実は、わが家を建てた住宅会社が…
昨日は、お昼から南港のリクシルに行って3時間ほどこれからの家づくりのセミナーを受講してきました。
今日は、かくいうわが家の家づくりのオハナシをします。
土地は建築条件付きで、その建てる会社は当時所属していたこの前身である大阪ガスハウスネットの加盟店でしたので、ある程度の設計などの融通はききましたが、直接施工する会社は、親子大工の工務店に丸投げでしたので、その施工管理がしっかりしていない監督でしたので手が悪かったので、プランは自分でしたのでいい出来なのですが(笑)施工力は最悪の出来栄えです。
当時は、大阪ガスとしては囲い込みで、グループの子会社である弊社は、色々な家づくり会社に登録してもらって構造材や設備機器などの物流を購入してもらうだけの関係のフランチャイズ事業をしてましたので、このサポートして紹介するという事はしておりませんでしたが、私の家づくりの経験がきっかけのようなもので、このあとすぐに1棟目の天王寺区のフクイさんの家につながったわけです。
わが家を建てる当時は、業界で大流行でもあった特殊工法が最適である!と純粋に思ってそれで建てましたが、これだけの月日と年齢を重ねると業界の流行を追っかけることは、あらためてご推奨できません。
例えば、わが家のこの新工法は、加盟しなければ採用できない工法でしかも構造計算も構造材も全て集成材なので在来に比べると超割高で間取りから考えれば過剰であります。
しかも、私の場合は、この工法に加盟していない在来しかさわることができない工務店にでも指示してなおさせることはできますが、一般のお客さんは特殊工法なのでこの加盟している工務店にメンテを依頼することになりますが、ハウスメーカーのカラクリと同じでそこで間違いなくメンテナンス費用も高くとられることになります。
だから 私がもし今家を建てるとするなら この特殊工法は過剰で割高でリスクもあるのでこれで建てることはありません。当時は 業界の流行を追っかけたためでこの工法でなければ、規模からすれば100万ぐらい安くなっていたかもです。
今の時代では 安全でかつもっと経済的な工法があると判断しております。
もちろん全否定ではなく、その工法に向いているプランもあると言えますが、時代が10年も経つとそれに代わるモノで対応でき、かつ経済的で身の丈ハウス。
そうです 基本は経済的に考えることがテーマですので 今なら確実にそれを最優先で考えると思います。
当時 わが家のこの工法をそれなりに売られていた(建てられていた)某会社 わが家のメンテは1回も来ないまま 倒産しました。
その実質の代表者の方が私へ販売する時はこのように言われてました。
『 メンテは20年間定期検査を行いますし・・・』
・・・忘れもしませんあのトーク、定期どころかやはり売るためだけの営業トークだったのです。
私が住んでいる現在の住まいは、その会社の分譲【5区画】でしたが、わが家だけは、私が設計して 費用は各メーカーの協力もあってその会社でですが、かなり経済的に家を建てましたが、私が設計とあってプランは、それこそ30近いパターンを繰り返し、あぁでもない こうでもないと考えた気がしますが、しかしながらそれでも当時は、いくらしっかり伝えても、出来あがってくる図面は都度チェックが必要で打合せ通りになっていない事が多く、都度チェックしては書き直しさせた記憶がありますが、まぁ~彼らの家づくりへの姿勢ってこの程度なの?と感じた記憶があります。
当時の住宅のこの代表者の説明では、5区画として5棟並ぶ予定が結局は3棟のみで、わが家の隣の土地などは最終的には、わけのわからない不動産会社に転売され、建売が建ちましたが、これまた当時の話と違うではないか!とも思いましたが、まぁ~~いいか・・・と。おそらくそれを言ったご本人もきっと忘れているだろうし、今では言ってないと断言して だからなんだ!と切れるだろうし(笑)こんなことで言った、言わないなんて言い合いは無駄なエネルギーとなります。
しかも仮にこの会社が、5区画をしても 街づくりを考えていない好き放題の分譲を建てるので 街づくりに関しては全然気持ちが入っていないので 家の並びとして極端にきれいになることでもないし・・・という感じでとらえております。
さて このわが家を建てた会社は 先ほども言いましたが、当時は色々と営業力も影響力もあり、私に対してもかなり圧力をかけてきた会社でまさしく〝業界を絵に描いた営業系そのもの〟という感じで丸投げ体制は、それこそ口だけで契約とってくるような感じでしたが、とにかく家づくりに対して
心がない 現場で伝わらない 利益追求なので手が悪い
のでよくクレームに追われていると聞いた記憶がありますが、そりゃそうですよね。契約さえして丸投げでさせれば どうにでもなるだろうと考えているのですからトラブルは続きますよ。いつも私に圧をかけるようにえらそーにタバコ吸いながら口から言葉を発していた態度を思い出しますが、お客さまにもきっと最後はそうなると思います。
さて このような家づくりに対する態度や姿勢・仕組みのこのような会社を真面目に考えている皆さんに推奨できますでしょうか?
