家づくりに不満な方が8割らしいという現実に・・・
この住宅業界ではよく
「家は3回建てなければ満足しない!」
なんて事を不動産会社やハウスメーカーの営業マン、もしくは工務店の経営者やはたまた建築家までもが口にしたりしますが、これはプロの都合のいい〝言い訳〟なのです。
そもそも3回も誰が建てれます?という点がポイントで(笑)たった1回でもプロなんだから成功させろよ!と思うのが普通かと思います。
3回建てないとと言いながら、最初から逃げ道をつくっている感じがしてならない。
そんなことを前提にそもそもプロが家づくりに取り組んでいる姿勢がダメなような気がします。
ほとんどの方が、長い期間のローンを組むというのにその1回の買い物でも、できるだけ満足するようにすることが真っ当な考えだと思いますがいかがでしょうか?
そろそろ家を建替えようかな?
性能悪くて狭い賃貸を卒業して家が欲しいな・・・
と思ったら多くの方は、住宅雑誌を手にしたり、ネットで検索してみたり、いつの間にかそれらが広告であるのに鵜呑みにしたり、手っ取り早く住宅展示場に、ほとんど予備知識も理論武装もなしに漠然と見学に行かれます。
その入るモデルハウスはなんとなくで、いくつか見ようとしたのに結局つかまり、それほど多く見ることができなかったりする。
そこでは、裏の世界とは違い、とても爽やかに見える営業担当者たちが、あぁ言えば こういう、あの手、この手で何とか自社の商品(もちろん家)を買わせるように仕向けます。
彼らと話をすると、さも 今が買い時、今しかない、という錯覚に陥り、人生で最も高い買い物でもあり、一生に何回もない買い物をすぐ決めないと損をするかのように誘導して、衝動買いをさせようとしたりします。
中には、はじめての家づくりということもあるので、余計に住宅雑誌やネットで勉強をしたり、よくわからないまま沢山の情報を仕入れたりしますが、それらをすればするほどそれらの情報は、あっという間にあふれだし、整理ができなくなり、混乱するか、若しくは、ある偏った考えに洗脳されて、強い思い込みができてしまって、視野が狭くなる方が多くなっていると感じられます。
その結果、衝動的で驚異的なスピードによる家づくりもあれよあれよ!という間におこなわれ、家ができたあとで、価格の面、依頼先選択の面、プランの面など色々な面で後悔をされる方が、多くおられるようで、結局最後には
最初の家づくりはこんなもの
と消費者側までもが、変に納得したりするから、今の家づくりは、いつまでたってもその程度で、おかしな家づくりのままであると言え、〝滑稽〟であります。
でも、これらは選ぶ側である消費者に原因があるとは思えないし、おそらく供給する側であるプロ側に多大な問題があるといえます。
ハウスメーカーを含め、工務店や建築家までもが、他社との差別化とか、だからこそ今の時代は個性が必要だ!として、売り込む際に過剰な提案や選択肢を一方的に増やしたりします。
それらを宣伝し、色々な方法で洗脳し、過剰提案へとつなげ、それらに関して、広告宣伝費や採用するために様々な団体やフランチャイズにも加盟して、色々と沢山の経費を投じることをされます
その結果、それらにかかるコストを何もそこまでは必要と感じていませんので・・・と思っている消費者を含めた家づくりをする方に多大に負担させる仕組みとなっていて、住宅の価格そのものが、適正価格より不当に高くなっていることが多いです。
はじめての家づくりする方が、なんとなくこうではないか?・・・と進みながらも、手探りでわからないなりに色々な場面で、プロを相手に都度適格に判断して、決断して進めなけければいけない
それら全てが、費用に関わるという今の家づくりは、ほんとにこんなのでいいのだろうか?って改めて感じております。
■ だから客観的に家づくりに介入しています