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大きな家であるが故の問題

 

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最近のご相談で少し目立ってきた内容は、大きな家に住まれていて家族が減って使わない部屋が多くなりどうしたものかと悩んでいる方が多くおられます。

 

建替えるにしても大型リフォームをするにしてもそれなりの費用が掛かり、それが古いタイプの日本建築であれば、現状では冬がとっても寒く底冷えするのが悩みの種。

 

このようなご相談が多くなりましたが、人の悩みと考えないでこれからご新築される方も20年後の住まい方なども考慮して計画をするようにしてください。

 

5人家族で3人の子供部屋を各6畳を確保していても、子供が成長して家を出ていけば、各部屋6畳と収納スペースとそれらを繋ぐ廊下などまでもが無駄となります。

 

立地場所が駅近など便利な場所で、これから先も子供が住むのに最適な場所であれば、それこそ長期でしっかり建つ家を考慮したほうがいいですし、その後子供がリフォームして住んでくれたりする場所であれば、しっかり引き継いでいける構造を考えた方がいいとは思いますが、将来子供が住まないであろう場所などは、今から場所を考慮するとか、そもそもそんな場所に大きな器を建てる必要性があるのかをしっかり考えたほうがよく、基本は、最後ご夫婦二人かもでありますし、どちらか一人なっても快適な暮らしができる家づくりをお考えください。

 

だから基本は、これから先なにかと負担にならない住み方が重要と言えます。

 

その負担とは、経済的・精神的・肉体的にであり、例えば古い家を建て替えた場合は、寒さや暑さに関しては、肉体的にかなり解放されるかと思いますが、経済的に大変になることは想像でき、経済的に大変になれば、精神的なダメージが大きくなります。

 

仮にリフォームをする場合であっても、大きな家の場合であれば、何をするにも工事項目が重なり大きな費用となり、例え大規模なリフォームもする気がなくても、長く住むために建物を継続的に維持管理するために営繕として建物のメンテナンスが必要であり重要となります。

 

設備機器の交換や内装工事だけをしてもそこだけは満足できますが、メンテナンスを無視しては耐久性に問題が出て更に大きな出費が必要となります。

 

将来使わない部屋が多くあれば、屋根や外壁などのメンテナンスは必要となるので、その分それらの面積が大きくなるであろう大きな家(平屋含む)のメンテナンス費用の負担が大きくなります。

 

それが昔の日本建築の場合であれば、なおさらリフォームであっても負担費用がおおきくなります。

 

リフォーム工事をきっかけに快適な暮らしをするために断熱工事をするために耐震性を高めるなどの大規模な工事をするとなると例えリフォーム工事であっても建て替えする金額に近くなるほど高額になることは想像できるかと思います。

 

ですので大きすぎる場合、売却して手頃な広さの便利なマンションに移住することが肉体的にも経済的にもラクになるとは思いますが、色々とあってご実家を簡単に売ったり、手放せない理由がなにかとあったりするようですが、私が建てた本人とすれば、大きな家を維持するために残された人たちが経済的な点で苦労することは本望ではないので無理やりさらにお金をかけて手入れして残して、親からすれば孫である自分たちの子供たちに負の遺産を残さないで自分たちの代で処分するという事を考慮されることもじっくり話した方が良いと思います。

 

足元を見る私腹のために動く調子のいい不動産会社に頼まないでしっかりとした財産を残すために売却するという事を考慮してくださいとアドバイスなどもしますが、これからこういう話がまだまだ増えるのであろうなぁ と思っております。

 

家づくりの仕事もしているのにも関わらずリフォームすることをもう一度熟考させる時間を作ることに不安もありますが(笑)住宅&不動産業界に入りからこそできるアドバイスを実直にしていきたいと思うばかり

 

家づくりをすることで前向きになったり楽しくなったり幸せになる事であればいくらでも喜んでお手伝いをしますが、購入や家づくりをすることで後悔されるような事にだけはしたくないので〝しない〟という選択肢もオハナシするようにしています

 

いつでもアドバイスをさせていただきますので遠慮なくご相談くださいませ

 

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