素人さんの為の家づくりい・ろ・は

素人さんの間違いだらけの家づくりの知識。 あなたの家づくりに役立つ知識を大公開! 続きはブログで・・・

住宅ローンを含め資金計画は将来までしっかりと。

先週ご相談のあったお客さまは「ヤスカロウワルカロウの家を建てるつもりはないが、家に過剰な費用をかけるつもりもない!」とはっきり言われておりますが、目的が明確です(^J^)

 

例えば、台風の後の太陽光問題の事を見るだけでも賛否両論でどちらが正解とも言えないので、建て主である消費者がしっかりした考えを持って、柔軟性も兼ね備えて、誘導されないように自分たちの家づくりをしっかりと進めていくべきかと思います。

 

  
過剰な費用はかけないけど性能や品質を最低にする必要もない!ということからも、ポイントを押える意味で、とってもわかりやすいのです。

 
もちろんどんな家づくりでも、新築の場合は、必ず数千万円します。でも実際は ローンを組むため 月々数万円 という返済金額に振り替えて支払いを考えるので、金利を含めた総額的な金銭感覚がマヒしてしまいがちです。


「払えるからまぁいいか・・・」これが要注意で、誰しも資金計画をするときは、家を建てる喜びで「少々支払いが増えても、まぁ~何とかなるさ・・・」程度にしか考えません。


しかし、実際に返済が始まるとそれに加えて光熱費 税金、将来のための補修メンテナンス費、子供の教育費などの費用が思いもよらずにかかってきます。わが家も今真っ只中です。

 

f:id:house-net:20180916084928j:plain

 

その他 私たちの世代の悩みである日突然始まる親の介護です。もちろん介護が必要でない方もおられるでしょうけど、同居に限らず将来、介護が必要となった時の問題が生じたりします。

 

そんな中でこの住宅ローンは、長い期間、家族の支払いの中では固定費となってしまいます


景気がいいとは言えない不安定なこの時代、月々の支払いがとても気になります。金利が上がれば、固定金利でない限り途端に負担も増えたりします。景気が良くても気になるし、悪くても気になるものですが、不動産価格などは、間違いなく右肩上がりになることもありません。

 

せっかく建てた、手にした念願のマイホーム。使い勝手も悪く、夏暑くて冬寒くてクーラーも暖房も効かないようで性能も悪く、構造も信頼できない住宅やシックハウスなんかだったらがっかりです。

 
家族がずっと暮らす大切な家を建てる、買うという行為は、ほとんどの方にとっては、住宅ローンを組む=借金をするということになりますし、その金額は、これまでしたことがない買い物の金額となります。

 
服・電化製品・生活用品などの金額は、少しでも経済的で良い製品を探す方法を選択するのに〝家づくり〟になった途端に見積もり明細も1式であっても、売る側を簡単に信用して安易に契約したり、意外にもあまり気にしない方がまだまだ多いようです。

 
私からすれば、わからないから・・・といっても、そんなドンブリ的な考え方で本当にいいのかな?って大きなお世話でしょうけど感じるばかりです。

 
それらの見積もり内容については、また後日述べるとして消費者である皆さんは、是非一度、契約する前に仮でもいいので、住宅ローンつまり、シュミレーションの生活をお勧めします。子供の年齢と学費 親の年齢と介護費用、15年後以降のメンテナンス費用などなど。

 
毎月の支払いだけなら、銀行のホームページ上などで、いくら借りたら毎月いくら返済などの計算が簡単にできたりしますので、際どい方は、しばらくいくら借りたとしてその生活をしてみる事もありです。もちろん税金なども考慮しないといけないですよ。

 

賃貸の小さい家から大きな我が家に引っ越せば、設備などが広くなったり、よくなる分、水道代や電気代などはあがるかもしれませんが、これらも結構バカになりません。

 

かといって、国が推奨しているZEH(ゼロエネルギーハウス)で建てると建てる際の費用がその分高額になりますので(だから無駄のない小さな家を推奨しているのですが…)住宅ローンの額が増えることになりますので支払いが増えますので、それらの価格のバランスをしっかりチェックする必要があります。

 
家を建てる、買うことで果たして、これまでと変わらない生活ができるのか?少々無理しないといけないのか?目先だけの事や一瞬の判断だけではなく、先々を考えた金銭計画をしっかりして欲しいと願っておりますので、無理・無茶な家づくりにならないように家づくりにも予習が必要です。

 

そこでここでは、住宅ローンの考え方 チェック項目をお伝えしておきます。

  1. ボーナスは余剰金と考えて、毎月の給料の中で無理のない返済を考えるべき
  2. 会社、勤続年数を重要視する銀行も多い。定年で支払いが終わるように考える
  3. 奥さまが正社員なら合算は良いが、パートなら余剰金(繰上げ返済用資金)と考えたほうが良い
  4. 現在の家賃としっかりと比較する(駐車場代や税金含む)
  5. 車のローンなど他の借入がないか。滞納経験がないか。
  6. 生前贈与含め手持ち金としていくら使えるか。

巷で話題のス●ガ銀行のように不動産会社が推奨する銀行だけでなく、消費者の立場でいくつかの銀行を比較するようにしてくださいね。全然支払い額が変わったりしますから・・・。

 

f:id:house-net:20180916092640j:plain

 

また上記の分譲チラシに書かれているような毎月の支払額を鵜呑みにしない事です。金利が適当だったり、書いていないけど賞与の支払いを多くしていたりしてますので。


家を建てる時、買う時に金銭感覚は間違いなく、誰しもマヒしますので(商談相手であるプロは間違いなく麻痺している)これを読まれたあなただけは、マヒさせないでください。

 

■ 家づくりのマネー

www.ie-par.jp