ブログ学ぼう!リフォームの講座
今日は、同じ町内の方が偶然に見つけていただき、建て替えのご相談対応でしたが、お近くですので上の写真の模型を持参のうえご訪問してきました。
家づくりについて、色々な悩みについてすべてお答えして、勇気を出して問い合わせをしてよかったですと満足していただきましたが、素晴らしいライフプランをお持ちの方でしたが、こういうタイプの方はほぼ失敗しません。
その方のこれまでの人生もお聞きして、いい時間が過ごせました。
では 本日のイエヅクリノオハナシです。
お年寄りのお母さんが2階で寝泊まりしているからと、2階のキッチンで顔を洗いたくない!ということで都度1階まで行っていたので、2階の可能な場所に洗面化粧台を配置しましたが、久しぶりに予想を超えるサスガノオサマリです
そんなことでこの回では、ブログでわかるリフォーム現場講座
まずは ご覧ください
この奥の中古住宅を購入されました事例です。
この方はご実家の近くで中古住宅を買って、耐震補強して、間取りも変えて、安心リフォームをする!という内容ですが、解体後はこんな感じに
まさしく すっからかんですが、こうしてみれば、家は、ほんとに大きいもので、またあらためて2階の窓が明るいので、吹き抜けという発想も活用しなければいけないとあらためて感じます(窓ふきの問題はありますが…)
この写真は、耐震検査の立会で第三社の検査機関の方に見ていただいております。
この方々は、これを専門にお仕事されている会社で、保証も用意されているので、中途半端な立場でくる小遣い稼ぎの建築家より私は余程意識が高くていい!と判断しております
色々な道具を使って配筋を調べたり、強度を調べたり、約2時間近くじっくり調査し、報告書として作成されます。
そのあとシステムバスメーカーも来られ、現場のオサマリについての確認もされたり、この工事をした家づくり会社とのやり取りや段取りの打合せなどは、適格な指示をされていてやはり施工のプロだなぁ~とお客さまも感心されたご様子
この段取り悪い!とか、だらしないとか、下請け任せの場合などは、こういう適格な判断がいつも遅れがちになるものです。
ちなみに参考までに水回りの解体あともご覧いただきましょう。
これは、在来浴室のあとですが、やはりここらあたりは、多少腐食はしていますが、古い割に予想よりもひどくなかったですが、ちなみにシロアリがひどかったらこんな感じになります
では 次の写真
これは2階のトイレの排水ですが、よくわかりますでしょ。
これは 流し台の排水ですが、この写真をみながら 床と壁のお勉強です
床と壁をご覧ください
今では このようなオサマリはしませんが当時は・・・であり、絵と実際の写真を比較してください。よくわかるかと思います。特に壁は、屋根の下地も含めて、この時代の建物は、ほとんどがこのような下地となっています。
ところが今では合板なので、比較してもわかるように昔の家が弱いとか寒いとか言われる理由がよくわかってくるかと思います。
ところが、建売はこの下地をしないで価格を下げようとされます。
よくご覧ください。構造体が 透けてますでしょ?
もちろん、これらがいい加減というわけではなく、住まい手にとってベストな建て方やリフォーム現場などでは、この時代のこういう建て方があたりまえであり、時代ともに色々と変わってきているのですという意味ですが、断熱などの事を考えると断熱はもちろん下地ぐらいはしてほしいものです。
では 次にこれをご覧ください。
こちらの家では、これは全く強度の必要のない柱なので問題ないのですが、これが仮に荷重のかかる柱などの場合は、見た目よりも欠き込みが多い分、あたりまえの理屈でこの部分が細くなるので、その部分は弱くなるのです。
理屈はこういう事です
こういったことからも欠損部分をできるだけなくそうと金物工法が増えている理由の一つです。
このように家の中を一度すっからかんにすれば、嘘はつけないし、素人である消費者もみんな見えてきます。
そんな事を一切気にせずに、どれだけ上っ面だけをきれいにしても・・・と思いますが、そんな程度の悪いリフォームなのに高額な費用を取るところも多いですので、くれぐれもお気を付けください。
リフォームであれ家づくりですが 正確な判断(ジャッジ)ができますか?
消費者は素人ではじめての家づくりであるのに、売る側のプロ(プロでない方も沢山)から、それなりのらしきプランを出されて、その良し悪しのチェックできますか?見積もり明細を出されて内容のチェックできますか?数社それぞれ違う書式なのに比較検討できますか?
ハウスネットでは、これまでの経験やデーターなどを蓄積していますので、適正に判断をしてアドバイスをいたします
ただいま阿倍野区民センターででもそろそろはじめるセミナーの計画の準備をしております。
■リフォームも しっかりじっくり丁寧に