例えば、断熱・・・
そりゃぁ~誰でもなんでも良いものがいいのは分かっている。
設備機器ひとつにしてもそう。
外車や高級車のように良いシリーズや商品が高いのは分かるが、価値観と価格でバランスを取って選ばれる。
住宅などで良いシリーズや商材などそれら一つ一つ拾えば、価格にキリがなくなってしまうという事である。
一方で、国や住宅業界(特に新築分野)のプロたちは、できるだけ最高の性能を推奨する。大衆車や軽自動車で十分だ!という方にレクサスやアウディなどを薦めているのと同じである。
ちなみに車でもレンタルがあるし、カーシェアもあるがそれでも十分という方も多い事だろう。そりゃぁ~いいけど、そこまで必要とは感じていない これも価値観。
家づくりの性能の点ではっきりとそこまで必要ありません!とそう言い切る人は、上手な買い物をしているが、都度、各ネットで見て良さそうなのであれがいいです!!という方は、売り手側に踊らされて、自分たちの価値観以上のものを買わされている方が多いが、そもそも何を基準とするかである。
例えば、わかりやすい事例でキッチンひとつにしてもいいものであれば、オールステンレスキッチンなどがある。
いやいや・・・これって業務用やし!といって、良いと思わない方もいるだろうし、何を良いと思うのかは、人それぞれで、わが家なんかは、扉が静かに閉まるとかは既に経験しているので正直どうでもよく、どれだけいいキッチンを入れても…とわかりましたのでわが家の次のキッチンは、メンテが簡単なものとするのでショールームで展示されていない簡易型の昔のキッチンで良いと思っている。ガスコンロ交換簡単で安いし。
住宅性能の断熱ひとつをとりあげても、その件について、家づくり会社に尋ねても、建築家に聞いても、メーカー推奨の講習でも、誰もかれもそれが世間の常識であるかのように高いレベルの超高性能住宅を推奨するが、補助金や税制優遇などで国と業界(特に上場ハウスメーカー中心)が過剰住宅を一緒に推奨している。
いずれ日本の住宅の8割とか言ってますが、一方で省庁が違うのか、スクラップ&ビルドをやめて、家を壊さないでリフォームして再生して暮らしましょう!とこれまた補助金を出す。
ちなみに皆さん基準にしている行政は、コロコロ方針を変えることをご存知だろうか?昔のを悪かのようにころころ変えます。これまでの断熱基準を考えればわかるかと思います。
では、リフォーム再生する住宅に対して、どこまでの高断熱などを求めているかと言えば、例えば、フラット35S中古タイプ基準(金利Bプラン)の概要を見れば、新築市場で推奨されている性能まで追求していない。
ただここで誤解してもらっては困ることなのだが、決して、断熱性をおろそかにするつもりはない。特に昔と違って、異常な暑さの事を考えるとしっかりとした断熱は必要だが、断熱材のレクサス級は必要か?である
どちらが良いかという質問があれば高くて性能がお伊野に決まっている。
でもそこまで必要か?である。
断熱されていない実家のような昔の家を基準に考えてはダメである。断熱材0だからそれイコール木造がすべて悪ではない。これからは、断熱もしっかりしましょう!ということであり、たったガラス1枚で外の世界と遮っていた窓周りももっと意識しましょう!という点は、同じであるが、価格もてっぺんの家に自分たちが合わせる必要はないという事です。
◆経済的のコツはなんでもMAXの家づくりをしない事です