります。しかも、その工務店は今は存在しないので建築家に頼むと利益をとるので、建て主にすれば、また費用が高く発生してしまいます。
ですので、基本的な考えとしては、メンテナンスがまめに必要な商材は、できるだけ足場が必要でない足元に近い部分で採用していれば、メンテナンス費用が安くおさえることができるという理屈になります。
ですので、なんでもかんでも、相手が建築家であって受け入れないで、色々な視点から
自分の身の丈にあった家づくりを考えることが必要と言えますのでご参考に。
我ながら上手にまとめることができましたコラム ↓