ハウスメーカーとの家づくりについて理解する必要がある事!?
本日は、守口と門真で京阪沿いで終日お仕事
守口は、お若いのですがしゃんと考えておられるご夫婦が建てる2世帯住宅のご相談で、そのあとは門真で200坪の売却の相談でしたが、色々な不動産会社の方々に意見を聞いて売主にとってベストな対策を講じます。
さてさて 今日のイエヅクリノオハナシは、裏ブログに書きましたが、大手ハウスメーカーの大変嫌な話・嫌いな部分がこういう非常事態になれば、私利私欲と嘘の笑顔 嫌いだなぁ
このハウスメーカーのような家づくりのカタチの企画量産型住宅製造販売会社が生まれたのは、たかが40年前。つまり、まだ私より若い会社なのに、社会でえらそうにしています。あなたたちが業界をおかしな方向に導いている事を自覚してほしい。
だから今では、日本では彼らの家づくりがさもあたりまえのように思われていますが、高度成長期の産物とも考えられ、コマーシャルやモデルハウスがあるから凄く建てられているように思われますが、ハウスメーカーのシェアは、工務店ほどではないのです。
日本スタイルの住宅展示場に建つモデルハウスや営業マンツールや告知のための広告宣伝などの“商法”は 日本特有なものであります
販売されている書籍もハウスメーカーや工務店などが巨額(私からすれば)の費用を捻出したプロ側に寄った広告のような書籍も多く、出版社が費用を要求する相手を雑誌を買う人より、掲載するプロ側に要求しているのも実態といえます。
“いい工務店リスト”なども、あたりまえ的に見えないところで掲載するために大きなお金が動いていて、とりとめもない情報だけを掲載していて、客観性が何ひとつない情報ともいえ、これだけ長く私自身がこの住宅業界にいても、なぜ未だにハウスメーカーに頼もうと思わないのか、知人や親戚や友人になぜ推奨しないのかもオハナシをしてみましょう。
その1 基本的に何らかの商材の販売が絡む
商社、合板製造会社、建材、化学製品、鉄骨などが自社の商品を大量に販売するために、一般向けの住宅大量販売業をしだしたことがはじまりと言えます。もちろん今後 形勢不利や採算ベースに合わなければ、すぐにでも撤退して、新規事業に取り組む会社が多くなるかと思います。それほど淡白なものです。
日本の戸建住宅事業は、これからは伸びないから、果たしてこの先、何百人が食べていけるだろう。だから・・・と考えるのは、そんなに遠くないことかと思います。
その2 建築のことをさほど知らなくても売れる
取引する相手は、プロではなく、素人が相手なので、売れるような仕組みさえつくれば、あとは、売ってくれる営業マンさえつかむことが全てといえます。もちろんそれが新人であっても。
その研修といっても、販売が主で建築に関する専門教育は、受けていないケースがほとんどで、人柄や誠意だけを判断基準にして買うには、本当に高い買い物といえます。
その3 建て主が全て負担するものである
モデルハウスも宣伝している費用も自分たちが負担していると冷静に感じたほうがよろしいです。テレビコマーシャルや雑誌への掲載費は、その会社へ依頼する方が負担している理屈です。
その4 契約を急ぐ会社はロクなところはない
会社勤めをしていない方には、全くわからないと思いますが、会社というものは、決算というものがあります。特に上場していれば、そこは厳しいわけで、4半期ごとに数字をしっかり出さなければいけません。
つまり、その契約の中身より、売り上げや粗利などの数字に追われます。4半期と言えば、あたりまえで四季の間という事で、ずっとそれを追っかける体質であると理解したほうがいいです。
だからその決算時期になると会社も管理者も営業マンも目の色が変わります。雰囲気もピリピリ。会議のたびに追求があったり、過去には辞めちまえ!発言があったり、人を人と扱わない会社もあると聞いております。
その結果、精神的な病気になったり、耳にした事があるのは、モデルハウスでの自殺者もいたり。。。
はて?家づくりを通じて彼らは何をしているのでしょうか?
どこ向いて、誰のために何のために仕事しているのでしょうか?
そんな家づくりをして 誰が喜ぶのでしょうか?
彼らにとって、ノルマが全てとなります。
詳しくは、細かい事は契約の後に・・・とこれほど怖い事はありません。電化製品を買う時に店員にお任せしますか?でも、家づくりでは、お任せする方が多いのです。優しい施主さんは、情を感じて契約される方もおられますが、その必要はありません。
「今月契約しないとこの価格ではできません!」という駆け引きするような営業マンは、その時点でスパッと断ればいいのです。きっと最終的にきっと高い買い物になります。その後にする家づくりはそんな会社と建てるよりも良い家づくりができることになります。
その5 住宅のコンビニ業が蔓延っています
〇〇ホームや〇〇の家として、実力のない、先行き不安な経営者を捕まえ、独特な話術で高い費用を払わせて、工務店に加盟させる仕組みがとっても多い。本部が開発した商材や工法やシステムを加盟させて売らすというもので、最近は、その商材として、建築家も商材になっているものもあります。
その〇〇ホームという場合の多くは、安売りやローコストをウリとしています。しかし、よく考えていただいたら、そもそも加盟費用や加盟店が買わされるツールや時には、モデルハウスなどの事を考えるとその分間違いなくコストは、上がる理屈になります。
では、フランチャイズのコンビニは安いですか?
そんな流通経路をあえて長くして販売するぐらいなら、そん流れよりもそのような性能や品質でそれをより経済的にと考えるバランスの家づくりがいいのです。
その6 上場しているから安心という誤解
上場しているからきっと良い対応で立派な家だとか安心という誤解をされる方が非常に多くおられます。
同じ費用で工務店に建ててもらう方が、もっと良い仕様できるのです。何が心配?保険などでしっかり心配な点は容易っされているのですよ?売り逃げする建売ではないのに。。。どちらかというと中途半端にでかい住宅会社の方が売り逃げしている会社多いですよ。
同じ性能や品質で経済的に・・・なのか、同じ価格でよりいい性能や品質なのかをごちゃごちゃにして考える方がとっても多いです。
経営者や会社が全棟を理解している会社とノルマに追われているだけの担当者以外誰も知らない。それでいて価格が高い会社。
これを理解されたうえで今のあなたなら、どちらにご依頼されますか?
その7 提携銀行は 基本まわし者
ハウスメーカーの営業マンの仕事で重要な事の一つは住宅ローンの算段といえます。提携先の銀行と組んで、だれも否定することなく、できるだけのローンを組ませようとします。
日本では、破たんして家を売っても借金だけが残るという変な仕組みになっております。つまり資産より負債が多いという理屈。これも理不尽ですが現実。
ならば、借りすぎない 無理をしない、過剰過ぎない家をまず建てる事を心がけるべきです。
営業マンも銀行マンもどちらも売り上げを伸ばしたいがためにタッグを組んで、素人であるあなたのローンと家づくりを提案されているのだ!という意識をなくしては、消費者としてダメです。
あえて、針の穴のような可能性を探した家づくりにかけるのか、気の合う設計者と施工者と楽しく予算に合わせた家づくりをするのか、選択肢はどちらかです。
一大事業の大借金をするのが家づくりです。
皆さんがひとりでも多く 経済的で安心して暮らせる家を手に入れるように祈ります。