素人さんの為の家づくりのい・ろ・は

素人さんの間違いだらけの家づくりの知識。 あなたの暮らしに役立つ知識を大公開! 続きはブログで・・・

ローコストと適正価格の違い

f:id:house-net:20171115062909j:plain

 

いつも 口先だけは  建て主のため!とか 顧客満足!!といいながら、本当に建て主のことを思って家づくりをしているのかな?と感じることが多いです。

 

一時期よりは、減りましたが、家づくりでも〝ローコスト住宅〟という言葉がいまだに氾濫しています。


ちなみにネット辞書でそのローコストの意味を調べてみました。


 ◆ローコスト [low-cost]:
  安価なこと。原価が安いこと。


・・・意外な結果です。
原価が安いことと書かれています。


そうです。元々高くなるはずのいい家が安いということではなく、そもそも安く買えるものが安く提供されているものなのですが、この住宅業界では、売上重視利益追求型の会社が多いので〝安かろう悪かろう〟もしくは〝安く見えるように・・・〟が正解かもしれません。


だからそのためになにかと〝効率化〟という言葉を盾にある程度のルール決めをして協力業者に対して価格をきつく言ったりして物事を決めていかなければなりません。


それが企画住宅として構成されていき 性能、仕様、設備機器はヤスモノを設定していることが多く、設計のルールは基本は真四角で、外壁もこれ、窓の数も決まっていて、居室は基本は腰窓など独自のその会社のルールに従って決まっているもので、これが売上重視利益追求型の会社が考える企画住宅であります。


つまり、そのルールに従って建てられる家でとってもわかりやすくて、見積もどんぶり勘定で手っ取り早くてこれで十分満足!という方は、それはそれでいい選択かもしれませんが、でもどんぶり勘定というのは、そもそも平均値ではなく、売る側がリスクを取らなくて、安全率が含まれて出されたもので設定されています。

 

相手はご商売 損をする家は建てませんのでそれなりのものです。


でも そんな家でもいいという方もおられますし、そんな家づくりではなく、雑誌や建築家の家を見てあんな家にしてほしい!ということを希望することそのものがそのローコストの企画から外れてしまうと途端に適正な相手であるとはいえなくなります。


要はそれを企画外という事になるので、企画住宅を売りにしている会社にそのような企画外れの家づくりを希望すると結果的にローコストどころか他よりも“高い買い物”になります。


つまりローコストを売りにしている会社の営業マンとすれば、〝素直に嘘偽りなく、安く建てるためには、それなりの妥協も必要でルールがあるものです〟とちゃんと購入者に説明をすればいいのですが、〝何でもできますし、しかも安いですよ!〟という説明や対応するからややこしくなるし、誤解を生む事になるのです。

 
先日もあるお客さまのローコスト会社のプランの相談を受けました。


通常なら普通の広さなのに、なぜか上下階合計で40坪越えとなっていて、ん?という印象になっていましたが、とりあえず自分でもプランしてみたら、そのプランよりもだいぶんゆったりしたプランができ、どうみても40坪もいらない間取りでスッキリ解決したりするものですが、その理由は、すぐに解明しました。

 

まずツーバイを含め、日本の家のほとんどは、今でも尺貫法が基本となっており、1間=1820mmで1間×1間がいわゆる1坪となっています。

 

例えば、6畳であれば、2.73m×3.64m=9.94㎡で3坪となります。


でも、このローコスト系の住宅の場合、この尺貫法ではなくてほとんどメーターモジュールで計算されます。

 

上の例でいいますと同じ6畳でも3m×4m=12㎡となり3.63坪となり、これだけで自然と面積は2割ほど広くなります。


  『 広いからそれでええやん!』

 

と考える人がいるでしょうけど、これ間違いです。


メーターモジュールの36坪のそのプランということは、通常なら30坪ぐらいでおさまるのですよ!


つまり、あなたが希望するプランが仮に30坪ほどとするとメーターモジュールの会社なら自然と36坪ほどになり、2割ほどの6坪余計に必要ということになるのです。

 

この建物を協力会社に同じ価格で依頼していたとしたらここで2割の利益を生む理屈で、しかもそのようなローコスト住宅のその面積には、バルコニーや吹き抜け、インナーガレージ ある会社などは出窓の出の部分までの面積などまで全てが含まれて計算されています。


ということは 坪単価をはじき出す時は、何でもかんでも面積に含めた施工床面積で計算されているのがほとんどで、延べ床面積ではありませんので、くれぐれも気をつけてください。 


メーターモジュールだろうが、尺貫法だろうが、システムキッチンやシステムバス
トイレ洗面化粧台などは同じなので、家づくりでもっともコストがかかる部分が全く同じでありながら、それに比べて設備機器回りほどコストがかからない部分だけが大きくなって、大きい割に安い!と感じさせるようにしているのです!

 

おわかりいただけますか?


最初にこれに気付いた業界の方は 頭がいい!と素直に思いますが、それは、業界の視点であり、建て主にすれば なんとなくまやかしでは?となるところです。

 
価格も、仮に36坪1800万で坪50万とすれば、30坪なら坪60万となるカラクリです。


さて 広くていいやん!と思ったあなた。あたりまえのことですが、プロ都合で床面積が増えたその分 固定資産税なども増えますので、そのことも踏まえてお考えくださいね!

 

 

www.ie-par.jp