小さな家のススメ
以前から申しておりますようにこれからの時代は小さな家の時代だと思っております。
鴨長明が究極の家を方丈庵とし、コルビジェも最後はカップマルタンの休暇小屋を望んだように無駄を省くと小さな家に辿りつくことになるかと思います
それこそ昭和の時代は、日本の住宅はウサギ小屋だと揶揄された時期もありますが、今思えば、これもまたマスコミと住宅会社が煽り立てるためだったかもしれません。
家族が夫婦だけだったり、親一人子供二人だったり、子供が一人の場合はそれほど大きな家は必要ありません。つまり小さなマンションのように2LDKでも良いわけです。
小さな家という事は、容量も小さい事になりますし、面積もあたりまえに小さくなりますのでなにかと効率の良い 都合の良い家が作りやすくなりますが、私ほどの年齢になると間違いなく子供が巣立つと適度な小さな家で良いなぁ~と思う方が多くおられると思います。
それに加え、仕様が選べ、性能とデザイン性と安全性を確保して、若い世代からシニア世代の夫婦2人世帯でも単身者でもシングルマザー(ファーザー)でも、将来の事も考えれば、これぐらいの大きさで良いと思われるでしょう。
車でもたしか サイコーにちょうどいい とかってありましたよね
断捨離でミニマリストが暮らす家ってあっても良いと思ってます
小さな家のメリットは
1・小さな敷地でも可能なので土地代もおさえる事ができ、固定資産税もおさえれます
2・よくあるそれなりの大きさの家では無理な不人気土地が可能
3・賃貸として貸しやすい
4・小さい家だからメンテナンス費用も安く抑える事ができる
小さい家で大きく暮らすことを意識して、仕様もできるだけシンプルにすればそれが結果的にリーズナブルにつがなっていくことになります
家を建てるとなるとプロからあたりまえのように提案される家の大きさはいずれも35坪以上。ゆったりもしているでしょう。ただその坪数を確保するためにそれなりの価格が必要となり、価格調整の時には広さを確保するために仕様や性能を落として調整して家を建てるというおかしな現象と不思議な価値観で消費者に薦められています。
ついでに申しあげると、いい場所で高い土地を買って予算がないので、建物の質を落とすってそれこそ住まいに対する価値観がムチャグチャだと言えます。
空き家問題と言われている時代だからこそ、余計に性能の悪い賃貸よりもコンパクト住宅でよろしいかと思います。
住む人が無理 無茶をしないで自分たちのスタイルを貫き、適正な住まいを適正な広さを適正な価格で取得できるようにして欲しいと願っております。
そこで3日ほどかけて小さな家のプランを並べてみますのでご参考にしてくださいませ。なお、いつもの通り窓まで入れておりませんのでご承知おきを。
まずは子供二人でも可能な25.5坪の家
続いてさらに若干小さくなって24坪の家
こちらは あの有名な(建坪)9坪の家をアレンジしてみましたが少し無理があるかなという感じです。でも、2人では暮らせそうです
次は27坪の家ですが2階はなかなか面白いと思います
もう一つの27坪の家 まずは1階で少しアレンジの違い
※どちらも1階です
上の2階間取りです。左は子供二人可。右は子供ひとりです。
最後のプランは、ソフトで書けない程緻密なのでCADで書き起こしました
広さは 22.5坪の家です
2階の間仕切りの点線はカーテンでも良いぐらい。
広さの割には充実していますね
という具合に間取りを大きく意識すれば、基礎構造断熱材屋根と手間などあらゆるもので数量が抑える事ができるのでコスパに優れる事になりますので、是非ご参考にされたし。