素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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縦割りの組織ではたして心ある家づくりができるだろうか?

原則1回目のプラン提示というのは とても重要なものです。


でも一発OK!という意味ではないですので誤解しないでくださいね。この意味は、1回目である程度の可能性は見える!ということであり、これは、私のように家づくりを何度も経験しているからわかる事かもしれません。


この点を過去のある建築家の人は、話せば次第にできるものである…と基本的に思っているようですが、なら、わざわざあなたじゃなくてもいいだろう~という選択になります。


わかります? これむずかしいですよね。


意外にこのようにファーストプランへの意識が低い方も実はとても多いのですが、私のような立場の場合、その1回目のプラン提示が受け入れられなければ、センスを疑われたり、気持ちが離れてしまったり、空気が悪くなったりするから、彼らのイタイプランを出す際にはかなり気を使って、それらを修正するためにも相当な時間はかかってしまいますが、それはまるで初対面の時の印象と同じような感覚です。


ですから 初回プランの提出は とりあえずなのですが、とりあえずという考えではいけないと思っており、基本的に1回目で、ある程度お客さまの心をつかむぐらいの気持ちで提案してほしいと思っております。


だからこそ、ファーストプランってとても大事なものだと思っております。

  
白紙から考えていき、チェックして選択した後、なんらかの意味や理由があって作成したプランをご提出するという流れでなければいけません。

 
これ、チラシなども同じでデザインもキャッチコピーも文字体も悪いまま会社として提案するという事は、それだけのセンスしかないと判断していますし、これまでに過去この感覚でお断りした広告屋が何社(人)おられることか・・・厳しいようですが、何かにつけてセンスというのはあります。

 

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一方で組織の中では、ある程度、意見を持っていても上司によって〝言えない環境〟もあったりします。

 

例えばデザインについて、任せる!と言いながらも報告すると〝こんなのいいか?こっちの方がいいだろう!?〟とその上司の悪いセンスで没にする予定だった方を推奨したりします。それがどれだけセンスがないデザインだと感じていても…であります。


こうなれば、まかせられてもお伺いをたてるので誰も意見を言わなくなります。
特にYESマンで出世した人などは全く・・・(笑)

 
これって組織として用をなしていない個人商店とも言え、成功したら自分のおかげで、失敗したら部下のせい ・・・そんな組織が多いように感じますが、それぞれ上司の方の生き様や器によるのですが、若い社員の子などからすれば、意と反することでこういう事の繰り返しがとっても歯がゆくなるようです。


お客さんの気持を無視して、数字足らないからなんとか今月中に早くつめろ!とか、メールで済むものを電話して訪問しろ!など、もちろんこれがあるから、ある程度の目標は達成するのですが、逆の発想をすれば、こうするしか目標は達成しないのか?とも言えますが、基本そこまでは考えないでその日暮らしの傾向があります。


相変わらず、何も変えないまま昔のやり方を引きづりながらも、仕事に関わる方々の気持ちを考えないで会議や面談などでうるさく言うようですが、管理者の管理という意味をどうもはき違えている上司がとても多い時代なのかなと思います。


またえてして、こんな世界で数字だけあげたり、お上手をいったり、ゴマスリタイプ、数字だけを稼ぐタイプが出世して、その管理者になったりするから厄介な業界といえます。

 

相変わらずこの昭和の営業マンのように根性論を押し付け、体育会系のノリで

 

 ハンコもらってこい!
 売ってこい!

 

ってなことをしているようですから今の若い子にとっては、やりがいがある仕事とはいえないかもしれませんね


 自分が何かおかしな方向に進んでる
 嫌な人間になってきている
 仕事のやりがいとはなんだろう


住宅業界で仕事をするとまわりのやり取りからそんな事を考えるかもしれません。

 

もちろん私はこの住宅業界のこれらの悪の体質を知っているので、子供や親友の子供であっても業界を推奨することはないですが、だから若い子が育たないし、女性営業マンも安定しないんです。新卒の子達が希望しないし不人気なんです。


お客さんは十人十色。価値観もスピードも問題意識も好みも全て違うものです。


それをどれもこれも一つの袋に入れて考えてきたのが、これまでの時代でモノが売れてきた時代とは大きく違っているという事を意識しないで、これまでと同じやり方をさせようとしているのが今のハウスメーカーの中間管理職の方々です。

 

