大阪人が考える究極の家を考え中!?
新築の見積をチェックしているといつもよく感じることは、まずはシンプルにすると価格はかなりおさえられるだろうなぁ。。。という事
家は、hakoとして考えてみればわかりやすいかと。
右の写真は 分譲住宅のイメージです(笑)
プレゼントをするときにいい箱にするのか ちゃちこいものにするのかで値段が違いますが、家もそうで中身はともあれ、器となるこの箱をどういう性能にするのかで意味が違ってきますし 価格も違います。
これがいわゆるスケルトンと言われる部分で 基礎・躯体・サッシ・屋根・断熱がそれらに該当し、キッチンやバスやトイレ、扉や内装などがインフィル該当して耐力壁でない壁などもそれにあたると考えることができます。
スケルトン部分をおろそかにするとこれから先の生活で心地よいと感じることはできませんが、雨風さえ凌げたらいいという発想の方は、このスケルトン部分ですらどうでもいいと思っている方が多いものですが、かといって設備や建材のように比較的はっきりと見えないこのスケルトン部分を過剰提案する会社も多いのも事実で〝安心や安全〟という言葉で高額で過剰なものを売り込む会社が多いものです。
インフィル部分は、目に見えてわかりやすく設備機器のグレードや床や扉や内装材などで価格の差ははっきりしますが、これらはできるだけ安く購入できるメーカーとシリーズを教えてもらった上で選ぶと良いのですが、売る側のプロはそれを正直に教えない方が多いからわかり安そうで相手により意外とわからないかもですね。
身の丈にあった家づくりをしようとして費用を抑えようとするのであれば、素材はこういう考えなので、あとはその数や面積などの数量を意識することが大切です。
同じ素材で大きな家と小さな家であればどちらが高いのかは誰でもわかるかと思いますし、同じ大きさの家でもいい素材で数が多ければどちらが高いかもわかるかと思いますが、これは算数の世界なので何もむずかしくはないと思いますが、皆さんは家づくりというだけでむずかしく考えすぎなのです。
でも これも相手によります。
企画住宅でどんぶり勘定の会社であれば、建て主であるあなたが例えば食洗機や床暖房などの採用をやめるなら通常それらの費用はマイナスになり、食洗機の場合はその空間に埋める箱が必要となるのでプラスマイナスになるものなのですが、採用をしなくても費用は一緒ですというおかしな対応をする会社が住宅業界、特にモデルハウスを持って企画住宅を販売している会社が多いものですが、通常の数量を計算して採用する単価を掛けて合計する見積であれば、安くなるのはあたりまえです。
だから、基本小さな家で無駄を省けば、おそらく究極の家ができるだろうと考えております。例えば、鴨長明が辿りついたとされる下鴨神社にある方丈庵など。
小さい間取りで広く暮らす経済的な身の丈ハウスですが、必要最小限の家ってどれぐらいなんだろうなぁってな感じですが、いい性能・そこそこ仕様の住宅でいいのかなと思ってしまいますが、いずれもとにかく間取りがポイントです。
時々頭の体操のようにこんな住宅を考えながら、あちらこちらの資料や住宅雑誌を見るのはほんと楽しいもので時間がいくらあっても、足りませんのでほどほどにしないといけないのですが、本当に必要なモノだけの無駄のない究極の家で大阪弁で〝ハコモン!〟ってな感じの住宅ができればいいなぁ~です。
昔叔母の被災地に行った際に感じたのですが、性能の悪さは建てるハウスメーカーの姿勢ですが、2人ぐらいなら間取りは置いといて、あの被災地の仮設住宅での空間のありがたさなどは感じるかと思いますし、これから負動産と揶揄される時代なので、そこに過剰で大きな家を建てることがどうかな?と思ったりもしてます。
なんとなくのイメージでは
・できるだけ四角
・プライバシーは守るが光と風は通す
・壁はクロスではない
・床は無垢 でも幅木は白
・できれば 昭和の長屋の裏庭の光の庭のイメージもチラホラ
・断熱は いいもん
・サッシは 防露
・工法は、臨機応変 構造計算はケースバイケース
・エネルギーは 過剰でなくそこそこのもの
・今は広く 将来間仕切り可
・シンボルツリー
・廊下は いらん!
という感じのイメージです。
伊勢丹や東急などが苦しむ関西や大阪
ミテクレなどのかっこよさなどそこそこで身の丈にあったが一番かっこいいんです!
◆経済的な家づくりを考える