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販売促進費について

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皆さんにできるだけ知ってもらうためには〝宣伝〟をしなければいけません。

 

その宣伝は、テレビコマーシャル、電車、バス、ラジオ、新聞、雑誌掲載、ネット、チラシなどが考えられますが、いずれも多かれ少なかれ費用はかかるものです。

  

その広告宣伝費について、これまで販促担当として経験したので、ホームページでも書いていますが、こちらでも皆さんにしっかりとお伝えしましょう。

  

まず、テレビコマーシャル。これは、中小では無理で大手ならではで凄い費用!!としか言いようのないほどの金額が必要となります。特に皆さんがよく目にするゴールデンタイムなどは、家1件ぐらいは間違いなく建つ金額ですが、あまりに次元が違うので とにかく高いという認識だけしてください。

 

でも、ローカルテレビ【テレビ大阪とかJCOMとかなら】の宣伝は、かなり安く一桁違うぐらいです。

 

あと最近では、地下鉄に1車両宣伝したタイプの電車が走りますね。大阪ガスでしたらヌック・カワックあとリフォーム会社も掲載されたりしています。あれも1電車約2000万ぐらいするらしいです。テレビとあまり変わってこない?という理屈のようですが、でも高いですよね。

 

大阪ガスとか関西電力などは、ある程度理解できると思いますが、リフォーム会社が掲載するというのは、その分どこかで費用を捻出しなければならないという理屈を考えると、きっとそのしわ寄せは必ずお客さまが買われる費用にしわ寄せが行ってる事でしょう。

 

ちなみにこのしわ寄せを否定しているのではないですよ。誤解しないでくださいね。他社より高い費用で提供するなら、それなりの満足度が高くなるように対応しろ!という点を指摘しているのです。 

 

次に目に入るのが未だにチラシでしょうか? 建売・分譲特に最近はマンションが多いですけどよく入りますね。さて、そのチラシの費用どれぐらいかかるかを考えたことがありますか?

 

実は、大雑把に言うと1枚当り10~20円。それには制作・印刷・紙代・そして折込代が含まれます。その反応はといえば、万一(今では3万一かも)といわれていて、要するに1万枚まいて1件の資料請求がやっと来るかな?という感覚です。

 

その内容がリフォームでも建替えであっても。もちろんもっと反響が来るケースもありますし、全く来ないケースもあります。つまり、資料請求のお客様を集めるのに1万枚掛ける10円=イコール10万円を掛けているわけです。これが3万一でしたら30万ですよ!

 

その資料請求があったお客様10件の中から1件だけすぐ建替えるつもり!という良いお客さまがいたとしましょう。そのお客様を探すために10万円×10件=100万円かかっているわけです。

 

どうです? 

 

彼らが、この1件のお客さまにいきなり訪問したり、電話したり、資料を持ってきたり固執する意味がわかりましたでしょうか?

 

逆に言えば、工務店さんとか設計事務所さんとかがチラシをまかない理由はここにあります。反響がきても営業力も関わってきますし、反響を期待するためには、特典とかキャンペーンとか今月だけの価格といいながら誘導し、何とか1ヶ月でも早く契約をさせようとするわけです。

 

でも、消費者も、もうこの時代坪38万円~(から)のその~(から)の意味とか、別途工事など含めると結局は高くなる事とか、一昔前のチラシの誘導作戦にはもう引っかかりませんよね。

 

あとは、それなりの会社しか出せない総合住宅展示場。ここの家賃とか諸経費もご存知のように凄い事は想像できるかと思います。この件は、弊社の別冊の小冊子で説明していますので省きます。

 
他には、新聞の1面広告。これも500万とか600万というレベルの費用。でも全国展開いている大手のハウスメーカーにしてみれば、安い広告費用でしょう。でも塵も積もれば・・・ですよね。もちろん わたしたちはその費用を少しも塵とも思っていませんが・・・。

 

同じく媒体として住宅専門誌。これも意外とかかります。私達が見積もりを取りましたが、実例として写真が掲載され建築主さんも建築家も写っていたりしますがあれは、雑誌社が物件を聞きつけて無料で掲載しているわけではないのです。1ページ当りいくらとして決まっています。

 

つまり、立派な広告宣伝【タイアップ広告といいます】であり、いい作品ができたから掲載しようという感覚で本に載せるんです。【もちろん有名な賞をとったり著名な方の作品は無料掲載も多いようです】

 

この雑誌についても関西のみで販売されているか、全国で販売されているかで値段は変わります。あと月刊誌か季刊誌かでも年間掲載料は変わってきますよね。

 

これらは、問い合わせがあれば全て契約できればよいのですが、そうはいかない。あたりもあればハズレもあるものですので、お金を掛ければよいというものでもなく、2000万掛けても1件も問い合わせがないということもあり得るわけです。

 

そんな雑誌社が、紹介するというスー〇カウンター。雑誌ありきなのでまず雑誌に掲載しているかが基本となり、登録料を払った上で紹介されれば、さらに〇ーモに支払わなければいけないようですが、これは二重取りと思わないのでしょうかね?不思議です。

 

同時にこのような流れから、スー〇は、工務店などの販売支援をしているということなので、本当の意味での第三者でご意見を言う事はありえないでしょうとなります

  

これらのことから、消費者にできるだけ無駄な費用を負担させたくないという考えからも、当社があまり派手な宣伝をしない理由がわかっていただけたのではないでしょうか? 

 

宣伝すればするほど、あたりまえの理屈で結局はどこかから費用を捻出しなければならないんです。それは誰かに負担を掛けないといけない。そう疑われても仕方がないでしょうし、派手に宣伝をやっているところは、経費が嵩んでいるのできっと事業的に経営的にしんどいはずか、固執する事はかなり危険な経営とも言えるのではないでしょうか? 

 

本来家づくりは、造る側もそういった経費の負担がかからなくてすむ方法と広告宣伝をするとしても、最小のコスト(費用)で最大の反響を狙うべきだと思っております。

 
そのためには最小限のコストを抑えた広告をし、実際工事をさせていただいたお客さまに満足してもらってそのお客さまに宣伝してきてもらう。

 

そういう家の建て方が理想なのではないのでしょうか? 

 

本当に満足されたら、毎月何棟も建てているハウスメーカー工務店設計事務所なんかは、口コミ・紹介で次から次にお客さまは広がるはずではないでしょうか?

 

それでも、ハウスメーカーのように莫大な投資をし続けたり、いろいろなところに登録しないと仕事がない設計事務所さんというのは、今まで実際に建てられた建築主さんの満足度が足らないと理解できないでしょうか?

 

実際、ハウスメーカーの優秀な営業マンは、展示場に来店されるお客様には対応できないほどであり、ほとんど展示場不在ですし、忙しくされている設計事務所工務店さんも宣伝は一切おこなっていないのもそういうことからも理解できるかと思います。

 

といいながら、弊社はそういう予算がない、捻出するところがない!というだけなのですが・・・【笑】

 

housenet.jp