家づくりの最大の防御方法
無料で耐震検査いたします
それを聞いて皆さんは どう感じますか？
あまり何も感じないですかね？
だから、この手の広告の言葉で引っかかるのですかね？
新築・建て替えでは、よくハウスメーカーなどは
『無料で地盤調査 敷地調査します！』
と言われる会社もありますが、実は、地盤調査の場合は、調査会社に依頼すると通常３万～４万ほどの費用が発生して、プラス敷地調査となると合計５－６万となっています。
いずれにしても、人が動いて調査するのは、費用が発生しているものなので、つまり その調査会社から請求されるのです。
でも、皆さんには無料。
プロ側のこの心理は、おそらくこれぐらいの費用は、契約さえすれば、後でどうにでも回収できる！と思っているわけです。
確かにごもっとも・・・とも言えます。
ところが、実際契約できるのが、１０人で１件とします。１人あたり３万円のコストが必要とするとこれだけで３０万の負担となります。
他には、すごくきれいな手間暇かかったプレゼンボードは？
模型は？ 頂けるパンフレットなどは？
きれいに書けるＣＡＤソフト（上場会社が開発供給しています）などは購入・採用するだけで年間ん百万円かかりますから、そんなことだけ考えても、家づくりは高くなるわけです。
耐震偽造の話題の前によく問題になっていたリフォーム詐欺。
このほとんどは、訪問販売や点検商法です。
シロアリ 外壁 塗装 屋根
そして最近では この耐震診断
どれも “無料” と言っていますが、不思議なくらい未だにこの手には引っかかるようです。
例えば、その無料耐震診断といっている会社を調べてみてください。ＮＰＯや全国耐震〇〇協会など、いかにも、もっともらしく書かれていますが、工務店があるグループに加盟して、これまた会費を払わせ、耐震金物を売るための仕組みだったりする事があります。
最近では、手が込んでまして、行政、例えば、大阪市などの言葉を入れて、さも行政がやっているように誤解させるチラシなどを配布されている会社があったりします。
これらは、リフォームをする会社が検査して、診断して〝危険！〟といって大掛かりなリフォームをさせるためのもの・・・ではないですか？
本来、診断や調査をしようと思えば、必ず人が動きますので、どんな調査であれ、診断であれ、見ないでできません。
となれば、リフォームを売る会社に診断させたら、あたりまえのように売り込まれるのは当然ですし、検査会社に依頼すれば売り込みはないけど費用が発生するわけであり、そもそも検査を営業ツールとしか見ていない事が意味があるのか？不安をあおったり、ケチをつけるだけで、まして保証すらできないような会社に頼むことは、ムダと言えるでしょう。
ですから調査というのは、リフォームする会社ではない客観的な第３者検査機関に依頼すべきであり、先ほど言いましたようにしっかりと根拠を持って保証なども用意されているところをお勧めします。
いずれにしても、自分の住宅や家族を守るためにプロ並みの知識は、無理であっても ある程度の予備知識ぐらいは必要です。
それが最大の防御です。
