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風鈴のならない窓っていい?

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今の家は、24時間換気を見てもわかるように窓を開けない家というのを理想とされています。

 

“住宅設計” を専門に仕事にしておきながらも、しっかりと庇や屋根を取らない家を美化して、デザインだけを追及してほんとそれでよろしいのですか?と個人的に感じます。

 
カッコ良さなど作品性ばかり追求して、普通の生活を重視しない家づくりは、ほんと好きでないです。

 
寒い時期は暖房、夏はクーラーを使う生活があたりまえになっています。昔とは違い、それらを使う事が大前提の家づくりをすれば、外と遮断した家づくりとなります。

 

それはもちろん否定しません。わかります。

 

 

これが、そもそも開けっ放しなどが多かった昔の家との考え方が違っていますし、当時は、クーラーなどがない家は沢山ありましたので、風通しは最も大切な事でした。

  

そんな夏でも明け方は寒かったりもしたものですが、冬の寒さを重視するばかりに閉じる家となり、外部の自然の恵みなどと断ち切る考えになっているのが、今の家づくりと言えます。

 
確かに窓を大きくとると冬は窓面からの冷えが大きいし、庇がなければ、夏も室内に日射が入ってきます。

 

でも 昔の家ってよくなかったですか?


その家族の笑い声が聞こえてきたり、食事がわかるほど匂いがしたり、子供を怒る声なども聞こえたり、窓越しに見える白熱灯や団欒や寛ぐ様子を感じる事が出来たものです。


長屋育ちだからかな? 昭和だからなのかな?
夕涼みなんて事もよくしたものです。


匂いや風 目に見える景色や鳥のさえずりなど五感で感じる事をさせない家づくりを美化してよろしいのでしょうか?

 

味わいも風情もなくなるばかり。


また住宅には昔ながらの木が最も適しているのに自分が得意だからと言って、鉄骨やRC造を相変わらず進め、RCなどは工期も長くなりコストも割高になるその自分勝手な建築家の感覚が理解できません

 
人も自然に近いものであるにもかかわらず、自然との関係を断ち切る家づくり。
決して長期で優良とは思わないですけどね~~ 

 

すみません あくまでも個人的な所感です。

 
窓のない地下室や安い賃貸料の光の入らない事務所ビル
居心地いいかな?


ある事務所に行った時、そんなことをふと感じました。
この場所って 人がいるところかな?と。

 

 

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