住宅ローンは〇〇年で借り〇〇年で完済という現実⁉
NHKのクローズアップ現代でも取り上げられてました 住宅ローン破綻
このような情報を目にして、よーいドンで返済期間を30年35年と続き、定年後までローンが付きまとうが本当に返済していけるのか、を考えると二の足を踏む方は多いと思います。
でも現実では、国土交通省が毎年実施している「住宅市場動向調査」によると住宅計画のほとんどの方は、自己資金を蓄えて、堅実な資金計画で取得されています。
その購入資金は下記のようです
購入資金は、土地を購入した注文住宅新築世帯で平均 4,334 万円、建て替え世帯で平均 3,128 万円、分譲戸建住宅と分譲マンションの取得世帯でそれぞれ平均3,840 万円、4,192 万円、中古戸建住宅と中古マンションの取得世帯でそれぞれ平均 2,857 万円、2,393 万円。
となっていて、自己資金は、
土地を購入した注文住宅新築世帯で平均 1,250 万円、建て替え世帯で平均 1,668 万円、分譲戸建住宅と分譲マンションの取得世帯でそれぞれ平均1,014 万円、1,796 万円、中古戸建住宅と中古マンションの取得世帯でそれぞれ平均 1,318 万円、1,227 万円となっています
これを一旦比率にしてみます。
- 土地を購入した注文住宅新築世帯 29%
- 建て替え世帯 53%
- 分譲戸建住宅 26%
- 分譲マンション 46%
- 中古戸建住宅 46%
- 中古マンション 51%
となっていますが、こうして見るとわかりやすいのですが、土地からの注文と分譲を買われる方が残りの支払額が多くなるようですが、予想よりも多い事がわかるかと思います。
では その年間返済負担額と負担率を見てみましょう。
住宅ローンがある世帯の年間返済額は、注文住宅の取得世帯で最も高く 130.5 万円。分譲戸建住宅、分譲マンション、中古戸建住宅の取得世帯でも 100 万円を超える。中古マンションの取得世帯では 96.4 万円。世帯年収に占める返済負担率は、最も高い注文住宅で 20.4%、最も低い中古マンションで 15.6%。
となっているようですから、銀行の審査基準では返済負担率35%までOKと言っている様子からしても、このような支払計画であるなら余裕で返済できることになる。
資金計画が余裕があるという事は、着実に貯蓄している人が多いということである。
しかも、借りる期間は35年ではなく26年ほどで完済しているのが15年なので10年以上も早く完済しているという結果になっている。
資料:住宅金融支援機構「2018年度民間住宅ローン貸し出し動向調査)」
これを見るとやはり普段から貯蓄できない家族は無理をすることになる。全額ローンなんてありえないわけであるが、プロ 特に分譲会社などの不動産会社は、売れればよいのでそれを進めるかもしれませんが、そもそもこれまで余裕のない生活をしているのであれば、無理をしない方が良いとい事は想像できるだろう。なんとなかなるだろうで何ともならない事となり、無計画な購入が破綻者が増えるのであることがわかる。