“身の丈”と“足る”を知る家づくり日記

大阪から〝身の丈コスト〟の家づくり&不動産について正直に伝えます。

どちらを選びますか?

f:id:house-net:20180203104928j:plain

 

例えば 家づくりに使われるある商品、それはなんでもいいですので、仮にシステムキッチンとしましょう。全く同じメーカーで同じ商品(仮に定価150万)なら、あなたはどちらの会社から買いますか?

 

【事例1】 

A社:90万  B社:95万

これは簡単ですね。常識で5万安いならA社を選びます。日常の買い物でもよくあると思います。あっちの牛乳の方が10円安いとか・・・


さて、では次の事例の場合、どうされます?

【事例2】

A社:システムキッチン本体80万 取付費10万

B社:システムキッチン本体75万 取付費20万

よくみると取付費で価格の差があります。つまり合計で90万と95万となり同じように5万の差がありますが、商品だけ見ればB社を選んでしまう事があるのですが、よく考えてみてA社を選ぶかと思いますが、中には不思議な事にこのあたりの金額差は、会社や担当者で選んだりすることがよくあるようです。


では、次のような事例ではどうでしょうか?

【事例3】 

A社:システムキッチン本体60万 取付費10万 諸経費20万

B社:システムキッチン本体70万 取付費 5万 諸経費15万

どちらも、合計すると結局90万となりますが、実は、家づくりの価格ってこの事例のような事が多くあり、坪単価だけでかなりお買い得感満載で安く強調しているのは、だいたいどこかで帳尻合わせをしているのがほとんどで、諸経費と取付費を含めて検討しなければいけないケースがほとんどなので、ですので、商品だけを強調して安く見せてどこかで利益調整している事例3が多いです。


ね! こういう風にお伝えすればよくわかりますでしょ。薄利多売なんてしている会社はほとんどなくて、良い人からできる限り絞り出す仕組みとなっていますので、あなたがいくらでもいいので気にしていないですという方以外は、気を許したり、安心してはダメですよ。

 

ですので、傾向とすれば、ローコスト系の見せる部分 広告部の価格は事例1で、できるだけ諸経費を少なくしようと見せるハウスメーカーの場合は事例2が多く、原価をオープンにした考えは、事例3のような明細になります。

 
そうです、結局 合計なんぼやねん!が正解です

 

では 引き続いてどちらを選びます?問題です。

あなたは、次のような家づくりの依頼先があればどちらを選びますか?


A社 設計は✕ 価格は〇 対応は△ 
B社 設計は〇 価格は✕ 対応は△


このように質問をすると、ほとんどの方は、なんとか設計だけをクリアしてA社と思う方が多いかと思いますが、でも現実では、設計だけをみてそのあとの価格などは仕方がないなどわけのわからない理由だけでB社に依頼する方が多いもので、プロもそういう流れを理解してプランだけでOKと判断している会社が実に多いものです。

 
それが、設計という中に提案部分の工法であったり、断熱という事であったり、どうもその会社にしかできないとか、その工法だけがいいとか、見学会やセミナーなどで洗脳され、肝心なわが家の主旨(経済的・身の丈など)やコンセプトまでもが、曖昧になってしまっている方が意外に多いものです。


経済的で身の丈に合った・・・で始めたはずなのに、不思議と過剰であったり、高額なものをわざわざ選ばれるようになります。

 
工法や性能などは、必要あれば考慮すればいい事であり、もちろんガスや電気なども設備なので、プランが決まり仕様を決める際に価格と平行に検討すればいい事であり、そういう意味で〝プランニングと仕様決めと予算組〟という部分が、とても大切であり、大いに時間をかけるべきで、プランがお気に入りというだけで見切り発車する事ではありません。これから先の生活に関わりますから、焦ってはダメです。


が、とかくプランがいいから、価格や対応やこれまで建てた方の評価やアフターなどがどうあれその会社に頼む!という安易に判断される方が、現在の家づくりの経緯によって、その他の大切な事も無視されて依頼先を決めている方が多いのがとても残念です。

 

できれば、一つのプランが確定して、そのプランに対して色々な仕様や工法などを検討できる家づくりが理想といえますし、おそらく自分ならそうするであろうと思っており、これはプロだからできる!という事ではなく、心からその方法がいい!と思うのであれば、家づくりがはじめてで何もわからない素人の方にも、その方にとってベストな方法で家づくりができる環境を提案してあげることが本当の意味でのプロであると思っています。 


もちろん!施工会社を色々選ぶことのようにプランに関しても、色々考えられる要素を考慮し、選択できるような環境を提供すべきで、プロにありがちなのが、


 自分が書くプランだけがベスト!

 

これが 結局 致命的で視野の狭い考えだと思っています。建て主とは言え、素人におかしいところを指摘してもらい、そこだけを修正するというプラン書きは、プランニングというのではなく、単なる御用聞きをしているだけと言え、ハウスメーカーの営業マンも工務店も建築家もリフォーム会社も、この点は誤解しないでほしいものです。


気がつけば、仕事として捌いている。
そんなことはプロが見れば わかります。

 

◆本当の意味の比較をするということ

housenet.jp