家づくりの正しい進め方。
家づくりをする、居住するための不動産を購入する事は、世の中の景気がいいとか悪いとかそのような事で右往左往するべきではないと考えております。
その理由は、間違いなく少子化による人口減少と空き家問題でほとんどの不動産が下がり続けることになるでしょうから、景気がいい悪いだけで家づくりや不動産購入することは、賢いようであまり意味がない事であると言え、ベストタイミングは、ご家族がその必要性を強く感じた時と言えますが、しかしながら何も考えないで、準備も心掛けもなくして家づくりを進めることは賢明な方法とは言えませんので、まずご家族が家づくりをする、不動産を購入する目的は何かという事が大切。
◆家づくりの正しいスタート
自分たちが求めていることが何かをはっきりさせる必要があり、自分たちは求めているものに対しどれだけの犠牲を払ってもいいのかなどの覚悟を決めないといけません。
具体的に言うと家づくりにいくら使えるのか?頭金いくら用意して、毎月の支払額をいくらにするのかなどから総額が決まってくるので、そこから諸費用などのために20%ぐらいを差し引いた残りの80%ぐらいが土地と建物に使える費用となります。
これすらはっきり理解しないで売り手から言われるがままに前に進めるのは非常に危険であるという事になります。
次にマイホームを建てることが家族にとってどういう事に役立つのかを考えることです。具体的に言えば、家族のために必要な建物の大きさと間取りを理解しておくことが必要であり、ほぼその大きさ(床面積)が見えてきたら、建物の予算が見えてくるので、総額から土地の予算も見えてくるという事になりますし、建物の大きさが見えてくれば、建蔽率などから土地の大きさなども見えてきますので、土地を買う必要がある場合は、その予算にあった地域で土地を探すことになります。
正直、少々学校頼りのような気がする学区や学校などは、本当にそれほど拘る必要があるのか?など子供はいずれ独立して暮らすことになりますので、長年自分たちが暮らすことになるので、その生活を中心に考えて場所を選ぶべきかと思いますし、むしろ子供たちが大人になった時にご夫婦が建てた家にどう関わっていくかを考えたほうがいいと言えます。
子供の教育は、学区などに左右されるものではなくて、家族間の幸せな関係や躾を通して教育をしていくのが本筋であり、家族の本当の幸せを長期的、本質的、多面的にとらえることであり、思い込まないで家を建てると目的と価値を十分に考えて、十分に話し合って、ひとまずそのゴールをはっきりと設定することが正しいスタートと言えるのです。