素人さんの為の家づくりい・ろ・は

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質も違えば、同じ原価でも価格が違う家づくりなのです⁉

 

今プラン中のお客さまは、プランの段階でも、かなりうれしそうに悩まれていますが(笑)私にすれば、家づくりの経緯で、ここに大いにたっぷり時間を注ぐべきだと思っております。ある住宅会社のように3回の商談で契約なんてありえないです。もちろんあなたがプロであればありえますが・・・

 

このお客さまは、他社さんとオハナシされて、当初からあれこれ (?_?) となられてましたが、お会いしてオハナシをすれば、今では、すっかり笑顔でオハナシをされているという事が、まず家づくりの質が違っています。

 

これ おわかりいただけますよね。

  

プランについて、様々なシュミレーションを繰り返し、色々可能性を模索して検討して大いに深く悩むべきだと思います。

 

でも、1つの物件が終わるころは、いつも大量の資料となります。竣工引き渡しが終わり、その資料を処分したりする時にそれらの経緯を色々と思い出されるものです

 
ある方は、最初は、自分で見つけた工務店などとオハナシをされていましたが、プランがまとまりそうもないとご判断され、建築家の方々にラフプランをご依頼。これまた3名ほどの方にお願いした結果それでもまとまらないので、結局は私とお客さんで、あぁでもない、こうでもないと繰り返しゾーニングプランをいくつも書いて、ベースプランを完成させ、その味付けを工務店にしてもらったという結果で満足な家づくりになったこともあります。その事例が、こちらです

 

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プランを最後まで妥協しなかったお客さまが、ご立派。実際に住まれてからも大満足との事です。でも、私の手元には、他社の没プランを含め、それがかなりの資料でゴミ袋ほぼいっぱいです(笑)が、家づくりを通じて、お客さまを通じて、私は人生のいい経験させてもらっておりますので、心より感謝しております。

 

これらの経験からもはっきりと言えることは、結局は、皆さんの家づくりは、理屈上では、〝ご予算と性能と仕様と広さ(規模)とのトータルバランス〟によってできるものと言えます。

 

例えば、普通、同じ会社に依頼したら、仕様も同じで、同じ価格であれば、性能が違うのでは?と考えられますが、今の家づくりは、例え同じ会社で同じプランで同じ仕様で同じ性能であっても(この可能性がほぼないからとてもいい加減なのである)営業担当者のさじ加減によって、想定利益率が違うので提出される価格が違ったりします。

 

わかりやすく言いますと営業マンAは、利益率を会社の規定通り25%と設定すれば、お客さまに提出される額面が2000万(原価は1500万)となっても、仮に全く同じ内容で営業マンBが、見積を出すと利益率30%で計算すると2142万となり、仮にサービスのようにこの42万を値引きしますと言ってもまだ営業マンAよりも高くなるわけです。

 

ちなみにこの利益額の差は100万あるわけですから、AとBに入る報奨金はBの方がいいわけですが、会社にとっても良い営業マンとしてBの方が評価されますが、Aの方が消費者に対してどれだけ優しくても会社ではできの悪い社員として評価されないわけです。

 

これが、消費者がいい営業マンという事と売る側の住宅会社が言う良い営業マンの違いですが、もちろん組織ではこのBの方が出世するのですが、消費者からすれば担当者によって価格が違うという現実もあるので、曖昧な今の家づくりといえるのです。

 

■ おかしいものは おかしい!?

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