似非モテはじめると人格は変わるものです。
ある子供は、自分は異性から全然モテナイことで一人悩んでいました。
そんな悩みを聞いた友達は、彼の優しさや真面目なところ、勉強熱心で素直なところがあるので、何の心配もしていないのですが、あえて言えば、女の子にモテたければ、服装のセンスを見直してみれば?とアドバイスをしました。
そう言われて 〝はっ!〟と気づいた彼は、色々な雑誌などを買っては、勉強をして、それなりの恥かしくない格好になりました。
彼が、とってもいい子だと友達は、他の子供にも伝えると本当に素直で真面目なので
みんなからも次第に愛されるようになりました。
するとどうでしょう
友達が何も言わなくても、彼の魅力に気づかなかった周りの女の子までもが、次第に彼の存在に気付きだし、とっても気になる存在になりだしました。
そう、いつの間にか彼はモテモテ。
ある期間を経て、彼は次第に女の子はとっかえひっかえ、もちろん自分にとって都合のいい女の子を選んだりするようにまでなって、彼の周りで傷をついている女の子も多数見るようになってしまいました。
友達は、心に傷をつけた女の子にちゃんとあやまりましょう!と言ってみましたが、何の反省もしないで、君に誰か紹介しようか?という始末
いつの間にか、彼の服装などは、ブランド品ばかりで他の女の子からのプレゼントのようで、噂で聞くところによると危ない仕事もしているという。
彼と話をしても、口説きのテクニックや騙す方法、お金を出させる方法などばかり聞かされます。
そんな彼からは、すっかり優しさや素直さや真面目さ、勉強熱心な姿を見る事はなくなってしまいました。
このままでは、この子の将来は、どうなっていくのでしょうか?
・・・ってこんな感じです(笑)
自分を過信しているハウスメーカーの営業マンや今の工務店の実態ですが、これってよくわかるでしょ。
ちなみに友達とは、私で、服装のセンスは伝え方です。女の子とは、もちろんお客さんの事で、ブランド品とは、色々と過剰な工法やシステム・・・そんなとこです
あなたは、こんなに変わってしまった男の子を好まれます?
皆さんの幼なじみでもいるかも・・・昔はいいやつだったのに・・・という子。
私の幼なじみでもいてますが、もちろんいつの間にか縁遠くなりましたが、まさしくその感覚と一緒です。
最初は、とにかく不器用ですが、素直で真面目、勉強熱心で優しさもあり、愛されるキャラクターのケースで、ほとんどいいところはあるものです。
でも、次第にテクニックやコツを覚えだすと勘違いがはじまり、驕りが出はじめ、慢心でお鼻が天狗のようにとっても伸び始めますが、その鼻が伸びている事は、意外にも本人は気づいていないケースが多いのです。
その鼻をボキッ!と折っても、最近はまたすぐに生えるようですが(笑)そうなるとお互い縁が遠くなってしまいますが、でも、それはそれで自然でもあり、仕方ないんでしょうね。。。
業界の中でおおいに勘違いしている営業マンにしても、目先の利益に走り出した工務店にしても、これはこれで、最後はご縁と思っています
私は、これからも真面目で素直で心優しくて、向上心があるのに自分では
相変わらずモテません まだまだです・・・
っていう姿勢の人たちと長く付き合いたいですし、それって素直に誰かに紹介したくなる方であり、最高の配慮ある方だと思います
俺ってもてるし 俺営業で一番!
って口にする営業マンは碌な人がいてません。
これって業界での経験論です。
ひと昔前、家づくりの会社の責任者の方から、建て主のことを思って見積もりなどを検証したり、比較検討していたら
『そんなコンペ?みたいな事をするなら当社は今後参加しません!』
『ん? でも、これは私がしなくても、今の時代、建て主がわからないなりにされていますし、これからも避けられないのではないでしょうか?逆に比較されてもいい優れた提案をすればいいのですよ!』
『うちより安いところなんぼでもある!』
『・・・(自社が高いと言い切る意味がわかりません)』
『プランニングと商談で人間関係をつくるしね・・・』
『契約前に構築するよりも、契約後はもっと大切だと思いますので、なので契約が決まってからでも、それはしっかりできると思いますが・・・』
『なら、うちは参加しない!』
これは、今の家づくりの問題点が見える中小の工務店の経営者との会話ですが、この商談力(営業力)とプランで依頼先が決まっているということが多いものなのです
建て主の代理人である私としては、仕様がちがって、価格が違うのならわかりますが、同じプランで同等の仕様や性能なのに建て主に高い買い物させることはできません。
しかも、その価格力があることに加え、施工力も会社力も対応力もあるとなれば、自然と依頼する先は決まってきます
比較するな!ということより、まずは、同じような家を建てているのになぜ当社は高くなるのだろうか?満足度は高いのだろうか?ということをしっかり考えるべきである。
安く売ることを世のマーケティングの先生方は、高く売れ!とよく否定されますが、この理論は、家づくり業界に関しては、該当しないと私は思っています。
理屈は、まずはムダを省いて、先に適正価格なものを吟味さえすれば、家の価格もそのようにできると思っています。
だから、先にそのことを一切しないで、そもそもの仕組みも一切変えないで、今の価格やもっと高く売るべき!ということを推奨することではないし、そもそもの業界の怠慢であります。
間違っていただきたくないのは、もちろん安かろう悪かろうで粗悪なものを推奨していることではありません。業界のプロ達は、横着しないで、できるだけ経済的に供給できる方法やムダをなくす方法を探しましょう!ということであります
同じメーカーの同じ商品、同じ価格の例えば、システムバスは、安いほうがいいのになぜそれを否定する?なんでわざわざ高く買う必要があるのか…そういうことです
■ ムダを無駄を意識しましょう