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住宅業界では、本を出版する価値がなくなった⁉

 

数年前の私の夢として 〝いつかは出版もしよう!〟と思っていたのですが、昨年の初めにこの夢?は消しました

 

理由は、この業界でのその存在意義に疑問を感じているからです。

 

まずかなり前にある会社からブログを見たとして 自費出版しませんか?という問い合わせが来ました。その頃は、いくつかの会社から 何度営業された事だろうか?


その時、ある会社からの連絡では 

 

 「あなたも300万程度出せば、本を出せますよ!」


って 電話が掛かってきた事がありますが、ついうっかりと思わず 

 

 「 あほちゃうか!?」 と言ってしまいました(笑)


自分でお金を出して、宣伝されるかどうかわからないのに本をつくって売り出す。おそらく在庫も沢山自分で抱えて。。。


夢はわかるけど、これって、広告会社や印刷屋に頼んで在庫で残ったチラシと何が違うの? しかも、本が書けない場合は、用意されるゴーストライターが有料でサポートとかをあたりまえかのようにこの出版業界ではされるようです。

 
こんなことなら、私は、これまで通り無料で差し上げている小冊子やこちらのブログなどで皆さんに十分伝える事ができます。


でも、今 書店の家づくりのコーナーにいくと失礼ながらよく知らない工務店のおっさんたちが本を出している。もちろんブログすら書く能力もないので、あたりまえかのようにゴーストに書かせているのだろうが、おかしな商売方法が増えたものだ。

 

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ご覧の通り同じようなタイトルで同じ出版社で その本の内容は、小冊子に毛が生えた程度で、ベースの話はおそらく同じであることが予想されます。(未確認で興味なし)

 

以前手にしてひどかった本は、巻末に他の本を少し校正したものです!と小さい字で書いてあった本もありました。


・・・この方々は、誰のために何をしてるんだろ・・・と思って、すっかり出版する価値観かなくなったなぁ。。。という感じです。(言うまでもなく個人的な所感です)

 

お察しの通り、冒頭の私への電話と同じで、どうやら普通の工務店のおっさんを捕まえて本を出版させる事が、どうやら商売となっているようで、少し前にこの戦略が当たったのだろうか、ずっと尾を引いているのでしょうね。

 

それにしても、この手の業界の本の内容がとにかく面白くないですが、小冊子でいいのでは?と思うのですが、このように書籍にすることが仕事となるのでしょうね。。。おそらく。


また、システマチックなメルマガでも、予想通り面白いことがおきましたので、皆さんに近いうちに公開しますが、まぁ~とにかくこの住宅業界は、近頃、薄っぺらいマーケティング手法が蔓延っているようで、このように書籍を出せば、街の工務店のおっさんもなぜか先生扱いとなり(笑)セミナー開催して 見事に何も知らない純粋な皆さんがそれに引っかかったり、引っかかりそうになったりしますが、そもそも消費者をなめています。

 

工務店のおっさんは おっさんのままですよ
建築家のおっさんもお兄さんも 匠でも先生でもありません
普通におっさんとお兄さんです。


とにかくこの手の本を見るだけで 至極辟易する。

 

housenet.jp

業界では常識 皆さんには非常識

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業界では 常識と言われ 住宅業界によくある実際のお話ですが、皆さんが、当事者なら、きっと非常識と感じるオハナシをお聞かせします。

 

まず、最初のオハナシは、営業担当者が存在する家づくり会社(ハウスメーカーも含む)は、お客さまによって、その担当者によって、利益率が違うということをご存知ですか?

 

極端に言えば、年度末近くで、目標数値に足りなくて、その利益額があと500万必要な場合は、その時に契約なるお客さま、通常350万程度の利益であるはずなのにその時だけ500万で設定したりしますが、まぁ~これは極論の事例ですが、わかりやすく言えばこういう事です。


これは、最近工務店でもよくやっているようです。特に営業という立場の人が活動しているフランチャイズに加盟しているような会社や下手な営業テクニックを覚えた会社がよくやっています。

  

設定利益率の数字をちょこっとさわるだけでそんなことは、朝飯前の昼飯抜きです(笑)

 

