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工務店をチェックする方法

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工務店を選ぶ時には 是非、経営者とお会いしてご質問してみてください。


 年間の売り上げ額と社員数

 

これで、ある程度、その経営状態や家のコストがわかりますが、あなたも一緒に経営者の立場で考えてみましょう。

 

まず、ひとりの社員を雇うには、よく言われているのは、ひとりあたりの経費として1000万が目安といわれています。もちろん、それには、給料以外に車や携帯などの通信費や福利厚生費などを含めております。

 

では、その1000万の利益を計上するためにいくらの受注が必要となるでしょう?

 

仮に粗利率が20%であれば、5000万となり、10%であれば、1億となりますが、一般に言われているのが、工務店の利益は、推定20%~25%ですが、中には、そんなに利益はない!という方もおられますが、その場合、経営状態を考えれば 決して楽で儲かるようなことはない!とわかってくると思います。

 

同時に広告宣伝費として、派手に雑誌などへの掲載や広告などショールームを持っていたり、モデルハウスを建てるとこれらの経費が計上されていきます。


先程の20%の数字から、はじき出た5000万といえば、2500万の家であれば 2棟分となり、社員一人ではなくて、仮に工事担当者として一人、設計担当者に一人が必要となると人数分×2棟となりますので、社員数が経営者を含め6人とすれば12棟は必要となり、それに達しない場合は厳しい経営となります。

 

つまり 人数×2棟。
売上は 人数×5000万(20%確保できる場合)

 

ですので上の事例の場合の12棟となれば、毎月1棟の着工となりますので、現場としてもバタバタして、かなり忙しいと思います。

 

これが同じ6名の社員なのに一人当たりが、4000万とすれば、粗利率が高い会社でありますので、提供される価格が少し高いのでは?となります。

 

これらは、この人件費などに加え、先程のように様々な宣伝などに経費を使うとなれば、それらの負担も大きくなっていきます。

 

となると 経営者としての対策は

 

 ・売上額 つまり工事金額をあげる
 ・粗利額・率をあげる


このどちらかしかの選択しかないのです…


棟数が見込めない場合は、1棟に対する利益額を高くしなければいけません。となれば、できるだけ無駄がない適正価格の家づくりを望んでいるはずのお客さんの家づくりの工事金額が上がってしまうことになり、工務店であっても、益々日本の家づくりの金額があがってしまい、それこそ不経済な家づくりとなり、ハウスメーカーと額面に近づくようなイメージになります。


同時にこれらの事を考えると価格の表面的な安さだけを告知しているローコストを売りにしている工務店の経営が、数が売れない時代に経営が厳しくなることは、経営者でないあなたでも理解できると思います。


とかくプロなどは、物価上昇とかを値上げの理由にしていますが、では、職人の単価がそれだけ上がっているのか?という点はあまり耳にしません。部材などの値上げを理由に工事金額が上がり、職人の手間代はあがるというより下がっています。

 

はて さてそれらの利益は、いったいどこへ消えたのでしょうか?


これらの問題は、そもそも今の家づくりの仕組みに無駄が多いから、日本の家づくりが高くなると言え、だからこそ どうすれば、性能も品質も落とさないで、いい住宅を適正価格で無駄なくできるのか?

 

しかも社会貢献をしながらです。


・・・さて そのような姿勢で家づくりに取り組んでいる会社は何社あるのだろうか?

これは おそらくこの業界の永遠のテーマとなります。

 

 

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これって本当に家づくりといえます?

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この家づくりに関わる業界でありがちなのは、お客さんの窓口で営業というお仕事する上でのお立場でありながら

 

 「それは 私の仕事ではないですので設計(または工事)に言ってください」

 

とか、その設計者はひとり言のように

 「素人がいらんこと言わんでいいねん!」 

 

とか、工事担当者は協力工務店に対して

 「必要以上の事しなくていいねん!」


などお客さまには、見えないところで好き放題に言ったり、態度に出たりしていますが、これは、サラリーマンの特権といえば特権でしょうけど、この価値観ってなんだろうって思う事はしばしば。

 
これらも、家づくりを分業制にした上に、各担当者に目標を持たせた結果からのしわ寄せと思えるのですが、元々の家づくりの主旨は 〝お客さまのための家づくり〟という基本な点を見失っていると感じます。

 
本当に話を聞いていても、部下や同僚、協力してくれている方々などを大切な仕事相手として考えているのだろうか?とも感じたりもします。


例えば、報告・連絡・相談の事ですが、上下関係から、部下が上司にすることだと思っている方が多いのですが、上司が部下に対しても、これを意識する必要があると思います。つまり お互いさま という意味で。

 

上司としては、親が子供見て感じることと同じで、

  「どうしたの?今日は顔色良くないね!調子悪かったら早く帰りよ。。」

とか

  「なんか行き詰っているなら、話聞くよ!」

 

ってなことを配慮することが、上司の立場のホウレンソウだと思っておりますが、もちろん仕事する人として尊敬できる人が上司であれば・・・が大前提ですが、YESマンや姑息な人が出世するような会社の目が節穴会社では、とかくこのような方が上司になることは少ないものです。。。はい経験論です。

 
上司や管理者として、それを勘違いしている人などは、数字だけを追っかけたり、自分の上司に対する立場だけを保身する行動や言動に出たり、ただ、会議などでみんなの前で怒ることだけを仕事と解釈している人が多くいたりします。

 
こうなれば、例えば、営業などは、怒られたくないので、話を多少偽造しても、自分の責任ではないように報告したり、大切な部分を報告しなかったり、上手に報告するようになったりします。

 
つまり、本質部分をオブラートに包み、真相を言わなくなってしまいます。

 
その結果、例えば営業とすれば、いかなる手を使っても、数字さえあげていれば評価され、数字にならない見えないサポートや仕事などは、見ようともせずに評価の対象にならない体質の会社になります。


こんな体質の会社では、真面目に愚直に一生懸命に仕事をしている人ほど、理不尽と感じる傾向があり、ハウスメーカーをはじめとする、営業系が多い家づくり会社では、こういう傾向がありがちですが、部下といえども、それぞれがしっかりした人格を持つ人間であるという基本の事をわかってほしいものです。


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