収納スペースをという前に考える事
まずは 間取りの帖数をそのまま鵜呑みにしないで、よく見てよく判断してくださいね
例えばこれ
これ5帖であって5帖でないです 和室引き戸の4.5畳と同じで、全く使えない半畳が存在しております。
この事例のように部屋にタンスなどを置くとスペースは大きく減りますが、よく考えれば物を置くためのスペースとなっていることが多いですが、今ではモノを持たない主義ミニマリストという言葉があるぐらいですから、できるだけ物は増やしたくないですね
映画をみているとよく引越しシーンが映りますが、たしかトトロでも引っ越しシーンはありましたが、印象的なのは、日本とは違い、向こうは引っ越しも身軽なシーンもありで、時には、小さなカバンとぬいぐるみで、小さな車でだったりします。
いかに小さい車と言ってもこのような状態はダメです。
一方、わが家もそうだったのですが、引っ越す際に 嘘だろ~というぐらい大きなトラックでの引っ越しとなりましたが、ここでわが家を含め、日本のほとんどの方が、とても恥ずかしい思いをする写真をお見せしましょう。
とある雑誌(何の雑誌か忘れました)に昔掲載された写真で、家の中の家財道具を出した写真ですが、まずイタリアの事例
とっても、スッキリシンプルですが、引き続き、日本を見てもらいましょう
いかがですか?
なんか ごもっともですがみっともなくないですか?
これらの写真は、見ての通りで、家の中のものを外に出して写真を撮るというものですが、おそらく日本も、昔は、上のようにシンプルだったはずで、唐草模様の風呂敷に包んで・・・
だから 昔の家では、小さい家でも、モノも最小限で、部屋も兼用で併用で使っていたので、小さくてもそれなりに広かったのですが、現在は、世界の中でも上位なぐらいモノが多いかもしれません。
しかもそれらのものは、ほんと情緒が乏しい工業製品ばかりで、これらのものを置くためにスペースが必要で、そのために家はできるだけ大きく必要となり、そのために敷地も大きく必要となる。
最近ご新築された方が、靴やモノのスペースの為に坪単価のお金をかけるつもりはない!最低限度のスペースをつくって必要なものだけを残して、他は捨てます!!と言われていましたが、全くごもっともでその通りだ!と感じました。
仮に家の大きさが同じでも、モノを減らせば、間違いなく広くなります。
お客さんで一番の多いのが、プランニング段階でよく収納が・・・といいますが、そのスペースがあればある程、モノを置く癖が増えます。
いつか 使うかも・・・
今度 使うかも・・・
このカモのために1年間ずっと置くスペースを設け、置きっぱなしにされますが、厄介な事にそんなものほど結局それから全く使わなかったりするものです。
ご覧のようにモノがあればあるほど幸せであるとは言えません。
そのモノがなくても、生活もでき幸せにもなれます。
家づくりで収納スペースを!という前に、もう一度自分の身の周りを考えてみましょう!
よくテレビでお宅拝見などで、不思議と仕事などで成功している人たちの家は、ほとんど無駄なものが置かれていないと実感もしておりますが、なにか関係があるかもしれませんね。
“気” の流れとかなにかかな? そんな気がします
わが家でも、私ひとり正反対なのですが、私の服やモノだけは、毎年さびしくなるぐらい減らしていってます(笑)
ひとつ買ったらふたつ捨てる!そんな感じです