あたりまえの事があたりまえでなくなる家づくり!?
先日、家づくりを検討中のお客さまとTOTOのショールームに行ってシステムバスなどを見てきました。TOTOは久しぶりですが、YKKが以前より見やすくなっていた。
そのTOTOでは、システムバスはこれまでのサザナとシンラという高級シリーズに分かれているようですが、このシリーズ違いで仕入れ価格が違うのですが、よくお話を聞いているとシャワーとか浴槽が同じものがあったりするのですが、同じものでもシリーズによって購入できる価格が違うっておかしなことだなぁ~と感じた次第です。
小さな額かもしれませんが、お客さまが知らない 気づかないうちに同じものを購入して仕入れ額が変わり、購入できる額が変わるのであれば、それは防いであげたいと思うばかり。
では それを踏まえてご質問
あなたなら どちらを選びますか?
同じ商品であれば
買える価格が10000円の会社A
買える価格が 9000円の会社B
でも、こういう場合は、買いに行く場所の距離が絡みますが、同じぐらいの距離であれば、あたりまえに B ですよね。
では、次の場合はどちらでしょう
仕入れる原価が7000円の会社A
仕入れる原価が8000円の会社B
消費者の立場からすれば、なんぼで仕入れようと知らんがな!となりません?
これ
A社の利益率 30%
B社の利益率 12%
これが各社の想定利益率としましょう。B社は人が少ないので、この利益率でも、安定経営でやっていけるらしいですが、逆にA社は、営業経費もかかっているので、どうしても、これだけの利益率が必要なようです。と考えれば、なんで安く仕入れているのに販売する時の高くなる理由って、わかりますよね?
ところが、住宅業界のよくある営業トークでは
大量仕入れをしているので安い!
という言葉につられて、選ばれるのですが、購入価格が高ければ意味がない!と大切な事を忘れる方が意外に多かったりします
安く仕入れているから買う価格もきっと安い!
と勝手に思ったりしていますが、これが間違いと気づかれるかと思います。
あたりまえの理屈なのですが、家づくりになると途端に麻痺されますが不思議ですね。
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