住宅業界の大手だから安いという嘘がこれ!?
これまで、たまたま通りかかった際に撮影したりチラシで見つけたりしてチェックしておりますがまず写真をどうぞご覧ください
上は、ある大手のリフォームチラシの表示価格ですが、はてさて、いかがですか?
どう感じます? どう思われます?
素直な皆さんは、これをみて
わぁ~半額近い!安いなぁ!!
と感じたかもしれません。確かに53%OFFですから・・・
では、これ今がチャンス?でとってもお買い得なのでしょうか?
特別キャンペーン価格なのでしょうか?
今しか買えない価格なのでしょうか?
さすが、チラシで広告をするぐらいだから、よく耳にするように大量に仕入れてお安く提供されている?のでしょうか?
・・・残念ながら 全てBOO!ではずれです。では、検証や推定をしてみましょう。
この商品は、弊社の推奨している〝価格が見える家づくり〟では、工務店の経営力にもよりますが、大体仕入れ価格が30%前後が想定されます。
もちろんこの商品を企画住宅としていたり、大手となれば、もっと安いかも・・・ですが、これは、仕入れ価格のハナシです。
となれば、逆算すれば、この52%OFFつまり48%でご提供することは、供給する家づくり会社側に37.5%というほぼ40%ちかい利益が計上されている事になります。
ちなみに算数のハナシになりますが、52-30=22%ではないです。要するに100円の商品を30円で仕入れて47円で売る場合の利益率で、利益額は17円なので利益率は、37.5%となりますが、大手であれば、この30円の仕入れが25円かもしれません
いつもよく、彼らが口にするように〝大手だからできる大量に仕入れるからお値打ち価格でご提供〟ということが本当であれば、供給する価格も安く提供してほしいのですがね。。。と感じるばかりですが、大きな会社であれば何かと経費が掛かりますからね。
だから、還元されているわけではなく、企業側が懐に入れている額が増えているだけなのです。
この仕入れ額から利益率を仮に工務店の利益20%だけ・・・厳しいので25%として計上した場合を計算しますと40%つまり60%OFFとできますし、厳しめの20%とすれば、なんと37.5%つまり62.5%OFFで販売できます
・・・ いかがですか? こういう事の積み重ねで最後に大きな額となるのですが、不思議と価格が高くて大手だから〝安心〟としていませんか?
あと注意する点は、定価の部分の1,104,408円ですが、この内容をよく知ることで、これ以上の価格は追加費用とされ該当する割引(つまり値引きが低かったり)ではなかったり、定価より下がってもこの売値よりも下がらないかもです。あと組立て工事がメーカーの仕入れ価格が決まっているのに定価のまま売られたり、なにかとどこかで、もっと利益を取ろうと調整できる部分はあるのです。
これらって、消費者からすれば、信じられないかもしれませんがよくある事です。
例えば、新築の場合、床暖房いらない、食器洗浄機不要!と言っても標準仕様だから価格は下がらないという事を言い出したりします。
そうです。追加は気持ちよくしますが、減額は拒み、できない理由を並べます。
売る側のミセカケだけの提示価格となんとなーくぼや~~としたぼやかし手法がおわかりになりますでしょうか?
大手だから安いとかって、営業トークでもあり、皆さんが誤解する点で、だから高ければ良い!というものでもないのです。
このように同じものを仕入れても利益率の設定が大きく違うから、購入する額も違ってきているのです。特にオリジナル商品ですなんてわざわざ向上をつくって制作している事はなく、提携して規格としているだけで仕入れが安くなったけど売値が安くなっているとは言えないのです。
これらが、素人相手にやりたい放題の今の家づくりの実態でもあり、こんなことがこれまでずっと繰り返されているんです。
仕入れ価格が、もし安くなれば、消費者が購入できる価格も同じように安くなるはず!というのが理屈であり、それが適正価格であると思いますが、いかがでしょうか?
一事が万事。こんな調子で家づくりが進められているので、ほんと多くの方がとても高い買い物されていると思います。競争相手がいなかったり、何の疑いもなくすっかり信頼していたりするとそこには〝緊張感〟がなく、その様な買い物になるかと思います。
その緊張感の役割がいわゆる私の役割です(笑)
仕入れ価格が高いものは高いし、仕入れ価格が安いものは安い。これがあたりまえであり、今の家づくりのように仕入れ価格が安いものまで、相手によっては、高く売られている事が多いにあるから
それを無駄というのでは?
って感じているのです。
■ これが価格が見える家づくりをする理由の一つです