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★工事費の落とし穴 

今日は 手書きイラスト付きで(笑)工事費の落とし穴として 

 

 本体工事費以外にもこんなにかかります

 

ということで、契約後の後出しジャンケンでトラブルが多い別途工事や追加費用などを書いてみたいと思います。

 

その家づくりの会社を選ぶ初期の段階の価格の情報は、チラシ、ホームページ、モデルハウス、本雑誌、セミナーなど家づくり会社や建築家などが主催しているイベントや広告だったりしますが、まず最初に目にするこの価格を安く見えるように表現したい!という売る側の心理が働きます。

 

ですので

 意図的に分母となる坪数をやたらとあれこれ入れて分母を大きくして坪単価を下げてあれこれを別途やオプションと表現したりします。

 

実例などの場合は、ほとんどのケースで実価格を掲載できる事はありません。

 

これは、建て主の要望でもあったり、日本人ならではの美徳といいましょうか、懐が見られているという感覚なのかであります。

 

ですので、オープンにされている価格ほど何かと他にかかっている費用があるともいえるのです。 

 

他には、例えば、同じ形同じ間取りの家であっても、最近流行りのキューブ型の家のように屋根のひさしがない家と庇が1m出ている家では、コストは変わってきます。

 

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契約してからも 家づくりの途中でも 家ができてからでも なにかと費用が必要かもしれません。

 

含まれていない場合ですが、エアコンや照明器具、カーテンなどだったり、よく見れば、本体価格に含まれていなかったりした場合は、給排水や電気工事が必要だったりするかもしれませんので、しっかりチェックしてから踏み込みましょう!

 

建築家に頼む設計監理費用も必要ですし、プロデュース会社の費用が含まれているのか別途なのか、確認申請や設計図書などの費用は含まれているのか、式典などの費用は いくらいるのか、地盤改良費や外部の給排水・電気工事なども考慮しなければいけません。

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とても面倒で気の遠くなる事かと思いますが、これを横着したりプロにお任せコースをしたりすると途端にプロ側のやりたい放題となり、追加や別途工事で予算を大幅に超える価格がのちほど請求されてトラブルになったりする方も多いもので、不経済で不快な家づくりになる方が多いものであります。


これらを含めて いくらかかるのかを考慮して
家づくりの希望と予算のバランスをとらなければいけません


またお支払いに関してですが、工事中に建て主側が、払い過ぎの契約をされる方が多いものです。

 

例えば 超有名な某ハウスメーカーの支払い条件は、

 

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上棟までに7割払うようになっていますが、更にそれができなければ、つなぎ融資で短期で借りてまで払ってくれ!という事になっています。

 
これでは、まだできていないものに対しても、先払いしてくれ!であり、借りてでも払ってくれ!という意味であることもよく知るべきです

 

でも、何も言わずさもあたりまえのようにそうさせているのもプロではありますが、くれぐれもお支払いについては、皆さんは払いすぎではなく、少なくとも出来高払いが消費者にしても、プロ側にとっても良いことだと思います。

 

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また、よくご質問があったりしますが、例えば、外構工事について、一方の会社が50万で、もう一方が200万となっていたら、あたりまえのハナシでこれだけで150万もの差が生じますので、同じものでという判断するのではなく、50万なら少なすぎて、200万もかからないかも・・・という程度の感覚でとどめ、家と同じで外構も内容を決めない限り、明確に価格はでないものであるという事を理解される事です。

 

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工事費の落とし穴とか、騙されないで!とか言わないといけない今の家づくりが、結局は、まるで素人である消費者に対して、経験と知識で熟知しているはずのプロが、契約するためだけにまるで騙すかのような手法で家づくりを供給して、他の会社との間違った差別化をしているから、こんな事になるのであって、それらが結果的に過剰で不経済となり、誰のために何をしているのかわからなくなっています。

 

せっかく、それぞれが決まった予算内で経済的に誰も嫌な思いをすることなく、気持ちいい良い家づくりをしましょう!という主旨にならない限り、できないものなのです

 

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housenet.jp