もうひとつのお話は、あとキャンペーンでよくあること。


そもそもキャンペーンだのへったくれもなくて、新しく設定した商品を採用して、企画商品を作っては、売れ!というだけのものであり、場合によっては、前商品より良くなって安くなったりすることもよくあるケースです。

 
そんな時、営業は、今追っかけているお客さんが知ると契約する額が減るので、今対応しているお客さんが住まれる地域には、チラシは配布しないで欲しい! DMも郵送もしないで欲しい! 教えないで欲しい!と会議で志願されます。

 

これよくあることで 笑顔で対応していますが腹グロの肝っ玉の小さな連中です。

 
あと見積もりの際(これらは企画住宅であるためにどんぶり勘定がほとんど)いかにも、営業自身が自分の配慮であるかのように値引きなどを大きくしているケースがありますが、これも余程、競合先との厳しい競争でない限り、無理な価格設定は、していないものであります。


事例で言えば、2400万と出て200万値引きしたようにして2200万と提示しますが、それって、そもそも2200万であって、2400万などという価格を出すのは、見積の利益額の設定の数字を少し触れば、いとも簡単に2400万になり、そこでネウチを付けて、さも営業担当者の器量であるかのように200万を値引きしたように見せているだけなのです。

 

わかります?

 

百円ショップを知らない外人さんに対して、100円ショップのものを本当は、200円やけど150円にしてあげるわ!と言っているようなものです。

 
ここでお客さんが誤解するのが、元々2400万のものを2200万にしてくれた!と思い込まれる方がほとんどですが、普通に考えてくださいね。

 

本当にそうなら、10%ちかい利益額を簡単に引くはずないですし、同時にもし本当にそうであるなら、最初の価格提示が信頼がおけないものであった!と考えるべきなのです

 

住宅コストが安くならない理由

家づくりの予算と要望 いつ合致させます?

 

今の家づくりでご予算とプランの点でよく失敗するパターンをお伝えします。
特に建築家が相手の時はよくあり得る話です。

 

あなたが家づくりをお考えで、家づくりの設計者(ハウスメーカーの営業マンでもいいです)とのオハナシでプランを作成する前にヒアリングがありますが、その際に

 

設計者「さぁ!夢の家づくりです。あなたのご希望をご自由にお伝えください」

あなた「では遠慮なく希望言います。(下記の通り)」

 

 ・LDKはできるだけ広く!なので20畳ぐらいかな?
 ・子供室も2人とも 6畳程度はあってほしい
 ・夫婦の寝室は 8畳ぐらいかな?
 ・客室用の和室として 6畳はほしい
 ・予備室として 4.5畳ほどあれば・・・
 ・お風呂もバルコニーも脱衣室も広い方がいい
 ・パントリーがいい  
 ・できるだけ2階建て


ってな感じで要望を言われる方は多いと思いますが、要望なので、この時点での予算と法的にもスペース的にも可能なのかもさておき。。。です。

 
これは、どのような要望ですか?という質問に対して、そのご返事をされたまでで、仕方がないハナシなのですが、まずは、プロのこの手のスタイルの進め方やヒアリング力が悪いといえます。

 

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昨日もホームページからご質問がありましたので、簡単にできる、希望する部屋の大きさから、まずは想定できる家の大きさを計算してみましょう!

 
これらは、まず〝居室〟と言われる部屋の大きさから、ある程度換算できます。

 

つまり、上で言えば、上位の5点の合計坪数を出してみましょう。


LDKは20畳、子供室6畳×2なので12畳、寝室は8畳、客間6畳、予備室4.5畳となりますのでこれらを合計しますと約51畳。つまりこれらだけで26坪ほどとなりますが、これらだけでかなり広い家になりそうな感じはわかるかと思います。

 
設計の世界で著名な吉田桂二先生は、この数字に対して、係数1.6-2.0(平均1.8)をかけると家全体の間取りが出てくると言われています。

 
つまり、今回の場合であれば、その数字は42-52坪の家となりそうだということですが、やはり、このままでは誰もが想像したようにとっても大きな家となります。


で、そのご予算は?と聞きますとこれで1700万程度ですが 無理ですか?ってな具合です。


あなたにすれば 「何か進め方間違ってます?」なのですが、先程も言いましたように
プロの進め方が悪いのです。


希望は、どこでヒアリングをするのかなのですが、予算との兼ね合いでどうするのか?優先順位をどうするのか?を聞かなければいけません。

 
さて そもそもこれが上の間取りと予算で果たして可能なのでしょうか?
その商談相手が著名なハウスメーカーであれば、なおさらです。

 
これが、実は、おかしな間違った家づくりが起きやすいポイントであり、希望と予算が合致しているとは限らないという事になります。ちなみに上の例を普通に割り算をすると坪30万台になります。