・・・できるはずないですよね
そうです。こういう会社をはじめ家づくりに対して真面目でない 心ない会社は、皆さんに推薦できない会社なのです。今の家づくりサポートをつくる前にこのような姿勢の会社でわが家を建てた本人が言うのだから間違いありません。
売るだけがお仕事と思っているようで 発注費用がきついのか、かなり腕の悪い会社が施工をされてましたが、実は、この住宅&リフォーム&不動産業界は、このようなほぼ丸投げで家づくりをしている会社が多いものなのです。
また 得てして悲しいかなそんな会社の工事担当者の管理能力も低いもので、売るのは、元ハウスメーカー出身の口だけの嘘つき営業マンで、私が理路整然とハナシをすると焦点をぼかしたり、辻褄のあわない説明をしてくる。それも思いつきの言葉を並べて口先だけで押してくる。
当時 この会社の代表者は、住宅業界でもいわば〝やり手〟のちょっとした有名人でしたが、先ほども申したように興奮したらタバコを吸う回数が増え、顔が紅潮し、人の話をさえぎって、タタミかけるように圧力をかけながらしゃべりますので、そんなときは、もちろん人の話は全く聞きませんが、それがお客さんからのクレームであってもで、もちろん家づくりをする会社の代表者としてこのような姿勢は駄目です。
まぁ 実際に皆さんが会うと一見アウトレイジですが、言ってる内容は駄々っ子の子供のような人で、このような方が代表者であるという会社が存在していたのも事実なのがこの業界であります。
でも、おそらくわかる人にはわかるので社員も逃げて、クレームは増え衰退→倒産となったようです。
そんな意味からじっくりと考えて急かされて契約はしない事です。おかしなことはおかしいで、おかしなことが突然よくなることなんてありません。
まだ着工もしていないのにそれなりにまとまったお金渡して、工事の途中でこの会社のように倒産すると渡したお金は戻ってくることはない事が多いのです。
皆さんは、〝信頼していたのに…〟と言うだけしかありませんが、そんな事を言っても、マメさも心も配慮もないので、やはり潰れる会社は潰れるのです。
そんな代表者である彼が、私によく口にしていた業界用語は・・・
■ 落とす…説得して契約させる
■ はめる…説得して買わすこと
実はこれ・・・ハウスメーカーの営業マンもよく使いますので、きっと私も彼からすれば、きっとはめて落とされたのでしょう。
でも、私からすればこちらがはめた感があるのですけどどっちでもいいです(笑)
倒産寸前には噂で聞いたのですが 儲からない住宅なんかやってられない。これからは・・・ですよ』と言ってたらしいです。
こんな経営者の会社が、何も知らない純粋な皆さんが買う住宅雑誌などに普通にあたりまえのように毎回掲載されていました。
立派なモデルハウスもあり、営業マンもいて、ハウスメーカーのような真似事を律義にしていましたので、勘違いされないで是非とも気をつけてください
いずれにしても 皆さんはこのような営業系の会社で大きなリスクを負って、わざわざ建てる必要はない!と思います。
わが家を建てて15年余り。これまでも工法の売り込みが多くあり、色々な知恵が絞られた工法なども沢山ありますが、逆にどの会社もさも〝この工法しかダメ〟と誤解をするような表現をしていることもしばしば。
でも、業界では厳しくなった建築基準法という表現もしており、どんな工法でも厳しくなった建築基準法をクリアするので、余程でない限り大丈夫なものであるという考えをされたほうがいいと思います。
部分的な補強でも、どうしても足らないという事ではない限り、何でもかんでも〝○○工法でなければ無理!〟かのような言葉を鵜呑みにされないようにして欲しいと思います。
〝○○工法は 全棟構造計算する〟ということだけに魅力を感じないでそれを魅力と感じるなら、例えば在来でも何でも わが家は2階建てでも構造計算すればいいだけです。
したらダメではないのです。するか、しないかは、木造2階建の場合は自由なので、してほしければ、お願いをすればいいのです。
他に売る側の都合よい言葉で 〝○○工法にしたら200万も下がる〟という根拠のない売りたい側の説明も信用しないことで、30-35坪の構造体の費用だけで200万前後なので、200万も下がるというのであれば、構造体の費用がほとんど無料になるという説明になります。
なら、そもそもいくらのがいくらになるのかを聞いてみて、詳細見積もりを出してくれる他社の構造材の費用と比較をしてみればいいのです。
まだまだ売るためだけのいい加減な説明、誤解させる発言 都合のよい方向に持っていく売込み(営業系)がある住宅&不動産業界ですが 皆さんはくれぐれも淡白でかつ冷静にご判断していただきたいもので、あなたが、希望するプランに対応できる工法で、できるだけ経済的に建てるとご判断されればいいのです。
くれぐれも使用する事に規制のある工法ほど(具体例:加盟店制度・FCなど)より不経済な家づくりになるものなのです