ある雑誌から・・・
本日も、ほんの少しの時間をみつけては、古い雑誌を処分しております。
どこの現場監督かと思ったら高中正義でした
そんな中、17年前の2002年のとある雑誌。調べてみると2002年と言えば、多摩川のタマちゃんが流行った頃のようです。
その当時は、業界からも社会からも、かなり注目されたあるリフォーム会社の案内が掲載されています。
いま思えば無謀でしかないのですが、そのリフォーム会社は、巨大なショールームをつくり、上場までされ、一時期は業界トップといわれるほどの業績を上げていました。
が あっという間に上場も廃止され、巨額な借金で数年後に倒産しました。
リフォームというのは、新築より単価が低い割に手間がかかるもので、どちらかというとサービス業のようなものでして、かつ、価格競争も厳しいので、小さい工事を請けて、きっちりした工事をして、そのリピートや紹介をいただくためには、地域密着型でなければ、なかなかむずかしいものなのですが、どうもその根本となる姿勢をわかっていないリフォーム会社がムチャグチャ多いです。
まぁ、それを言いだすと住宅会社も不動産屋も同じなのですが、経費がかかるショールームや派手な宣伝をすればするほどその経費の負担も大きくなり、その結果、利益額の向上や仕事の効率化を図らなければならず、相当な費用対効果のある広告などをしなければいけないものなのです。
はい。経験者は語るです
ところが、設備機器メーカーのショールームなどにいけば、リフォーム会社などが決まっていなくても自由に見ることができます。
なのに、わざわざ自社のショールームを作ってメーカーに設置させる!という発想そのものが究極のムダともいえ、常識的に考えても、他社と比べても雑誌などで派手に宣伝している住宅会社と同じで、これらが高くなる理屈でありますが、これをお読みの一般の方もおわかりいただけますよね。
そう、彼らは、とにかく他社を入り込まないように囲い込みをしたがりますが、他社と比較しても自社が選ばれるだけの行動や姿勢で取り組んだらいいのに・・・と思います
ガイアかカンブリアでやってましたけど、価格は少し高いけど高級散髪屋に行きたいなぁ~と思いましたからね。そういうことだと思います。
同じような質(原価)で、同じような組織で、同じような仕事の流れで、価格の差がある理由は、つまらないしなくてよい無駄な経費が大いに絡んでいるものだといえます
で 冒頭の短期間で 上場 → 廃止 → 倒産 という道を歩んだそのリフォーム会社の経営者のコメントは
リフォームによって
50年 100年もたせる事も可能です
とごもっともな事を言ってますが、その前に会社を持たせるほうが先でしたね。
そんなオチです。