7.先々考えた広さで十分では?
土地から探す家づくりのオハナシをします。
今ご相談のあるお客さまも、土地が見つかっていないのにプラン先行で進めておりますが、少し前にご相談のあったお客さまのように
土地で予算がとられたので・・・
という理由で家にかける費用を抑えなければいけないのですができますか?となる方が多いのですが、土地ありきではなく、家づくりから先に詰めていく方が大切であると感じています。
もちろん土地も決まっていないので・・・となりますが、器のイメージを持たないと思っていたより小さい家が建つ土地を買ってしまうという事もありますし、逆も然りで大きすぎる(無駄も多い)家を建てることになる可能性もあります。
なので、希望している住宅の大きさなどをイメージしてから、それにあった敷地の大きさを探すとなれば、土地でも無理をしなくてすみます。
これもムダ・ムリ・ムチャのない家づくりと言えます
仮に諸経費含めて、無理と感じたなら少し先送りするか、方向転換すればいいのです。くれぐれも家族のためにも無理はしない事です。
家族が4人の場合、お子さん2人が将来出ていった時の事もしっかり考えてください。大きな家のしかも限られた場所での生活となる時期がいずれ必ずくるわけです。
その時が来たらまた将来お金をかけて減築されるのでしょうか?
これって実にもったいない話であります。
家づくりを考える多くの方が、30坪がどれぐらいの広さなのか、漠然としたイメージしか持たれていません。30坪はいらないかもしれないけど何となくという方も多くおられます。
えてして、住宅展示場のモデルハウスの広さを見るとマヒされる方が多いようで、何かと部屋の大きさを広く言いがちです。
大きくすることは、容易。でも、人が通るだけの何も置かない妙な空間まで家の大きさでは必要ありません。
ですから、大切なことは、自分たちが希望する家は何坪なのか、何坪いるのか? 本当にその空間がいるのか? あと100-200万かけてもそれが欲しいのか?・・・であります。
客間として、和室6畳がほしい! そこには仏壇、もしくは押入れとなるとそれだけで8畳つまり4坪ほど増える事になります。
単純ではありますが、この坪数に50万ほどかけてみて、今回のケースでは200万となりますが、それでもそれだけ出してもほしいか?で判断してみればよろしいかと思います。
念のために言っておきますが、ちゃんと見積りをすれば実際はそこまではかからないものなのですが、それぐらいの感覚を持たれていたほうがいいという事です。
無駄な部分が多く、小さい部屋の集まった30坪よりも、狭さが感じないのに実は25坪のほうがよかったりします。
たったそれだけで5坪の差となります。
そんな事を意識して、家づくりでも無駄な出費はできるだけ避けましょう!