派手な家づくりに見える裏側!?
大手ハウスメーカーの協力業者として活動している工務店の経営者さんからよく耳にする事があります。
「ややこしい部分となれば、弊社が価格を出した数字に対して単純に上乗せして出しているだけだし、保険会社みたいな紹介をノルマ付きで強要される。数字が足らない年度末になるとファックス一枚で値引きを強制的にしてくる!」
こんな事は、日常よくあることらしいです。昔と違い、今は厳しくなっているからないと信じたいですが、住宅業界のどこかの会社は必ずしているでしょう。
こんな事をしながらも、工務店に対して会社として利益を確保して安定するように…などと口にして説教をするハウスメーカーの担当者も存在するようですから、なかなかイタイ奴でございます。
彼らは、内々では下請け 外面的には、運命共同体の協力業者なんて呼び、これらのように何かと強い権利をもって支配しがちですが、この業界だけでもなさそうです。
もちろん大手ハウスメーカーなどは、材料は支給して、流通経路に小会社をつくり、利益をしっかり確保して、工務店には手間だけを頼む事が多く、数だけを捌かせようとします。決算月などは、到底間に合わないのに数字集めためだけのために突貫工事もよくあるようです
お客さんは、別にそこまで厳しい日程を希望していないのに自社の決算のためだけに突貫させることはよくお聞きします。
それによって不備や無理があり、それらが理由で発生したクレームなども、もちろん工務店の責任で挙句にその工務店に対してお客さんの前で批判したり、評価を下げたりします。
・・・これ、とっても、理不尽で嫌な世界のオハナシです。
もちろん、ハウスメーカーによっては、工務店が独自で自社の営業活動をしようとすれば、発注減らしたり、簡単に切ったりします。
それもこれも、ハウスメーカーの利益のためであり、営業マンの報酬のためでもあったりしますが、とにかくこのような家づくりとしての姿勢がおかしな世界が存在します。
広告宣伝などをする必要性は、ある程度理解はできますが、しかしながら、無駄を省かずに売上額や利益額を高くして、それらの全ての負担を協力業者や消費者に押し付ける事って どう考えてもおかしいと思っております。
ある程度決まった利益率で押さえて、どうしたら、それでも、もっと利益もあがり、消費者や協力していただいている方々や職人さんまでも皆が喜ぶ仕組みをつくろうとしないのだろうか?それが一番大切なことなのにそこを端折っている感じがしています
本当にそんな家づくりがいるものなのだろうか?と考えてしまいます。
■まずは仕組みを見直すことからはじめてほしい