その方々からまた近い将来の時代遅れの管理職や経営者が生まれますが、どのお客さまに対しても同じ攻め方をするのが、そもそもいかがなものかと思います。


ちなみに今の時代、その〝やいやい〟と言ってる上司は、ほぼ私と同年代ですが、そんな立場の方々と話していて、独立するような経営者と雇われとの違いは、起業しているかどうかだけではなくて、会社から与えられたものを無難にこなしていきながらも、自分の価値観だけを押し付けてその立場だけを守ろうとするのと自らなんとか色々な方々に協力してもらってカタチを創りあげていくという意識の差だと思っております。


だから私もこれから同じ価値観や方向性の方々とお互い協力しながら これまでの時代が築きあげた家づくりの経緯に大きな疑問をもち、そして何かを変えて1棟でもまじめで無駄のない経済的ないい家づくりをしていきたい!と切に思っております。


おそらく それが私の残された人生の生き様だとも思っております。


あと皆さんも是非とも自分の感性信じてください。

 

私が 尊敬するある経営者の方に言われました


 自分の感性は、いつまでも信じたいし
 たぶん信じられなくなったその時が引退の時


とかく組織の中に入ると回りの方々に目を向け、特に目に見えて仕事ができない、していない人、理不尽な事になにかとイライラしたりされるかと思いますが、そちらのどうしようもなく、避けれない、なおりそうもない事にはあまり目を向けないで、外におられる色々な素晴らしい方々と接し、話して何かを感じて、何かパワーや発想や感覚を得る事の方がきっといい人生になると思います。


でもそのためにはそれなりの強い意志と同時に実力も兼ね備えていかないとある程度の組織という環境では、残念ながら年数かけて染まっていくことになるでしょう。 


その事例が、この家づくりの業界人でとにかく社会から価値観などがずれたりしていて、以前のお客さんの相談で検討していた土地があったので、そのプランを一番高い超有名ハウスメーカーに依頼して検討したものの、結局その土地をなにかの理由で買うことをあきらめることを伝えたら、かなりの怖い口調で言われたらしく(←ほぼ脅しだったようです)それ以来 そのお客さまは営業マンが怖くて・・・とご相談されました。


これ・・・かなり著名な一部上場のハウスメーカーなのですが、おそらくその住宅営業マンが、たまたま相当デキの悪い人だったのですが、営業担当者のせいではなく、上場で立派な大手なのであればどこを疲れても素敵であるべきで企業の大きさと社風と姿勢などは、家づくりに関して言えば残念ながら比例しないと言え、そのご相談された方は、相談時に落ち着いてもらいましたものの、やっぱり勘違いしたおかしな住宅営業マンは大手と言えども存在するものなのです。

 
たぶん、きっと彼は このお客さんは弊社と契約するだろう…と思い、近々の契約するお客さんとして数字に入っていた超優良客となっていたのでしょう。利益率もたっぷりあったり、会社や上司にも報告していたので、すべての予定が狂った時に彼らは余裕がなくなり、ある日突然いい営業マンが進化して、個人的な感情だけでお客さんに最悪の暴言や態度をふるまう傾向があったりします。


できのよくない、余裕のない営業ほど

 

 上司にどうして報告しよう・・・
 商談が潰れた事を報告するのはカッコ悪いから客を悪者にしておこう


そんな会社内での作られた真実ではない〝いいわけ〟を伝えられるから本質の問題がいつまでも経っても見えてこなくなり、解決ができないままだったりします

 

これが住宅&不動産業界の中での組織だった家づくりの悪しき習慣といえます。


でも、よくよく考えればすぐにわかりますが、このように話がなくなる可能性がある事を大前提に商談を進めているはずであるのに、断られた途端に感情的に激怒する営業マンは、相当に底が浅い人物とも言えますが、これそのものが社会をなめている事になると言え、このような住宅営業マンは、さほど珍しくないですので、相談するならある程度の覚悟をしたほうがよろしいかと思います。なんせ立場上、彼らは契約するまでが目的で仕事なのですから。


ただしこれらはハウスメーカーに限らず、工務店にも営業マンがいる会社もあり、○○シリーズなどで商品化しているフランチャイズ系でもありえる話です。

 

工務店などは、ある意味経営者が営業マンと言えますし、建築家もある意味では、営業マンとも言え、客観性があるようで 実はどなたもないものなので、プロが売りやすくするためにカウンターや雑誌などでプロの販促支援をしている会社も、立派な営業とも言え、建て主・消費者・発注者・施主のために守ろうとしている本当の意味での家づくりサポートは、長年していますが、さほど存在しません。 

 

◆ひとまずご相談してみてください

housenet.jp