この単純計算で出たこの坪単価が見積もりだけで、○○ホームなら、コマーシャルもしているし、坪この程度で出来る!と宣伝しているし、安いのが魅力なのでなんとかできそうだ!とローコスト系の会社に依頼されたりしますが、これが、そもそもローコスト系の会社の思うつぼであり、間違った理解であると言えます

 
で、あなたは、さも安くて、安全であるかのように見え、チラシ(宣伝販促物)を見て、できるかも・・・のつもりで、問い合わせをして、その会社の営業マンが来訪して
あなたの営業をかけて、そのままズルズルと性能も品質もわからないまま、最もわかりやすい価格合わせの家づくりになっていく方が、実に多いのです。 

 

建築本体価格はその価格 でも他にオプション別途工事がありまして…と加算され続け合計してみればなんてことはない 安くもなんともない価格となるのです


だから坪単価の価格だけで、プロは、ある程度わかります。いや。。。今の時代、実際に建てた事がない人でも、なんとなくこの価格では無理では?とわかるかもしれません。

 
そもそも、その希望する大きさや間取りと現実である家の予算が合致している事は、確認されないまま何の根拠もなく申されてそのまま進められています。


予算は最も安く、できるだけ広く。
で、もっと性能も品質もできるだけよく・・・とこんなことを誰もが望まれます。


でも、それができたら誰も苦労されません。


品質や性能はできるだけ確保しながら(バランスを取りながら)予算を優先するのか?
価格を優先するのか?などをしっかりと判断しなければいけません。


価格だけあわされた家づくりが とっても多いと感じます。
建売や建築条件付き(売りたて)もそう


特に契約が目的となっている営業マンが絡めば、希望する仕様とは違っていても、とりあえず、ハマる商品を押し付けて、契約をしてしまえばこっちのもの的な感覚の会社がとても多いです。

 
これをお読みのあなただけは、希望する間取りも、価格も性能や品質なども、バランスよくしっかり見極めて、身の丈に合った家づくりをされる事をオススメします。


そのためには、わからなくても予算もしっかり考えた上で、仕様や性能も確認しながら、間取りも考えて、信頼できる業者を選定していくことが、地味で大変な作業ではありますが、成功する家づくりと言えます。

 
これらの何かを端折れば、あたりまえに押さえるところを押さえていないままの家づくりとなるので、失敗する可能性は増えるものなのです。


・・・なんとなくご理解いただけますでしょうか?


日頃のお買い物やお食事の時をよくお考えください。服を買う時も、車を買う時も、食料品を買う時も、食べる時も、何事も予算を考えて購入すると思います。

 
もちろん、それを考えなくて済むのであれば、本能のまま、高いものを買ったり、食べています。


 そりゃ~美味しいでしょうけど無理無理
 そりゃ~そんなに費用を出せば、ええはずやわ!


そんな事を試行錯誤しながら、買っているのが常日頃の買い物です。


なのに、家づくりとなった途端に展示場やモデルハウスで最高級のものを見せたり、そこまでいらないのに知らない事 わからない事をいい事に高いものを売りつけられたり、押し付けられたり、それがいいのか、わからないままローンが組めるから・・・という事だけで判断して買わされたり。。。


一般常識で考えれば、おかしなことで、おかしなことだらけです。


だからこそ、あなたの家づくりは、しっかりと着実にひとつひとつを解決にしていきましょう!そうすれば、あなたの家づくりは、確実に成功へと近づいていきます。


わからないから・・・といって大切な部分を端折ってはダメです。
どうせ わからないだろうということでプロたちは、余計に足元見たり、横着をしたり、自分たちのリスクをなくすようにしていますので、売り手であるプロの都合のよい家づくりに乗っかてはだめなのです!

 

そう!! 
ちゃんとした家づくりをしましょう!

 

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