なし崩し狙いなのだろうかと感じる建築家の家づくり!?
先日 ご相談のためにご訪問したお客さまは、不思議な事に私がまだお会いしていない方からのご紹介でしたが、これは実にうれしく思い、心から感謝いたします。
こうして、ひとりでも今の家づくりがおかしい!と気づいていただければ幸いですが、今回のご相談のお客さまの相手のプロですが 相談内容を聞くと一体何をしたいのか意味がわかりません(笑)
その内容は ・・・
知り合いの身内の建築家の方に家づくりを頼まれたようですが、何カ月経過しても、状況は動かずで、年内完工というのに見積もりすら出てこない状況のようです。
その事を相談者である建て主が、その建築家にご質問すると口ばかりで状況は全く変わらないようですが、それを聞いて素直に私が感じることは、その建築家にそこまで拘る理由が正直わからないのですが、どうやらこれまでの経緯を聞いていると見積り価格が出せないようです。
というのが、その建築家ご自身が言った 坪〇〇万円でできる!という基準がそもそも根拠がないので、実際に見積もりを出してみるとおそらくとんでもなくかけ離れていたのでしょう・・・それで必死に調整するも調整できるような範囲でもなく、だから相談者である建て主にお見せできない状況となってしまっているような感じがしております。
さてさて こうなれば、よくありがちなのが、「期間がない、時間がない、間にあわない!」という事で、少々なし崩し的な家づくりをされる可能性もありえますし、もちろん価格も、おさまりませんし、プランもスッキリしません。
〇〇した方がよい!などのオハナシを聞くとなぜそんな説明しているのか?と疑う部分は、とっても多く、そもそもその方ご自身一般住宅を設計した事があるだろうか?という疑問さえ感じます。
しかも、当初はリフォームで検討したい!と言ったにもかかわらず、リフォームと新築は、価格的に変わらないので、それなら新築・建替えの方がいい!と訳の分からない口頭のみの説明だけで強引に進めたらしいですが、その根拠もそもそもなく、適当である・・・とも言えるのです。
弊社のホームページにも書かれていますようにこの厄介な業界人であるお立場の建築家というのは、仕事の経歴上、得手不得手があり、見積もりができない方が多いのです。
ですので、彼らが口にする 坪いくら? というのは、しっかりした明確な根拠もなく、その結果、都度、それらのご無理を施工する工務店や職人に押し付けているのも事実であり、理想の仕上げを図面に書くのはいいのですが、それが予算とかけ離れているケースが多くなるものなのです。
一度、工務店や職人さんのご厚意とご配慮により、無理をした価格でお仕事をする事によって、それが前例となってしまい、それ以降もその無理な予算組を工務店に押し付けて「坪単価の安い家ができる!」と強調しながら、実例写真は、その坪単価からかけ離れている写真を掲載したりしますが、これらの流れは、ある意味チラシに掲載されている坪単価があってないようなものの告知と同じで、この手の手法は、意外にもとっても多いですので、皆さまもくれぐれもお気を付け頂きたいと思っております。
このような家づくりの進め方をされると消費者にとって非常に不幸なカタチとなります
家族のための家 という事を忘れないでください