2.土地から探す、買う家づくりの注意点です
では、昨日の続きを書くとします。
失敗したくない!と昨日の事例を読まれた方とブログで学習です。
まずは土地を・・・ 立地を・・・という考えばかりを先行させるとほとんどのケースで、土地に予算がとられたりするので、こういう家づくりになる傾向があります。
でも、こういう進め方をすれば、いざ建物の計画を進め、プランや見積もりの話になるとご予算が足らなくなります。
これは、土地から買った人だけではありません。建て替える人までも、希望と予算が合致しなくて苦労される方が多いです。
広さと仕様や設備でももちろん調整はできますが、根本的に建物の坪数を減らさない限り大幅に予算は近づく事はありません。
土地を探すために最初に会ってご相談するのは、不動産会社ですが、その不動産会社と家づくりを進めるとどうしても、土地先行、土地優先の家づくりをする事になります。
そりゃそうですね
土地という不動産を仲介してその手数料をもらう仕事だからです。
だから、逆にいえば、彼らが口にする建物の価格の基準は、あてにしない事です。はっきり言っていい加減で何の根拠もありません。
夢のマイホーム!と言いながらも、こういう進め方をされるから・・・いや、こういう家づくりの進め方しかできないから結果的に建物の部分で性能や設備・広さなどまでも我慢を強いられ
『土地で予算が大きく超えているので建物をなんとか・・・』
となるのですが、普通に考えるとこの進め方がおかしい事はよくわかるかと思います。
そうです。土地と建物との関係をしっかりと見たほうがいいです。
駅から遠かろうが、近かろうが、我が家はこれ以上は出せない。無理はできない!という総予算があって、土地の予算があるのです。
もちろん!立地にこだわる理由もよくわかります。
でも、土地でお買い得!なんてないのです
お買い得であれば、皆さんが目にする前に不動産会社が先におさえています。
あたりまえの事をあえて言いますが、いい立地条件であれば土地はいい価格します。
その高い土地を買ってしまえば、建物にかける費用があたりまえに小さくなります。
そうなるとどうしても欲しかった設備や性能、広さなどが犠牲になるのです。
こうなってしまえば、最初に家に対して持っている希望や理想がどんどんしぼんでいってしまいます。
土地で予算がとられて、理想の家づくりを追求すると家が高い!と言って、価格だけのヤスモノを建てる事が理想の家づくりなのか?であります
そのプランも性能や設備などが同じであれば、高い安い!は判断付くのですが、それもわからなくなり、建て売りが嫌で注文住宅を選んだのに建て売り同等やもしくはそれ以下の家に住む事になりませんか?
どのような土地が希望ですか? と どのような住宅や住まいが希望ですか?は意味がちがうのです
土地が、大きいからと建蔽率や容積率いっぱいに建てると坪数は増えますので、家の価格は高くなりますが、そもそもそれだけ必要なのか?であります
【続く】