ヤスイ家とヤスク建てることを意識する家とは意味が違います!?
皆さんの消費の事はわからないですが、ある時期を境に私自身は、確実に個人の消費は減っておりますが、まずモノをあまり欲しいと思わない。
で 衣食住のうち衣食では、探せば安くておいしいモノが沢山あり、行ったところは、テレビの報道などでも頻繁に目にします。
衣では、王道のユニクロにしまむら、私は最近では出来のいい中古品があるラグタグをよく利用しています。
中途半端なそれなりの値段をする新品より、できのいい中古の方が安かったりするので1回着たら中古となる服はいいブランドのモノを買って長く着ようと思ってますが、ラルフローレンのポロシャツなんか20年以上来てもまだいたんでいないですが、ユニクロのは・・・です(笑)
食では 俺のフレンチなどのシリーズはいい事例ですが、マクドナルドは決して安いとは言えなくなってきましたね(笑)
当時 息子がミスタードーナッツでバイトしていた時に100円にした途端に売上が3倍になったらしいですが、皆さん色々と敏感なようです。
では 衣食住の住ではどうだろうか?
窓のない家や壁や屋根の見えない家をスッキリと見せてそれを〝標準〟とし、売りだす告知のための見せかけだけの安さを強調する程度で 実際に生活ができる空間を求めていった場合は、なんだかんだと価格が積み重なって やはりそれなり いや適正価格とは言えない費用となっているケースがほとんどであるが、よく考えればあたりまえである。
他業界のように仲卸が沢山絡むような流通の流れを見直すこともなく、売る方法の改善や仕組みを何も変えずに、粗利だけをさらに高く求めるようにしながらも 告知する価格はできるだけ安く見せなければいけないのである
だから結局は、安い家づくりではなく、安く見えるだけの家づくりとなっているの現実であります
だから住である家の場合は、衣食と違い、不思議な事に価格が安ければ よくわからないから不安が大きくなるものであります。
そもそもヤスイ!と言っても、それなりの組織であれば利益がそれなりに必要なわけであり、そうなれば原価を安くしなければいけないわけでして、原価を下げるという事は大工などの職人手間も下げることになり、そうなれば、現場の出来栄えは本当に大丈夫なの?てな事や経営そのものまで心配になってきたりします。
だからこそ原価チェックが大切といえるのです
確かにローコストは、衣でも食でも、原則、薄利多売という発想ですが、住宅や家の場合は 簡単に売れない時代に突入してますし、しかも多種多様でもあり、容易ではない時代であるという事もわかるかと思います。
これまで通り、組織も流通の流れも販売手法も何も変えていないので価格だけが安くなるはずがないのです。
展示場でモデルハウスもある
営業マンもいる
雑誌や色々なところに登録をしている
それでも ヤスイ!と自画自賛している会社は、そもそもの家の造り方が安くなった=安くした=つまりメーカーなどの仕入れ価格や手間代などを下げただけと言えるのです。
これらをプロは、〝効率化〟という言葉で できるだけ時間をかけない、考えさせない家づくりの仕組みをつくられて、皆さんを押し込まれる方が多いものです
その結果 要望が通らない 自由でない 工法も検討できない 仕様も選べない・・・選べるけどイレギュラーはかなり高くなる!というストレスを建て主が感じる事になってしまうようです。
だから仮にハウスメーカーが買い求めやすい価格で供給されるものは、そもそもの大きな縦割りの組織でつくる家なのである程度の利益率も確保しながら、それなりの仕様にして価格あわせをしているだけと言え、彼らにはどうしても回避できない社内の仕組みや組織の問題はついて回るのです。
モデルハウスや営業マンや立派なツールをなくし、自社で大工を抱え、その手間賃を直接支払い、ネットのみでの集客としてプランも現場管理もできる人が営業を兼ねれば、家づくりのコストは劇的に安くなる!とわかっているのになぜ彼らはしようとしないのか?
または本当の意味で効率化というなら これまでのプラン集を全て集めてデーター化してカウンタ-で入力すれば いくつかのプランと見積もりができるような仕組みもできるはずだが なぜかそこは営業マンを必ず介す
・・・ 実に不思議な業界です
モデルハウスであっても カウンターセールスであってもボタンを押せば説明できるようにするとかプリントアウトできるようにするとか 見積ができるようにすれば 間違いなく効率化となり 家づくりは経済的で安くなるのですが・・・
誰かのどこかの部分の私利私欲が絡んでいるのでしょう。
だから昭和の時代にできた仕組みが平成を終えようとしていても変えれないようです。