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ネットだけで業者を何社か集めるサービスについて

過去の事例からのオハナシですが、東住吉区の長い公園近くのお客さまは、某ハウスメーカーの3階建てのLDKリフォームの工事。工事期間は1週間ほどで、キッチンの交換と新設として1階にある洗面まで行くのが大変なので寝室近くに洗面化粧台を置く工事でした。

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このお客さまは、私に相談が来る前に実は、ネットだけで何社か集めることができるサービスを活用され、その内2社に絞り込み、どちらかの会社で決めよう!として決める根拠がわからないのでその際に私を見つけご相談がありました。

  

その両社の差額は、70万。同じことを頼んだはずなのにその時点で、もうそこからわからないようですが、資料を見て分析すると安い会社の提案は、給排水工事ができない場所、つまり、部屋の真ん中に洗面化粧台を置くプランでしたが、どのように給排水工事をするのかが、全く考えられていない提案内容でした。

 

これ、嘘みたいな本当のハナシですが、これをするために1階のホールや廊下の天井をめくらないといけないことになりますが、見積にはそのようにはなっていない、つまり工事が始まると理由を並べて、追加や別途工事として高額な費用が請求されることになっていたことが予想されました。 

  

相手が、リフォーム会社であってそこに頼んでいても、このように窓口となる方が素人であるとこのような事がおきるのもリフォーム工事ではよくあるハナシですので皆さんもくれぐれもお気を付けくださいませ。

 

要は、担当するその方、説明する窓口の方が理解して提案しているかどうかです。

 
ネットだけで安易に業者何社か集める事ができるサービスは、最近ではとっても多いかと思いますが、この方が利用したのは、ホー〇プロのサービスを採用されたようですが、このホー〇プロは、当初は大阪ガスのスタッフでされていましたが、現在は、ほとんどリクルートがメインでされていると聞きましたが、なぜか、例のスー〇とは、違うようですが、そのあたりはどうでもいい話ですね。

  

しかしながら、このように人と会わずして、ネットで何社か紹介されるシステムなどは、このリフォームだけではなく、新築や建築家もあったりします。


さて、ネット上だけで紹介はされますが、問題となるのは、今回のように提案内容にそもそも問題があっても、見積内容や価格が適正でなくても、その紹介する会社が問題にする事なく、そのまま素通りで、結局は、その良し悪しの判断を素人である消費者が、判断しなければいけないという点が、今の家づくりの大きな問題点であるという事に、今回のお客さまと同様に皆さんも気付いてほしいものです。

 
プランの無駄が多い、動線が悪い、価格が適正と言えるのか?追加請求されそう、騙されるような商談をされている?提案そのものが悪い!などなど、何のトラブルがあろうが、全ては何もわからない発注者となるお客さんが決める事だから、彼らは、広告の一環として、結局は、自己責任という都合のいい言葉で片付けていく傾向があるようです。 

 
ですから、今回のお客さまのように

 

『そのホー○プロを利用して2社と商談、その2社で比較、提案がよくて安いと判断した会社で決めて契約して工事して、工事中に今のままでは無理なので別途としている追加費用が必要と言われたので仕方なくお願いすることに。もちろんその提出された費用は、どことも比較検討していないので言われるがままの価格で受け入れる事になったが、それが思わぬ額の出費になった。』

 

と危うくこのような図式になるところだったわけです。

 

これって、あたりまえのように感じるかもしれない流れですが、実はそもそもできない?いや出来ない事はないが、無駄な工事が増える事をできると提案したプロ側が悪いのであり、現場を知らない窓口の素人が提案するからこんな事になるのです。

 
工事が始まってからのこんな感じのトラブルが、実は多いようなのですが、リフォーム会社側は、あたりまえのようにふるまいがちですが、いずれにしても、何ら解決されていないネットによる業者紹介システム

 

本当にそんな家づくりでいいのですか?をよく考えてご依頼してくださいね。

 

www.ie-par.jp