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家づくり会社の経営者 できないと言えるか否か!?

先日は、お客さまに同行して一緒に高気密高断熱高性能の小さな家を見学してきました。

 

高性能を追求するとどうしても費用が嵩みますので、私的には小さな家でいいのでは?と思っております。ご夫婦1室。将来出ていく可能性の高い子供室もさほど大きい部屋はいらないだろうし・・・となれば、3-4人家族であれば、同じような広さでよろしいのでは?と思います。(ただし2世帯は話は別)

 

では、見学した家の写真を見ていただきます

 

吹抜けを上手に利用した間取りです 

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狭小でもプランはよくできていましたし、こういう家を希望されている方がおられた場合、どういう手順を追うか説明しておきます。


まず高気密高断熱住宅を希望しているお客さまがおられるのですが・・・と一斉に募集します。

 

逆も然りで、やはり一般住宅より手間がかかるので少し高くなる高気密高断熱住宅が過剰だ!という価値観の消費者にはそれを進めることはありません。

 

私自身が建てるならどうするか?というと断熱性能はこれからの時代なのでそれなりに拘りますが、高気密に関しては、新築時はよろしいのですが、居住期間中にその気密性は、引き継がれた方やDIY、リフォームなどでもろくも崩れ、それらが原因で先々よからぬ結露を発生させると思っていますのでそこまではしないと思いますが、それらは人の価値観の違いですので。

 
ですので、高気密高断熱高性能を希望された時は、できる、できないという判断を先にしないで一斉に登録優良工務店に対して募集をかけます。

  

次に手をあげてきた登録店の中から抜粋してヒアリングしていきます。
ここが実はとても大切なポイントです。

 
よくある売り込むタイプのプロの傾向は、とりあえず消費者と会って 

  • 高気密高断熱をデメリット伝えてあきらめさせよう
  • 自社の工法やシステムの家に仕向けよう 

という行動をしようとする会社がたくさん存在します

 

どうもこれをこの業界では、〝営業力〟と勘違いしている傾向がとても大きいようで、馬鹿なフランチャイズの本部や工法やシステムを売る会社やコンサルなども、こういう事を教える方が、とっても多いですし、営業責任者や経営者までもこうであるべき!と
社員教育している会社が多く存在しています。


これ できているできていないの判断をしにくい消費者にとっては迷惑な話です。

 
そもそものその家族が希望する家のテーマに自社はそぐわない、経験がないので…お互い不幸になるので…という発想をしないようで、それだけ躍起になって契約という事だけを目的にしているから、こんな事になってしまうのです。

 
先日も同行したお客さんが言われてましたが、1級だ2級建築士だと言われたら、それだけで信用してしまうという事ですが、資格はあくまでも資格でとんでもない1級も沢山存在していますので、何も知らない消費者には罪はありません。

 

知らない事を知らない できないと言えない住宅業界のプロ側が悪いのです。

 
しかしながら、建て主も最後までコンセプトは、ブラさないでほしいと思います。

 
ですので、私がプロたちに確認することは、高気密高断熱高性能の家づくりの経験が本当にあるのかのヒアリング作業です。

 

過去何棟?いつ?その結果は?などなど。

 
この段階で?の経営者などは、私に対して『高気密高断熱なんて家は〇〇の理由でやめた方がいいですよ!』と説得してくる方もいるので、こういう空気の読めない経営者は邪魔くさい話です。

 
私にすれば、勉強して高気密高断熱高性能な住宅も対応できるようにすれば、またひとつ提案の幅が広がると思いますが、どうもそういう発想にはならないようです。

 

こういう工務店などの経営者は、いつもできない、しない理由をいつも探している。そんな方よりも、経験ないので一度そういう家づくりをしている工務店の見学会に招待してくださいとお願いすればいいのにと思いますが、知らない 勉強する 学ぶという事を恥であるかのように思われている経営者も多い感じがします。

 
もちろん!消費者のためになるのであれば、希望されれば、その実績ある現場へ一緒に行き、学んでもらうようにします。

 

お客さまに対しては、こういう実績がある、提案ができるしっかりした会社をご紹介して自然と何の不快感も感じることなく、希望する家に辿りつくという事ができるようにしております。それが役割。

 
営業マンのようにわけのわからない根拠のない批判だけをして、デメリットだけを伝えてやめさせようとする事を〝営業力〟とは言わないです


それよりも ある経営者のように

 

これまで実績のない当社が、それをするとお客さまに迷惑かかる可能性が高いので、それを得意とする工務店にご紹介してあげてください!


とはっきり言える経営者は、あたりまえの事を言っているのですが、これを言えない方がどれだけ多い事かと感じることはしばしば。

 

この流れや考えは、常識のある消費者の立場である皆さんならなんとなくわかっていただけるかと思います。

 

これ、実は、チェック済みである登録優良工務店でなくても全国同じことで、どこの工務店でも家づくり会社であっても、判断できない消費者がいきなりいって決断するのではなく、まず我々が工務店などに訪問するなり、消費者に出されるプランや見積もりなどの資料を見ていくつかの質問をするだけで〝誠意や本音〟はわかるものです。

 

 

■ 抜粋していけば理想の家づくりができます

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